汚染水対策 28
<主な汚染水対策>
•多核種除去設備等による汚染水浄化
•トレンチ内の汚染水除去
•地下水バイパスによる地下水汲み上げ
•建屋近傍の井戸での地下水汲み上げ
•凍土方式の陸側遮水壁の設置
•雨水の土壌浸透を抑える敷地舗装
•水ガラスによる地盤改良
•海側遮水壁の設置
•タンクの増設(溶接型へのリプレイス等)
2013年12月、国の原子力災害対策本部にて、汚染水問題に関する3つの基本方針の下、予防的・重層的な 追加対策が取りまとめられた。
「汚染源に水を近づけない」対策の一つである陸側遮水壁について、2017年8月に全ての箇所の凍結を開始。
汚染水を「漏らさない」
●汚染水対策の主な取り組みはこちら(当社HP)をご覧下さい
汚染源に水を「近づけない」
汚染源を「取り除く」
海側遮水壁
遮水壁の閉合作業が完了(2015年10月26日)。
サブドレンの運用
建屋周辺の井戸(サブドレン)から地下水くみ上げ、専用の設備で浄化・水質確認のうえ、
排水(2018年1月23日15時現在の累積排水量は485,225t)
<主な進捗状況>
トレンチ内汚染水除去
4号機の海水配管トレンチ汚染水除去・充填完了(2015年12月21日)。これにより、 2~4号 機海水配管トレンチ内の約1万トンの汚染水除去が完了。
凍土方式の陸側遮水壁
建屋への地下水等流入量は、陸側遮水壁・サブドレン強化等の効果により低減。10月の 台風の影響により一時的に増加したものの、昨年度と比較し短い期間で台風前と同程度 に戻る。
護岸エリアの汲み上げ量はこれまでの最少(64㎥/日)となった(2017年12月18日)。
引き続き、地中温度、水位および汲み上げ量の状況等を監視し、効果を確認。
建屋内滞留水処理
柏崎刈羽原子力発電所の
現状と今後の取り組み
主な安全対策
(1)概要 29
東北地方太平洋沖地震以降、更なる安全性を確保するため、以下の対策を進めていく。
Ⅲ.除熱・冷却機能の更なる強化等
(5)代替水中ポンプ及び代替海水熱交換器設 備の配備
•代替の水中ポンプ等を配備し、海水系の冷却機 能が喪失した場合においても残留熱除去系を 運転できるようにする。
海水
原子 炉建 屋等 へ
Ⅲ.除熱・冷却機能の更なる強化 等
(8)原子炉建屋トップベント設備の設置
•トップベント設備を設置して、原子炉 建屋内での水素の滞留を防止する。
Ⅲ.除熱・冷却機能の更なる強化等
(1)水源の設置
•発電所敷地構内に緊急時の水源となる淡 水の貯水池を設置し、原子炉や使用済燃 料プールへの冷却水の安定的な供給を 確保する。
Ⅱ.建屋等への浸水防止
(1)防潮壁の設置(防潮板含む)
• 安全上重要な機器が設置されている原子炉 建屋に防潮壁を設置し、津波による電源設 備や非常用ディーゼル発電機などの浸水を 防ぎ、発電所の安全性を確保する。
Ⅲ.除熱・冷却機能の更なる強 化等
Ⅱ.建屋等への浸水防止
(2)原子炉建屋等の水密扉化
•原子炉建屋やタービン建屋、熱 交換器建屋の扉を水密化すること により、建屋内の機器の水没を防 止する。
Ⅲ.除熱・冷却機能の更なる強化等
( 3 ) 空 冷 式 ガ ス タ ー ビ ン 発 電 機 車 等 の 追 加配備
•大容量ガスタービン発電機車等を追加配備 して、全ての交流電源を喪失した場合でも、
電源供給を行い残留熱除去系ポンプを運転 できるようにする。
( 4 ) 緊 急 用 の 高 圧 配 電 盤 の 設 置 と 原 子 炉 建屋への常設ケーブルの布設
•緊急用の高圧配電盤を設置するとともに、原 子炉建屋への常設ケーブルを布設すること により、全交流電源喪失時における電源供
Ⅲ.除熱・冷却機能の更なる強化等
(7)フィルタベント設備の設置
• 格納容器ベント時の放射性物質の放出を 抑制する。
• 後備設備として地下式フィルタベントを設 置する。
Ⅰ.防潮堤(堤防)の設置
•発電所構内の海岸前面に防潮堤(堤防)
を設置し、津波の浸入・衝撃を回避して 敷地内の軽油タンクや建物・構築物等を 防御する。
Ⅲ.除熱・冷却機能の更なる強化等
主な安全対策
(2)実施状況 30
2018年1月10日現在
項目 1号機 2号機 3号機 4号機 5号機 6号機 7号機
Ⅰ.防潮堤(堤防)の設置 完了 完了
Ⅱ.建屋等への浸水防止
(1)防潮壁の設置(防潮板含む) 完了 完了 完了 完了 海抜15m以下に開口部なし
(2)原子炉建屋等の水密扉化 完了 検討中 工事中 検討中 完了 完了 完了
(3)熱交換器建屋の浸水防止対策 完了 完了 完了 完了 完了 -
(4)開閉所防潮壁の設置*1 完了
(5)浸水防止対策の信頼性向上(内部溢水対策等) 工事中 検討中 工事中 検討中 工事中 工事中 工事中
Ⅲ.除熱・冷却機能の更なる強化等
(1)水源の設置 完了
(2)貯留堰の設置 完了 検討中 検討中 検討中 完了 完了 完了
(3)空冷式ガスタービン発電機車等の追加配備 完了 工事中
(4)-1 緊急用の高圧配電盤の設置 完了
(4)-2 原子炉建屋への常設ケーブルの布設 完了 完了 完了 完了 完了 完了 完了
(5)代替水中ポンプおよび代替海水熱交換器設備の配備 完了 完了 完了 完了 完了 完了 完了
(6)高圧代替注水系の設置 工事中 検討中 検討中 検討中 工事中 工事中 工事中
(7)フィルタベント設備(地上式)の設置 工事中 検討中 検討中 検討中 工事中 性能試験 終了*2
性能試験 終了*2
(8)原子炉建屋トップベント設備の設置*1 完了 完了 完了 完了 完了 完了 完了
(9)原子炉建屋水素処理設備の設置 完了 検討中 検討中 検討中 完了 完了 完了
(10)格納容器頂部水張り設備の設置 完了 検討中 検討中 検討中 完了 完了 完了
(11)環境モニタリング設備等の増強・モニタリングカーの増設 完了
(12)高台への緊急時用資機材倉庫の設置*1 完了
(13)大湊側純水タンクの耐震強化*1 - 完了
(14)大容量放水設備等の配備 完了
(15)アクセス道路の多重化・道路の補強 完了 工事中
(16)免震重要棟の環境改善 工事中
(17)送電鉄塔基礎の補強*1・開閉所設備等の耐震強化工事*1 完了
(18)津波監視カメラの設置 工事中 完了
(19)コリウムシールドの設置 検討中 検討中 検討中 検討中 検討中 完了 完了
新規制基準適合性に係る審査 31
至近までの審査状況
・2013年9月27日、6/7号機の新規制基準への適合性確認の申請を実施
・適合性確認の申請以降、実施してきた審査会合を通じて変更となった内容を 反映した原子炉設置変更許可申請の補正書を、2017年6月16日、8月15日、
9月1日、12月18日に原子力規制委員会へ提出
・2017年12月27日に同委員会より原子炉設置変更申請が許可された
今後の審査
・原子炉設置変更許可における審査結果を踏まえた工事計画認可及び保安規定
変更認可に関する補正書を提出していく(現時点で提出時期は未定)
新規制基準施行に伴う許認可の主な流れ
原子 炉設 置変 更許 可申 請
工事 計画 認可 申請
保安 規定 変更 認可 申請
(安全対策を含めた安全設計の)
適合性確認
原子 炉設 置変 更許 可 適合
性審 査
変更 許可
「補 正」 申請
審査 書案 とり まと め
パブ リッ クコ メン ト募 集
工事 計画 認可
「補 正」 申請
保安 規定 変更 認可
「補 正」 申請
審査
工事 計画 認可
使用 前検 査申 請
使用 前検 査合 格 工事計画・保安規定(※1) 使用前検査(※2)
申請
規制委員会 当社
※1:原子力発電所の保安のために必要な基本的な事項が記載されているもので事業者はこれを順守しなければならない
※2:工事計画で決められた通りに工事が実施されていることを確認する国が行う検査
※
設置 変更 許可 内容 を反 映し た修 正版
適合性審査でのコメントなど反映
32
保安 規定 変更 認可
※
設置 変更 許可 内容 を反 映し た修 正版
現在
その他の取り組み
経営合理化方策 33
<経営合理化方策(コスト削減)
※2>
新・総合特別事業計画(コスト削減額[東電本体
※1] 4.8兆円/10年)に加えて、10年間で1兆円超のコ スト削減深掘りを確実に達成するため、新々・総合特別事業計画のもと、「カイゼンを基軸とした生産 性倍増」、「デジタル化技術活用などによる大胆な技術・業務イノベーション」など、今までにない非連 続な経営合理化を断行する。
新々・総合特別事業計画の目標達成に向けた2017年度コスト削減目標、東電本体7,021億円、子会 社・関連会社619億円について、全社一丸となり取り組んでいるところ。
総合特別事業計画に掲げた不動産、有価証券、子会社・関連会社の売却目標(2011年度~2013年 度)は達成済み。今後も、最効率の事業運営に向けて、引き続き最大限取り組む。
【コスト削減】
【資産売却】
※1 東京電力ホールディングス株式会社、東京電力フュエル&パワー株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、東京電力エナジーパートナー 株式会社を指す
※2 表中のコスト削減額は、震災前の計画を基準(新・総合特別事業計画と同様)に算定
※3 新・総合特別事業計画に加えて、カイゼン、技術・業務のイノベーション他による、コスト削減の深掘りを反映した2017年度目標値