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小児の疳 かん を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)

ドキュメント内 手引き(201803版)_(溶け込み).docx (ページ 87-90)

第3章 主な医薬品とその作用

6 小児の疳 かん を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)

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小児では、特段身体的な問題がなく、基本的な欲求が満たされていても、夜泣き、ひきつけ、疳かん 790

の虫等の症状が現れることがあり、他者との関わり等への不安や興奮から生じる情緒不安定・神 791

経過敏が要因のひとつといわれ、また、睡眠のリズムが形成されるまでの発達の一過程とも考え 792

られている。授乳後にげっぷが出なかったり、泣く際に空気を飲み込んでしまうなどして、消化 793

管に過剰な空気が入ることと関連づけられることもある。乳児は食道と胃を隔てている括約筋が 794

未発達で、胃の内容物をしっかり保っておくことができず、胃食道逆流に起因するむずがり、夜 795

泣き、乳吐きなどを起こすことがある。

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小児鎮静薬は、それらの症状を鎮めるほか、小児における虚弱体質、消化不良などの改善を目 797

的とする医薬品(生薬製剤・漢方処方製剤)である。症状の原因となる体質の改善を主眼として 798

いるものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。その場合に共通す 799

る留意点に関する出題については、ⅩⅣ(漢方処方製剤・生薬製剤)を参照して作成のこと。

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なお、身体的な問題がなく生じる夜泣き、ひきつけ、疳かんの虫等の症状については、成長に伴っ 801

て自然に治まるのが通常である。発達段階の一時的な症状と保護者が達観することも重要であり、

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小児鎮静薬を保護者側の安眠等を図ることを優先して使用することは適当でない。小児(特に乳 803

幼児)への医薬品の使用に関する留意点については、第1章 Ⅱ-4)(小児、高齢者などへの配 804

慮)を参照して問題作成のこと。

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1)代表的な配合生薬等、主な副作用 806

小児の疳かんは、乾という意味もあるとも言われ、痩せて血が少ないことから生じると考えられて 807

おり、鎮静作用のほか、血液の循環を促す作用があるとされる生薬成分を中心に配合されている。

808

鎮静と中枢刺激のように相反する作用を期待する生薬成分が配合されている場合もあるが、身体 809

の状態によってそれらに対する反応が異なり、総じて効果がもたらされると考えられている。

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いずれも古くから伝統的に用いられているものであるが、購入者等が、「作用が穏やかで小さな 811

子供に使っても副作用が無い」などといった安易な考えで使用することを避け、適切な医薬品を 812

選択することができるよう、積極的な情報提供を行うことに努める必要がある。

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(a) ゴオウ、ジャコウ 814

緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。これら生薬成 815

分に関する出題については、Ⅳ-1(強心薬)を参照して作成のこと。

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(b) レイヨウカク 817

ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮め 818

る作用等を期待して用いられる。

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(c) ジンコウ 820

ジンチョウゲ科のジンコウ、その他同属植物の材、特にその辺材の材質中に黒色の樹脂が 821

沈着した部分を採取したものを基原とする生薬で、鎮静、健胃、強壮などの作用を期待して 822

用いられる。

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(d) その他 824

リュウノウ(ボルネオールを含む。)、動物胆(ユウタンを含む。)、チョウジ、サフラン、

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ニンジン、カンゾウ等が配合されている場合がある。

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リュウノウ、ボルネオールについてはⅣ-1(強心薬)、動物胆、ユウタン、チョウジにつ 827

いてはⅢ-1(胃の薬)、サフランについてはⅥ(婦人薬)、ニンジンについてはⅩⅢ(滋養 828

強壮保健薬)を、それぞれ参照して問題作成のこと。

829

カンゾウについては、小児の疳かんを適応症とする生薬製剤では主として健胃作用を期待して 830

用いられ、配合量は比較的少ないことが多いが、他の医薬品等から摂取されるグリチルリチ 831

ン酸も含め、その総量が継続して多くならないよう注意されるべきである。カンゾウを含有 832

する医薬品に共通する留意点については、Ⅱ-1(咳せき止め・痰たんを出しやすくする薬)を参照 833

して問題作成のこと。

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l 漢方処方製剤 836

漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合にあっても、生 837

後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととなっている。

838

小児の疳かんを適応症とする主な漢方処方製剤としては、柴さいりゅう竜骨こつれいとう、桂けいりゅう竜骨こつれいとう、 839

よく

かん

さん

、抑よくかんさんちんはんのほか、 小しょうけんちゅう中湯とうがある。

840

これらの処方のほとんどが、構成生薬としてカンゾウを含む。カンゾウを含有する医薬品に 841

共通する留意点に関する出題については、Ⅱ-1(咳せき止め・痰たんを出しやすくする薬)を参照し 842

て作成のこと。なお、乳幼児に使用する場合、体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン 843

酸の摂取量が多くなることがあるので留意される必要がある。

844

さい

りゅう竜骨こつれいとう、桂けいりゅう竜骨こつれいとう、抑よくかんさん、抑よくかんさんちんはんを小児の夜泣きに用い 845

る場合、1週間位服用しても症状の改善がみられないときには、いったん服用を中止して、専 846

門家に相談する等、その漢方処方製剤の使用が適しているかどうか見直すなどの対応が必要で 847

ある。

848 849

しょう小建けんちゅう中湯とう】 体力虚弱で疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほ 850

てり、冷え、ねあせ、鼻血、頻尿及び多尿などを伴うものの小児虚弱体質、疲労倦けん怠、慢性胃 851

腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜なきに適すとされる。

852

構成生薬としてカンゾウを含むが、乳幼児に使用される場合は体格の個人差から体重当たり 853

のグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがあることに加え、小しょうけんちゅう中湯とうは比較的長期間(1 854

ヶ月位)服用することがあるので、特に留意される必要がある。

855 856

2)相互作用、受診勧奨 857

【相互作用】 漢方処方製剤、生薬成分が配合された医薬品における相互作用に関する一般的な 858

事項について、ⅩⅣ(漢方処方製剤・生薬製剤)を参照して問題作成のこと。

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【受診勧奨】 乳幼児は状態が急変しやすく、容態が変化した場合に、自分の体調を適切に伝え 861

ることが難しいため、保護者等が状態をよく観察し、医薬品の使用の可否を見極めることが重 862

要である。小児鎮静薬を一定期間又は一定回数服用させても症状の改善がみられない場合は、

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その他の原因(例えば、食事アレルギーやウイルス性胃腸炎など)に起因する可能性も考えら 864

れるので、漫然と使用を継続せず医療機関を受診させるなどの対応が必要である。

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乳幼児ではしばしば一過性の下痢や発熱を起こすことがあるが、激しい下痢や高熱があるよ 866

うな場合には、脱水症状につながるおそれがあり、医師の診療を受けさせる必要がある。吐き 867

だしたものが緑色lxxxivをしていたり、血が混じっているような場合、又は、吐き出すときに咳せき込 868

んだり、息を詰まらせたりするような場合も、早めに医師の診療を受けさせる必要がある。

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呼吸器官に作用する薬

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