D. 1 次式の漸化式 〜 特性方程式
2. 発 展 色々な数列の一般項
B. 分数型の漸化式
漸化式が分数式で与えられたときは,漸化式の逆数をとると求められることがある.
たとえば,漸化式an+1= an
an+2 であれば,数学的帰納法からan,0が示せるので,両辺の逆数をとって 1
an+1 = an+2 an = an
an + 2
an ⇔ 1 an+1 = 2
an +1 となる.bn= 1
an
とおくと,bn+1=2bn+1となり,bnが求められ,それに伴いanも求められる.
【練習57:分数型の漸化式〜その1〜】
(1) a1 =1, an+1= an
an+2 で与えられる数列を{an}とする.
(a)an,0を示せ. (b)上の説明を利用し,一般項anを求めよ.
(2) a1 =1, an+1= an
3an−4 で与えられる数列{an}の一般項を求めよ.
【解答】
(1)(a)数学的帰納法で示す.
(I) a1 =1よりn=1で成り立つ.
(II) ak ,0とすると,ak+1 = ak
ak+2 ,0となるから,n=kで成 立すればn=k+1でも成立する.
よって,すべての自然数nでan,0が示された.
(b)an+1 = an
an+2 の両辺の逆数をとって 1
an+1 = 2
an +1 となり,
bn = 1 an
とおくと,bn+1 =2bn+1となる.特性方程式を考えて t=2t+1 ⇔ t=−1であるから
bn+1+1=2(bn+1)
となる.よって,数列{bn+1}は初項b1+1= 1
a1 +1=2,公比 2の等比数列であるから
bn+1=2·2n−1 ⇔ bn=2n−1 2n−1,0であるから.an= 1
bn = 1 2n−1 (2) a1 ,0であり,ak,0とするとak+1 = ak
3ak−4 ,0である(kは自然 数)から,数学的帰納法よりすべての自然数nについてan=0である.
よって,漸化式an+1= an
3an−4 の両辺の逆数をとって 1
an+1 = 3an+4
an =3+ 4 an
よって,bn= 1
an とおくと,bn+1 =4bn+3となる.特性方程式を考え てt=4t+3 ⇔ t=−1であるから
bn+1+1=4(bn+1)
よって,数列{bn+1}は公比4,初項b1+1= 1
a1 +1=2の等比数列
136
であるから
bn+1=2·4n−1 ⇔ bn =2·4n−1−1 2·4n−1−1,0であるから.an= 1
bn = 1
2·4n−1−1
.
【発 展 58:分数型の漸化式〜その2〜】
a1=1, an+1= an+4
an+1 で与えられる数列をanとする.
1 an=an+1=tを代入した特性方程式を解け. 2 一般項anを求めよ.
【解答】
1 t= t+4
t+1 となるので
t(t+1)=t+4 ⇔ t2=4 ∴ t =±2
2 漸化式の両辺から2を引いて ◀−2も特性方程式の解であるから,
−2を引いてもよい.
an+1−2= an+4
an+1 −2= an+4−2(an+1)
an+1 = −an+2 an+1 よって,an+1−2=−an−2
an+1 · · · ⃝1 である.
ここで,an ,2である.というのも,a1 =1 ,2であり,ak,2のと き⃝1からak+1,2であり,数学的帰納法によりすべてのnでan,2と 示されるからである.
そこで,⃝1の両辺の逆数をとって 1
an+1−2 =−an+1
an−2 =−(an−2)+3
an−2 =−1− 3 an−2 よって,bn= 1
an−2 とするとbn+1=−1−3bnであり bn+1+ 1
4 =−3 (
bn+ 1 4 )
◀特性方程式t=−1−3tを解いて t=−1
4 となる.数列{
bn+ 1 4 }
は初項b1+ 1
4 = 1
a1−2 + 1
4 = 1
1−2 + 1 4 =
−3
4,公比−3の等比数列であるから bn+ 1
4 =−3
4(−3)n−1 ⇔ bn= (−3)n−1 4
⇔ 1
an−2 = (−3)n−1 4
⇔ an−2= 4
(−3)n−1((−3)n−1,0より)
⇔ an=2+ 4
(−3)n−1 = 2·(−3)n−2+4 (−3)n−1 よって,an=
2{(−3)n+1}
(−3)n−1 . ◀an=2+
4
(−3)n−1 でもよい.
—13th-note— 2.8 数学的帰納法· · ·
137
C. 指数型の漸化式
たとえば,an+1=6an+2n+2のような漸化式であれば,両辺を2n+1で割って an+1
2n+1 = 6an
2n+1 + 2n+2
2n+1 ⇔ an+1
2n+1 =3· an 2n +2 となるので,bn = an
2n とおくと,bn+1 =3bn+2となり,bnが求められ,それに伴いanも求められる.
【練習59:指数型の漸化式】
直前の説明を利用し,a1=2, an+1=6an+2n+2で与えられる数列anの一般項を求めよ.
【解答】 両辺を2n+1で割って an+1
2n+1 = 6an
2n+1 + 2n+2
2n+1 ⇔ an+1
2n+1 =3· an
2n +2 となるので,bn= an
2n とおくと,bn+1 =3bn+2となる.この特性方程式か らt=3t+2 ⇔ t=−1であるから
bn+1+1=3(bn+1)
よって,数列{bn+1}は公比3,初項b1+1= a1
21 +1=2の等比数列であ るから
bn+1=2·3n−1 ⇔ bn=2·3n−1−1
⇔ an
2n =2·3n−1−1
⇔ an=2n+1·3n−1−2n ◀4·6n−1−2nでもよい.
【発 展 60:指数型の漸化式〜その2〜】
次の漸化式で与えられる数列{an}の一般項を求めよ.
1 a1=1, an+1=3an+3n+1 2 a1=1, an+1=3an+4n
【解答】
1 両辺を3n+1で割って an+1
3n+1 = 3an
3n+1 + 3n+1
3n+1 ⇔ an+1
3n+1 = an
3n +1 となるので,bn= an
3n とおくと,bn+1=bn+1となる.
よって,数列{bn}は公差1,初項b1= a1
31 = 1
3 となるから bn= 1
3 +(n−1)
⇔ an
3n =n− 2
3 ∴an=3n (
n− 2 3 )
=3n−1(3n−2) ◀an=3n (
n− 2 3 )
でもよい
2 両辺を4n+1で割って
an+1
4n+1 = 3an
4n+1 + 4n
4n+1 ⇔ an+1
4n+1 = 3 4 · an
4n + 1 4
138
となるので,bn = an
4n とおくと,bn+1= 3 4bn+ 1
4 となる.この特性方 程式からt= 3
4t+ 1
4 ⇔ t=1であるから bn+1−1= 3
4(bn−1)
よって,数列{bn−1}は公比 3
4,初項b1−1= a1
41 −1=−3
4 の等比
数列であるから bn−1=−3
4 · (3
4 )n−1
⇔ bn =− (3
4 )n
+1
⇔ an
4n =1− 3n 4n
⇔ an=4n−3n
D. an+1=pan+(nの1次式)の漸化式
たとえば,漸化式an+1=3an+4nを考えよう.
漸化式an+1=3an+4であれば,特性方程式を解いてan+1+2=3(an+2)を考えたが,今回は,an+2の 代わりにan+(nの式)を用いる.
この問いには別解があり,右のような差を取り,{an}の階 an+2 =3an+1 +4(n+1)
−) an+1 =3an +4n an+2−an+1 =3(an+1−an)+4 差数列を{bn}についてbn+1=3bn+4が成り立つことから
bnを求め,anも求める方法である.しかし,次の練習の解 答に比べ手順が多くなる.
【練習61:1次式型の漸化式〜その1〜】
a1=1, an+1=3an+4nで与えられる数列を{an}とする.
(1) 与えられた漸化式がan+1+{p(n+1)+q}=3[an+{pn+q}]と一致するよう,p, qの値を定めよ.
(2) 一般項anを求めよ.
【解答】
(1) an+1+{p(n+1)+q}=3[an+{pn+q}]をan+1について解くと an+1 =3(an+pn+q)−p(n+1)−q
=3an+2pn+(2q−p)
これを漸化式an+1=an+4nと係数比較して 2p=4, 2q−p=0
これを解いて(p, q)=(2, 1).
(2) (1)よりan+1+2(n+1)+1=3(an+2n+1)であるから,数列{an+2n+1} は初項a1+2·1+1=4,公比3の等比数列である.よって
an+2n+1=4·3n−1 ⇔ an=4·3n−1−2n−1
—13th-note— 2.8 数学的帰納法· · ·
139
【発 展 62:1次式型の漸化式〜その2〜】
a1=1, an+1=2an+4n−1で与えられる数列{an}の一般項を求めよ.
【解答】 an+1+p(n+1)+q=2(an+pn+q)をan+1について解くと an+1 =2(an+pn+q)−p(n+1)−q
=2an+pn+(q−p)
よって,an+1=2an+4n−1と係数を比較して p=4, q−p=−1
q=3と分かるので,与えられた漸化式は an+1+4(n+1)+3=2(an+4n+3)
となる.数列{an+4n+3}は初項a1+4·1+3=8,公比2の等比数列であ るから
an+4n+3=8·2n−1 ⇔ an=2n+2−4n−3
E. 隣接3項間漸化式
a1=1,a2=2, an+2−an+1−6an=0のように,an+2, an+1, anに関する漸化式を隣接3項間漸化式と言う.
an+2−an+1−6an =0を満たすanを求めるには,an+2 =t2, an+1=t, an =1とおいた特性方程式を解き,
その解から右のように漸化式を変形する.
t2−t−6=0 (t−3)(t+2)=0
t=3,−2
⇒
an+2−3an+1=−2(an+1−3an) an+2+2an+1=3(an+1+2an)
特性方程式の解α,βに対し an+2−αan+1=β(an+1−αan) を2通り作る
ここから,{an+1−3an}, {an+1+2an}はそれぞれ−2, 3の等比数列と分かり一般項が求められる.その結 果からan+1を消去して,anを導くことができる.
実際,an+2 −3an+1 = −2(an+1−3an), an+2+2an+1 = 3(an+1+2an)も,展開して整頓すると an+2−an+1−6an=0になると確かめられる.
【発 展 63:隣接3項間漸化式〜その1〜】
1 上のやり方を続け,a1=1, a2=2, an+2−an+1−6an=0で与えられる数列{an}の一般項を求めよ.
2 次の漸化式を満たす数列{an}の一般項を求めよ.
(a)a1=1, a2 =2, an+2−3an+1−4an=0 (b)a1=1, a2=2, an+2+3an+1−4an=0
【解答】
1 an+2−an+1−6an =0 ⇒
an+2−3an+1=−2(an+1−3an)· · · ·⃝1 an+2+2an+1=3(an+1+2an)· · · ⃝2 と する.まず,⃝1から,{an+1−3an}は公比−2,初項はa2−3a1=2−3=−1 の等比数列と分かるので
an+1−3an=−1·(−2)n−1 · · · ·⃝3 また,⃝2から,{an+1+2an}は公比3,初項はa2+2a1=2+2=4の等
140
比数列と分かるので
an+1+2an=4·3n−1 · · · ·⃝4
⃝4 −⃝3 を考えると an+1+2an=4·3n−1
−)an+1−3an=−1·(−2)n−1
5an=4·3n−1+(−2)n−1 ∴ an=
4·3n−1+(−2)n−1 5
2(a)特性方程式を解くとt2−3t−4=0 ⇔ t=4,−1であるから an+2−4an+1=−(an+1−4an), an+2+an+1=4(an+1+an) · · ·⃝5
⃝5の左の式から{an+1−4an}は公比−1,初項a2−4a1=2−4=−2 の等比数列であるので
an+1−4an =−2·(−1)n−1 · · · ·⃝6 となる.また,⃝5の右の式から{an+1+an}は公比4,初項a2+a1= 2+1=3の等比数列であるので
an+1+an=3·4n−1 · · · ·⃝7 となる.以上から,⃝7 −⃝6 を考えると
an+1+an=3·4n−1
−)an+1−4an=−2·(−1)n−1
5an=3·4n−1+2·(−1)n−1 ∴an=
3·4n−1+2·(−1)n−1 5
(b)特性方程式を解くとt2+3t−4=0 ⇔ t=−4, 1であるから an+2+4an+1=an+1+4an, an+2−an+1=−4(an+1−an) · · ·⃝8
⃝8の左の式から ◀公比1.初項a2+4a1=6の等比 数列だから.すべての項が6と 等しい.と考えてもよい.
an+1+4an =a2+4a1=2+4=6 · · · ·⃝9 となる.また,⃝8の右の式から{an+1−an}は公比−4,初項a2−a1= 2−1=1の等比数列であるので
an+1−an=1·(−4)n−1 · · · ·⃝10 となる.以上から,⃝9 −⃝10 を考えると
an+1+4an=6
−) an+1−an=(−4)n−1
5an=6−(−4)n−1 ∴ an= 6−(−4)n−1 5
—13th-note— 2.8 数学的帰納法· · ·
141
隣接3項間漸化式 隣接3項間漸化式an+2+pan+1+qan =0について,an+2=t2, an+1 =t, an=1を代入してできる特 性方程式t2+pt+q=0の解をα, βとすると,次の同値な式が得られる.
an+2+pan+1+qan=0 ⇔
an+2−αan+1=β(an+1−αan) an+2−βan+1=α(an+1−βan)
右の式は,数列{an+2−αan+1}は公比βの,数列{an+2−βan+1}は公比αの,等比数列であることを 示している.
α=βの場合は,式が1つしか得られないが,次の発展問題のようにして解く.また,α, βは複 素数でもよいが,高校数学では扱われない.
(証明)t2+pt+q =0の解α, βについて,解と係数の関係よりp =−(α+β), q=αβが成り立つから an+2−(α+β)an+1+αβan=0である.これを変形して
an+2−(α+β)an+1+αβan=0 ⇔ an+2−αan+1=βan+1−αβan
⇔ an+2−αan+1=β(an+1−αan) となる.同様にしてan+2−βan+1=α(an+1−βan)も得られる.
【発 展 64:隣接3項間漸化式〜その2〜】
a1=1, a2=2, an+2−6an+1+9an =0を満たす数列{an}の一般項を求めたい.以下の に当てはま る値・式を求めなさい.
与えられた漸化式an+2−6an+1+9an =0の特性方程式を解くとt= ア と重解になる.与えられた 漸化式はan+2− ア an+1= ア (an+1− ア an)と変形でき,数列{an+1− ア an}は公比 イ ,初項
ウ の等比数列と分かり
an+1− ア an= エ · · · ·⃝1
と求められる.特性方程式の解が重解のため,⃝1の一式しかないが,⃝1 を指数型の漸化式とみなし,⃝1 の両辺を イ n+1で割れば,bn = an
イ n
についての漸化式を考えることができる.この計算を進め,
最終的にan= オ と求められる.
【解答】 特性方程式よりt2−6t+9=0 ⇔ (t−3)2 =0からt=3(ア)と 重解になる.よって
an+2−3an+1=3(an+1−3an)
と変形でき,{an+1−3an}は公比3(イ),初項a2−3a1=−1(ウ)の等比数列と 分かり
an+1−3an=−1·3n−1=−3n−1(エ) ⇔ an+1=3an−3n−1 と求められる.この両辺を3n+1で割って an+1
3n+1 = an
3n − 1
32 となる.bn = an
3n とおくと,bn+1=bn− 1
9 となり,{bn}は公差−1
9,初項b1= 1 31 = 1
3
142
の等差数列であるから bn= 1
3 − 1
9(n−1) ⇔ an 3n =−1
9n+ 4 9
⇔ an=3n−2(−n+4)(オ)
F. 連立漸化式
たとえばa1=1, b1=1, an+1=2an+bn,bn+1=3an+4bnのように,an+1, bn+1がan,bnの式で与えられ る数列{an}, {bn}について考えよう.
これは,an+1=2an+bnから得られる2式bn=an+1−2an, bn+1 =an+2−2an+1を代入し bn+1=3an+4bn ⇔ an+2−2an+1=3an+4(an+1−2an)
となる.これを整頓して得られる隣接3項間漸化式an+2−6an+1+5an=0を解けばよい.
【発 展 65:連立漸化式】
1 上のやり方を利用し,a1=1, b1=1, an+1=2an+bn, bn+1=3n+4bnを満たす数列{an}, {bn}の一 般項を求めなさい.
2 a1 =0, b1=1, an+1=3an+2bn, bn+1=4an+bnを満たす数列{an}, {bn}の一般項を求めなさい.
【解答】
1 an+1=2an+bnから得られる2式bn=an+1−2an, bn+1=an+2−2an+1
を代入し
bn+1=3an+4bn ⇔ an+2−6an+1+5an =0
となる.この漸化式の特性方程式はt2−6t+5=0 ⇔ t=1, 5であ るから,次のように変形できる.
an+2−an+1=5(an+1−an), an+2−5an+1=an+1−5an · · · ·⃝1
⃝2の右の式より,
an+2−5an+1=an+1−5an=a2−5a1
である.ここで,a2=2a1+b1=2+1=3であるから ◀問題文の1つ目の漸化式である
an+1 =2an+bnにn=1を代入
an+1−5an=3−5=−2 · · · ·⃝2 した
となる.また,⃝2の左の式より,{an+1−an}は公比5,初項a2−a1 = ◀漸化式an+1−5an=−2を解いて
求めてもよい.
3−1=2の等比数列であるから
an+1−an=2·5n−1 · · · ·⃝3 となる.⃝3 −⃝2 より
4an=2·5n−1+2 ⇔ an= 5n−1+1 2
これをan+1=2an+bn ⇔ bn =an+1−2anに代入して bn = 5n+1
2 −2· 5n−1+1 2
= 5·5n−1+1−2·5n−1−2
2 = 3·5n−1−1 2
—13th-note— 2.8 数学的帰納法· · ·
143
2 an+1 = 3an+2bn ⇔ bn = 1
2(an+1 −3an)であり,また,bn+1 = 1
2(an+2−3an+1)であるから bn+1=4an+bn ⇔ 1
2(an+2−3an+1)=4an+ 1
2(an+1−3an)
⇔ an+2−3an+1=8an+an+1−3an
⇔ an+2−4an+1−5an=0
となる.この漸化式の特性方程式はt2−4t−5=0 ⇔ t=5,−1であ るから,次のように変形できる.
an+2−5an+1=−(an+1−5an), an+2+an+1=5(an+1+an) · · ·⃝4
⃝4の左の式より,{an+1−5an}は公比−1,初項a2−5a1の等比数列で ある.ここで,a2=3a1+2b1=2であるから
an+1−5an=2·(−1)n−1 · · · ·⃝5 また,⃝4の右の式より,{an+1+an}は公比5,初項a2+a1 =2の等比 数列であるから
an+1+an =2·5n−1 · · · ·⃝6 となる.以上から,⃝6 −⃝5 を考えると
an+1+an=2·5n−1
−)an+1−5an=2·(−1)n−1
6an=2·5n−1−2·(−1)n−1 an=
5n−1−(−1)n−1 3
これをan+1=3an+2bn ⇔ bn= 1
2(an+1−3an)に代入して bn = 1
2
(5n−(−1)n
3 −3· 5n−1−(−1)n−1 3
)
= 5·5n−1+(−1)n−1−3·5n−1+3·(−1)n−1 6
=
·5n−1+2·(−1)n−1 3