4 JHPS2020・第1回・第2回特別調査での回答の推移
4.6 就業状態の変化
4.6.1 就業状況の推移
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注: 第1回特別調査: n=544, 第2回特別調査: n=432 (ともに非該当を除く。無回答の割合は省略)
図 17: 小中学生の子どもの様子
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大きな違いは見られなかった。男女別にみても、男性は約73%で、女性は約41%で推移し ていた。しかし、「1ヶ月仕事を休んでいた」と答えた割合が、1月の2.2%から4月に4.5%
と増えていた。4月の割合は、男性は3.8%、女性は、5.1%となっている。9月に2.0%と1 月に近い割合に戻っていた。
表 8: 就業状態の推移 JHPS2020:
1月
第1回:
4月
第2回:
9月 就業状況 n % n % n % 1.おもに仕事 全体 3,066 57.5% 1,958 55.3% 1,641 55.3%
男性 1,897 74.8% 1,184 72.9% 973 72.4%
女性 1,169 41.8% 773 40.4% 667 41.1%
2.通学のかたわらに 全体 51 1.0% 6 0.2% 11 0.4%
仕事 男性 26 1.0% 2 0.1% 4 0.3%
女性 25 0.9% 4 0.2% 7 0.4%
3.家事などのかたわらに 全体 629 11.8% 401 11.3% 350 11.8%
仕事 男性 59 2.3% 50 3.1% 34 2.5%
女性 570 20.4% 351 18.3% 316 19.5%
4.1 か月仕事を 全体 116 2.2% 160 4.5% 60 2.0%
休んでいた 男性 41 1.6% 62 3.8% 34 2.5%
女性 75 2.7% 97 5.1% 26 1.6%
5.仕事を探していた 全体 89 1.7% 59 1.7% 50 1.7%
男性 58 2.3% 30 1.8% 27 2.0%
女性 31 1.1% 29 1.5% 23 1.4%
6.通学・家事・その他 全体 1,384 25.9% 957 27.0% 854 28.8%
男性 456 18.0% 297 18.3% 272 20.2%
女性 928 33.2% 660 34.5% 582 35.9%
合計 全体 5,335 3,541 2,966
男性 2,537 1,625 1,344
女性 2,798 1,914 1,621
注:無回答を除く。
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新型コロナウイルスの感染拡大を原因と考えられる転職や離職はどのくらいあったのだ ろうか。この問に答えるために、転職・離職の状況についての質問の回答をまとめたのが表 9である。調査対象者の中で、新型コロナウイルス流行の影響で、転職していたのは、2月 以降では、7人(0.2%)、6月以降では13人(0.4%)であった。離職については、18人(0.5%) と18人(0.6%)であった。「継続就業・継続無業・新規就職」であったのは、2月以降で86.8%、
6月以降で88.8%であった。
表 9: 転職・離職の状況
第1回:2月以降 第2回: 6月以降 n 割合(%) n 割合(%) 1.新型コロナウイルス流行の影響で、勤めて
いた会社・経営組織から転職した
(転職)
7 0.2% 13 0.4%
2.新型コロナウイルス流行の影響以外で、勤 めていた会社・経営組織から転職した (転職)
34 0.9% 9 0.3%
3.新型コロナウイルス流行の影響で、
仕事を辞めて、無業になった(離職) 18 0.5% 18 0.6%
4.新型コロナウイルス流行の影響以外で、
仕事を辞めて、無業になった(離職) 45 1.2% 27 0.9%
5.上記1~4のいずれにも該当しない
(継続就業・継続無業・新規就職) 3,255 86.8% 2,779 88.8%
6.通学・家事・その他 390 10.4% 285 9.1%
合計 3,749 3,131
次に、仕事からの収入について見る。図 18は、第1回と第2回の特別調査で、仕事をし ていた調査対象者(表 8で、1、2,3を選択していた対象者)に対して、2月・4月・9月 の仕事からの収入の分布を示している。二こぶ型の分布であり、図 19の男女別の分布を見 ると男性と女性の分布の違いが反映されていたためであることが分かる。男性は約30万円 を中心の値として、左右対称に近い分布をしている。ピーク付近では、9月とそれ以前とで 分布に乖離が生じていることが分かる。女性は、二こぶ型の分布であり、10万円と20万円 がそれぞれのこぶの頂点となっている。
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注: 2月:Feb.、4月:Apr.、9月:Sep. 標本サイズについては表 10を参照。
図 18: 仕事からの収入の分布
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(a)男性 (b)女性
注: 2月:Feb.、4月:Apr.、9月:Sep. 標本サイズについては表 10を参照。
図 19: 男女別の仕事からの収入の分布
仕事からの収入について、1回と第2回の特別調査で、仕事をしていた調査対象者を対象 にした記述統計量が、表 10である。全サンプル、男性・女性サンプル別にまとめた表であ る。2月と4月は、ほぼ同じ平均収入であり、全サンプルで約25万円、男性で約33万円、
女性で約16万円だった。9月については、全サンプルでは平均は約25万円であり、2月と 有意な差はないが、標準偏差が2月・4月の約22万円から25万円と上昇がみられる。男性 サンプルでは、9月平均が34万円で2月と有意な差は見られなかったが、標準偏差が2月・
4月の約24万円から 30万円に上昇している。女性サンプルについては、9月平均が15.4 万円であり、2月・4月よりも有意に約1万円低下している。標準偏差は、2月の約17万円 から、9月には13万円と低下している。男性は仕事からの収入のちらばりが大きくなり、
女性は逆にちらばりは小さくなる傾向を示している。
表 10 : 仕事からの収入の記述統計量
調査時点 n 平均 標準偏差
第1回特別調査: 2月 2,346 25.2 22.9 第1回特別調査: 4月 2,238 25.0 22.3
4月-2月 -0.26 0.67
40
第2回特別調査: 9月 2,002 24.9 25.3
9月-2月 -0.38 0.74
男性
第1回特別調査: 2月 1,200 33.5 24.2 第1回特別調査: 4月 1,166 33.0 23.6
4月-2月 -0.58 0.98
第2回特別調査: 9月 1,013 34.1 30.5
9月-2月 0.53 1.19
女性
第1回特別調査: 2月 1,144 16.5 17.7 第1回特別調査: 4月 1,071 16.3 16.9
4月-2月 -0.24 0.74
第2回特別調査: 9月 988 15.4 12.8
9月-2月 -1.12 0.66 *
注: 単位:万円/月。「4月-2月」や「9月-2 月」の標準偏差は、不均一分散を考慮した標 準誤差である。Welchの方法による平均値の差の検定を行った。***:1%、**:5%、*:10%水 準でそれぞれ有意であることを示す。