• 検索結果がありません。

第4章  推進施策(障害者計画)

2  安心して暮らせるまち

(1)情報提供・相談支援 

①広報・情報提供の充実 

広報紙やパンフレット、ホームページなどの活用、行政情報の点字・音声化の 促進などを通じて情報の提供に努めます。 

また、障がいのある人が利用できる福祉サービスや保健・医療、療育・教育、

雇用・就労、スポーツ・文化活動などの情報を、障がいのある人や家族などがわ かりやすく入手できるような仕組みづくりに努めます。

施  策  内    容 

障がい福祉に関 する情報提供の 充実 

・広報紙やホームページ、「福祉のてびき」など多様な媒体を通じて、

各種支援制度・サービスの内容と利用方法、市内・周辺地域におけ る関係施設の案内などをわかりやすく紹介し、内容も充実していき ます。 

・特に「福祉のてびき」については、広報紙やホームページ、サービ ス事業所、関係機関・団体等を通じて広く情報提供に努め、必要と する人に行き届くよう周知を図ります。 

行政情報のバリ アフリー化 

・広報紙などの行政刊行物の発行や市民に対するホームページでの情 報提供に際しては、それぞれの障がいに応じた情報提供を図るよう 配慮に努め、行政情報のバリアフリー化を促進します。 

障がいのある人の暮らしに役立つ情報や各種支援制度・サービスの利用に関する 情報を提供します。また、障がい種別や施策分野に応じた専門的な相談機能の充実 を図るとともに、身近な地域における相談支援体制づくりに努めていきます。 

第4章  推進施策(障害者計画) 

②相談支援体制づくり 

障がいのある人やその家族、支援者の抱える様々な相談ニーズに応じて、的確 な相談支援が行えるよう、基幹相談支援センターを核としながら、専門的な相談 機能の充実と各相談機関間の連携強化を図り、市全体としての相談支援体制のさ らなる充実を図ります。

施  策  内    容 

障がい者相談支 援事業所の整備

・支援 

・市内には、相談事業を委託している池田市基幹相談支援センター

「あおぞら」、「福祉相談くすのき」と精神障害者地域活動支援セン ター「咲笑」があり、専門性の高い相談員による相談支援を実施し ています。相談支援ニーズの高まりにともない、今後も、相談支援 事業所の整備と職員の資質向上の支援に努めます。 

障がいのある人 のための相談支 援事業の実施 

・障がい者(児)相談支援事業など、障がいのある人や家族などの相談 ニーズに応じて、福祉サービスの利用援助や社会生活力を高めるた めの支援、ピアカウンセリング、介助・支援に関する相談、生活情 報の提供などを総合的に行う各種相談支援事業の円滑な実施に努め ます。 

庁内における相 談支援体制の充 実 

・保健・医療・福祉など多分野にわたる障がい者施策に関する情報提 供・案内などが総合的に実施できるよう、庁内各部局の連携に努 め、障がい種別にかかわらず、市民が気軽に相談できるような相談 支援体制づくり、プライバシーの保護などに努めます。 

相談支援担当職 員の適切配置と 資質向上 

・相談内容の多様化や相談件数の増加に応じて適切な対応が図れるよ う、相談支援業務に携わる担当職員を適切に配置するとともに、円 滑な対応ができるよう研修などを通じて職員の資質の向上に努めま す。 

身近な相談機能 の充実 

・身近な地域における相談者となる障がい者相談員や民生委員児童委 員等の活動支援に努めます。また、これらの制度がより多くの人に 利用されるよう、市民への周知を図るとともに、研修会などによっ て相談員の資質向上を図ります。 

相談支援機関の ネットワーク化

・障がい福祉に関する相談支援・案内などが総合的に提供できる環境 づくりを進めるため、基幹相談支援センター「あおぞら」を中心と した相談支援機関による日常的な連携・調整に努めます。 

地域自立支援協 議会 

・障がいのある人や家族などを支えるための仕組みづくりの協議・検 討・調整などを、関係機関の参画のもとに進める機関として、地域 自立支援協議会及び専門部会の開催と内容の充実に努めます。 

第4章  推進施策(障害者計画) 

(2)保健・医療 

①健康づくりの推進 

市民の心身の健康づくりを支援するため、健康づくりに関する知識や情報の普 及啓発、健康診査、保健指導、健康相談など保健事業の実施に努めます。また、

障がいのある人の健康づくりを支援するため、日常的な健康管理に関する知識の 普及啓発、受診しやすい健診体制の整備などに努めます。

施  策  内    容 

健康意識の普及

・啓発 

・健康教育の充実や広報等を通じて、疾病や外傷の予防、治療方法な ど、市民への正しい知識の普及を図ります。 

・健康づくりに関する講座の開催などを通じて、市民の健康管理、健 康づくりに対する意識を高めるとともに、障がいのある人の参加を 促進し、日常的な健康管理について相談指導を行います。 

妊産婦や乳幼児 に対する保健事 業の充実 

・妊産婦に対する健康教育・相談や各種健診、乳幼児健診、個別保健 指導などの実施を通じて、疾病の予防や課題の早期発見に向けた体 制の充実に努めます。 

生活習慣病の予 防と早期発見 

・生活習慣病の予防と早期発見に向け、学校や地域、職域における各 種健診を適切に実施し、要観察者に対する保健指導、医療機関など への受診勧奨に努めます。 

障がいのある人 に対する保健事 業の充実

・保健師や看護師などによる訪問相談・指導、専門家による各種講座 の実施など、障がいのある人の健康の保持・増進に向け、個々の状 況に応じて適切な保健サービスを提供できるよう努めます。 

・生活習慣病や二次障がいの予防、疾病の早期発見のため、各種健診 に障がいのある人がより受診しやすくなるよう、条件整備を進めて いきます。

障がいやその原因の一つである疾病の発生予防、早期発見・早期治療を図ると ともに、関係機関と密に連携しながら、保健・医療サービス、リハビリテーショ ンなどの提供体制の充実に努めます。 

第4章  推進施策(障害者計画) 

②医療・リハビリテーション体制の充実 

障がいのある人の地域における自立した生活を支えていくため、障がいの状況 に応じた継続的かつ総合的な治療・訓練を提供できるよう、関係機関との連携の もとにリハビリテーション体制の充実や、医療的ケアを必要とする人が自宅や施 設で安心して過ごせる体制の整備に努めます。

施  策  内    容 

医療体制の充実

・障がいのある人が自宅で安心して療養できるよう、夜間・休日や緊 急時の医療体制、訪問診療、訪問看護などの充実に向けて、関係機 関に働きかけるとともに、市内・周辺地域における診療体制に関す る情報の収集と提供に努めます。 

歯科診療の充実 ・一般の歯科診療所では治療を受けることが困難な障がいのある人の 歯科診療を確保するため、歯科医師会と連携して取り組みます。 

自立支援医療の 円滑な実施 

・障がいの軽減、回復、治療などに要した費用の一部を公費負担する 自立支援医療の円滑な実施に努めます。 

医療的ケアが必 要な人への対応 強化 

・医療的ケアを行うことができる短期入所や日中活動の場について、

サービス事業所の参入を促進します。 

・医療的ケアを必要とする重症心身障がいのある人への支援を大阪府 との連携のもとで強化します。 

・医療的ケアの必要な児童について、地域自立支援協議会などの場を 通じて関係機関の連携を図り、支援のあり方の協議を進めるととも に、適切な対応に努めます。 

高次脳機能障が い者支援の充実

・高次脳機能障がいに関わる医療機関、サービス事業所、相談支援機 関等の関係機関が参画した地域支援ネットワークに参画し、医療か ら就労支援や福祉サービスへの円滑な移行に取り組みます。 

リハビリテーシ ョン体制の充実

・作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、やまばと学園等で必要な訓 練を継続的に受けられるよう努めます。 

第4章  推進施策(障害者計画) 

③精神保健福祉施策の推進 

こころの健康に対する市民の関心を高め、精神疾患の早期発見・早期対応が可 能となるよう、関係機関との連携により正しい知識や情報の啓発に努めます。

また、受診や治療継続のために必要な医学的指導やケースワークなど相談支援 体制の充実を図ります。

施  策  内    容 

こころの健康づ くりの推進 

・市民がストレスや悩み、こころの病気について気軽に相談できるよ う、相談事業などの充実など、こころの健康づくりに向けた施策の 推進に努めます。 

正しい理解の普 及・啓発 

・精神保健に関する講座の開催や広報紙などによる情報提供などを通 じて、こころの健康づくりに関する普及に努めるとともに、精神疾 患や精神障がいのある人の社会復帰などに関する市民の関心と理解 を深め、心のバリアを取り除いていきます。 

精神保健福祉相 談窓口の充実 

・精神疾患のある人やその家族の相談に応じ、必要な情報提供や援助 を行い日常生活や社会生活を営むことができるよう、地域活動支援 センター「咲笑」や相談支援事業などを充実させ、関係機関との連 携の強化に努めます。 

精神科医療体制 の充実 

・専門医療機関との連携を強化し、患者や家族が病態を正しく理解 し、適切な医療機関を選択して医療を受けられるよう支援していき ます。 

・精神症状の悪化に伴い、医療保護の必要な人への精神科救急体制に ついては、府の救急医療体制との連携を図り、対応に努めます。 

地域医療との連 携体制の整備 

・保健・医療・福祉関係者による協議の場を通じて、精神障がいのあ る人の地域移行、地域定着に向けた支援体制の構築に向けた検討を 進めます。 

自殺予防対策の 推進 

・広報紙やホームページ等を通じて、自殺対策についての啓発を行い ます。 

・自殺予防対策連絡会議を開催し、自殺対策に関連する関係機関や、

保健・医療・福祉・教育・生活困窮者対策等、庁内各課との連携を 図るとともに、相談支援体制の充実に努めます。

関連したドキュメント