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3. 人口の将来展望

3.1 将来展望に関する調査・分析

b)求められる結婚支援事業

●結婚の促進には、安定した雇用の確保が重要。

●独身者に対しては、経済的支援や結婚相談窓口などの直接的な支援が効果的。

・全体的に、安定した雇用の供給に対する要望が高くなっており、前項にも示すとおり、

結婚の促進には、安定した雇用の確保が重要と考えられます。

・また、独身者に対しては、安定した雇用の供給とあわせて、結婚祝い金などの経済的 支援や結婚相談窓口(仲立ち)など、直接的な支援への要望も高い結果となっていま す。

【婚姻状況別必要な結婚支援事業(東彼杵町)】

出典:「結婚・妊娠・出産・子育ての意識調査」長崎県

63%

77%

19%

13%

5%

5%

4%5%

3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

独身 既婚

安定した雇用の供給

結婚祝い金などの経済的支援

婚活イベントなどによる出会いの場の提供 交際術やマナーなどを学ぶ講座

結婚相談窓口(仲立ち)

結婚を推奨するようなPR その他

無回答

n=77 n=107

(2) 妊娠・出産・子育ての意向 a)現在の子どもの人数

●子どもの人数は、男性の収入と、女性の子育てに充てられる時間が大きく影響。

・子どもの人数を就業形態別に見ると、婚姻状況と同様に、男性では自営業・家族従業 者、正規の職員、女性では家事専業、パート・アルバイト・派遣・契約社員の順に多 くなっており、男性の収入と、女性の子育てに充てられる時間が、子どもの人数に大 きく影響していると考えられます。

・また、理想とする子どもの人数に比べ、実際の子どもの人数は半分以下となっており、

結婚、妊娠、出産、子育ての希望を叶えることで、出生率の上昇が可能と考えられま す。

【就業形態別現在の子どもの人数(男性・東彼杵町)】

出典:「結婚・妊娠・出産・子育ての意識調査」長崎県

【就業形態別現在の子どもの人数(女性・東彼杵町)】

出典:「結婚・妊娠・出産・子育ての意識調査」長崎県

【現在の子どもの人数と理想の子どもの人数(東彼杵町)】 90%

9%

19%

51%

29%

10%

23%

22%

7%

50%

22%

43%

14%

18%

29%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

その他 家事専業 パート・アルバイト・

派遣・嘱託・契約社員 正規の職員 自営業主・家族従業者

0人 1人 2人 3人以上 無回答

n=14 n=82 n=58 n=22 n=10 94%

100%

86%

39%

25%

14%

8%

20%

32%

30%

6%

20%

25%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

その他 家事専業 パート・アルバイト・

派遣・嘱託・契約社員 正規の職員 自営業主・家族従業者

0人 1人 2人 3人以上 無回答

n=20 n=71 n=14 n=1 n=16

0 200 400 600 800 1000

理想

現実 1人

2人 3人以上 389人

804人

出典:「結婚・妊娠・出産・子育ての意識調査」長崎県

b)求められる出産、子育て支援策

●子育てに伴う経済的負担の軽減や就労支援に対する要望が高い。

●職場環境が、出産を判断する大きな要因。

●子どもがいる家庭において、職場環境の整備に対する要望が高い。

・全体的には、子育てに伴う経済的負担の軽減と若者の就労支援が高い傾向にあります。

・特に、子どものいない人では、若者の就労支援と産前産後休暇・育児休業取得後の復 職保証への要望が高くなっており、職場環境が出産を判断する大きな要因となってい ると考えられます。

・また、子どもが 1 人いる家庭では、子育てしやすい職場環境の整備への要望が高くな っており、職場環境が「2 人目の壁」となっている可能性があります。

【現在の子どもの人数別求められる出産、子育て支援策(東彼杵町)】

出典:「結婚・妊娠・出産・子育ての意識調査」長崎県 34%

32%

38%

21%

13%

20%

11%

28%

3%

15%

11%

2%

8%

4%

3%

9%

10%

3%

8%

5%

3%

14%

6%

2%

3%

5%

6%

8%

4%

3%

2%

16%

18%

16%

18%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

3人以上 2 1人 0

子育てに伴う経済的負担の軽減 若者の就労支援

小児医療体制整備など子どもの健康支援

産前産後休暇・育児休業取得後の復職保証(身分・給与・待遇など)

結婚支援

子育てしやすい職場環境の整備 不妊治療などの出産支援

子どもが遊べる場所(屋内・屋外)の整備 その他

n=129

n=37

n=79

n=61

(3) 大学生・高校生の進路等の希望

町内には大学、高校が立地していないため、県が実施した県内出身大学生アンケート 及び高校生アンケートに基づき、大学生、高校生の進路に関する分析を行います。

a)県外転出の意向

●県内出身の大学生の約3割、高校生の約4割が、県外の就職先を希望。

【希望の就職先(長崎県)】

出典:長崎県政策企画課調べ

※その他:大学生は「どちらでもよい」「無回答」の合計、高校生は「不明」

b)就職先を決める上で重視すること

●県外の就職先を希望する学生は、「給料の高さ」「経営の安定」「働きがい」を重視。

【就職先を決める上で重視すること(長崎県)】

45%

56%

33%

43%

22%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

大学生 高校生

県内希望 県外希望 その他

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

家庭の事情 自宅から通勤可能 家族や友人など、親しい人がいる ふるさとに住みたい 生活費が安い 親元を離れて自立する 給料が高い 休日・休暇が多い 社風がよい 経営が安定していて、長く続けられる 転勤がない(少ない)

残業が少ない 寮がある 企業の知名度 自分の能力・専門が生かせる 働きがいがある 職場の人間関係 一度ふるさとを出てみたい その他

県外希望(大学生) 県外希望(高校生) 県内希望(大学生) 県内希望(高校生)

(4) 地方移住の希望に関する分析 a)地方移住の意向

本町への移住の可能性について把握するために、国が実施した「東京在住者の今後の 移住に関する意向調査」の結果を以下に示します。

i)地方移住の意向

●東京都から移住する予定又は移住を検討したいと思っている人は約4割(うち関東圏 以外の出身者では約5割)。

・今後移住する予定又は移住を検討したいと回答した人(「今後1年」「今後5年をめど」

「今後 10 年をめど」「具体的な時期は決まっていないが、検討したい」の合計)は、

全体の約4割(40.7%)となっています。

・うち関東圏(1都6県)以外の出身者では約5割(49.7%)となっています。

・性別×年齢層別に見ると、男女とも 10・20 代で移住する予定又は検討したいと回答 した人の割合(46.7%)が比較的高くなっています。

・50 代男性では移住希望者が比較的高い(50.8%)が、50 代女性では比較的低い(34.2%) ことがわかります。

ii)移住を考える上で重視する点

●移住を考える上で重視する点としては、「生活コスト」「買い物や交通の利便性」「仕 事」「医療・福祉施設の充実」を挙げる人が比較的多い。

・全体的に、「生活コスト」「買い物や交通の利便性」「仕事」「医療・福祉施設の充実」

が移住を考える上での重視する点として挙げる人が多くなっています。

・これに加えて、10~30 代女性、30 代男性は、「子育てのしやすさ」(10・20 代女性:

48.2%、30 代女性:36.2%、30 代男性:31.3%)を重視する人が多くなっています。

・60 代女性は「医療・福祉施設の充実」(70.6%)を重視しています。

出典:「東京在住者の今後の移住に関する意向調査」まち・ひと・しごと創生会議資料

b)本町の生活コスト

移住を考える上で重視する「生活コスト」に対して、本町の状況を把握するために、

「地域の生活コスト「見える化」システム(経済産業省)」に基づく本町の生活コスト の九州・沖縄地方でのランキングを以下に示します。

●本町の生活コストの平均ランキングは、利便性志向の世帯よりも郊外・農村志向の世 代で高い。

・本町の生活コストの平均ランキングは、利便性志向の世帯よりも郊外・農村志向の世 代で高くなっています。

・家族構成別に見ると、夫婦と子ども(乳幼児)の世帯が最も順位が高く、子どもが小 中学校、大学生以上になるにしたがい順位が低下する傾向にあります。町内に大学が ないことや小中学校までの距離が遠いことが、順位を下げる要因の一つと考えられま す。

経済産業省は、地方への移住・回帰の動きを後押しするため、「日本の『稼ぐ力』創出研究会」

で検討を行い、生活コストの「見える化」システムを作成しました。当システムでは、市区町 村別に、地域の家計収支や地域の暮らしやすさを貨幣価値で示すことにより、生活に係わる 様々なコスト・ベネフィットを比較・検討することができます。

【生活コストの平均ランキング(東彼杵町、九州・沖縄地方での順位)】

116 109 91

109 108 42

66 37

49 53

0 20 40 60 80 100 120 140

単身世帯 夫婦のみ世帯 夫婦と子供(乳幼児)

夫婦と子供(小中校生)

夫婦と子供(大学生以上)

利便性志向 郊外・農村志向

(位)

c)通学の状況

本町には高校がないため、通学流動は全ての近隣市町村に対して、流出超過となって います。特に、大村市、川棚町、佐世保市への流出が多くなっています。

【通学流動(東彼杵町)】

出典:「国勢調査(2010 年 10 月 1 日)」総務省

川棚町

-129

県内その他市町 -10

県外(嬉野市以外)

-14

波佐見町

-50 嬉野市

-14

佐世保市

-109

諫早市

-79

長崎市

-60

大村市

-271

流入 流出

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