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定理の証明

ドキュメント内 Friedberg-Muchnikの定理と有限害優先論法 (ページ 40-48)

困難は分割せよ

3. 定理の証明

A6≤T BかつB 6≤T Aであることは,各e ∈ωに対し要件(requirement) R0e: χA 6= ΦBe, ABからΦeによっては計算されない

R1e: χB 6= ΦAe B AからΦeによっては計算されない

が成立することと同値.

R0eが成立することは,あるx∈ωに対してΦBe(x)または

χA(x)6= ΦBe(x)となることと同値.このxR0e の成立の証拠(witness) という.R1e についても同様.

全ての要件を成立させるような戦略を一足飛びに考えるのは大変なので,

個々の要件Rieを成立させるための小さな戦略(Rie戦略)を作り,それらを 並列に稼動させることを考える.

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困難は分割せよ

3. 定理の証明

A6≤T BかつB 6≤T Aであることは,各e ∈ωに対し要件(requirement) R0e: χA 6= ΦBe, ABからΦeによっては計算されない

R1e: χB 6= ΦAe B AからΦeによっては計算されない

が成立することと同値.

R0eが成立することは,あるx∈ωに対してΦBe(x)または

χA(x)6= ΦBe(x)となることと同値.このxR0e の成立の証拠(witness) という.R1e についても同様.

全ての要件を成立させるような戦略を一足飛びに考えるのは大変なので,

個々の要件Rieを成立させるための小さな戦略(Rie戦略)を作り,それらを 並列に稼動させることを考える.

R

ie

戦略

3. 定理の証明 R0e戦略がどのようになっているべきかを考える.(R1e についても同様)

Rie戦略(理想)

1. 証拠の候補x∈ωを選ぶ.

2. ΦBes(x)かどうかをチェックし,もしそうならχAs(x)6= ΦBes(x)となるよ うにAsを変更する

Bsを変更してもΦBes(x)の計算結果が変わるとは限らないので.

そうでないなら,計算を続ける.

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R

ie

戦略

3. 定理の証明 R0e戦略がどのようになっているべきかを考える.(R1e についても同様)

Rie戦略(理想)

1. 証拠の候補x∈ωを選ぶ.

2. ΦBes(x)かどうかをチェックし,もしそうならχAs(x)6= ΦBes(x)となるよ うに Asを変更する.

そうでないなら,計算を続ける.

ところが,ΦBes(x)かどうかは(K0 の決定不能性より)有限ステップでは判定 できない条件である.よって,「今のところΦBe,ss(x)であるかどうか」というこ としか知ることはできない.Bsが有限集合であることからΦBe,ss(x)は実際に 有限ステップで判定可能な条件である.

R

ie

戦略

3. 定理の証明 R0e戦略がどのようになっているべきかを考える.(R1e についても同様)

Rie戦略(修正版1)

1. 証拠の候補x∈ωを選ぶ.

2. ΦBe,ss(x)かどうかをチェックし,もしそうならχAs(x)6= ΦBes(x)となるよ うに Asを変更する.そうでないなら,計算を続ける.

ところが,ΦBes(x)かどうかは(K0 の決定不能性より)有限ステップでは判定 できない条件である.よって,「今のところΦBe,ss(x)であるかどうか」というこ としか知ることはできない.Bsが有限集合であることからΦBe,ss(x)は実際に 有限ステップで判定可能な条件である.

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R

ie

戦略

3. 定理の証明 R0e戦略がどのようになっているべきかを考える.(R1e についても同様)

Rie戦略(修正版1)

1. 証拠の候補x∈ωを選ぶ.

2. ΦBe,ss(x)かどうかをチェックし,もしそうならχAs(x)6= ΦBes(x)となるよ うに Asを変更する.そうでないなら,計算を続ける.

また,一度Asに投入した自然数を取り出すことはできないので,χAs(x) = 1 をχAs+1(x) = 0に変更することはできない.つまり,x6∈Asだったものを x∈As+1 にする,という変更しかできない.よって証拠の候補xx6∈Asと なるように選ぶ必要がある.Asは有限集合なので,このようなxを必ず取るこ とができる.

R

ie

戦略

3. 定理の証明 R0e戦略がどのようになっているべきかを考える.(R1e についても同様)

Rie戦略(修正版2)

1. 証拠の候補x∈ωx6∈Asとなるように選ぶ.

2. ΦBe,ss(x)かどうかをチェックし,もしそうならΦBes(x) = 0のときはxAsに投入する.そうでないなら,計算を続ける.

また,一度Asに投入した自然数を取り出すことはできないので,χAs(x) = 1 をχAs+1(x) = 0に変更することはできない.つまり,x6∈Asだったものを x∈As+1 にする,という変更しかできない.よって証拠の候補xx6∈Asと なるように選ぶ必要がある.Asは有限集合なので,このようなxを必ず取るこ とができる.

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ドキュメント内 Friedberg-Muchnikの定理と有限害優先論法 (ページ 40-48)

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