── 福大発。新しい絆を共に ──
人間発達文化学類4年 ︵H
伊藤
23年度︶航
山形県出身。福島大学避難所の学生 ボランティアの中心として活躍した。
福島大学災害ボランティアセンターの 初代センターマネジメントチーム。
避難所での炊き出し。初日は物資が ないため、寮生から野菜や調理器具 をかき集めて作った
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が建ってからは物資搬入の手伝い
を行いました︒あとは︑自分たちは井戸端訪問と呼んでいるのです
が︑傾聴ボランティアですね︒現
在の活動はどう?土谷君︒
土谷 今は主にコミュニティづく りのお手伝いをしています︒イベン
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ンを図ったり︑自治会の手助けをしたり︒もちろん井戸端訪問も続け
ています︒あとは足湯活動ですね︒
足湯や手湯をしながら︑被災者の方の悩みなどを聞いています︒
鈴木 震災から1年が過ぎて被災者もだんだん落ち着いてきている
からね︒もちろん︑こうしたコミュニティ支援は地道に続けていかな
ければならないけど︑そろそろ次
の段階に来ているのかもしれないね︒
鈴木 全員に対する支援から︑高齢者や介護が必要な人︑何らかの
事情で困っている人など︑特定の 人に対する支援に移行するということです︒また︑福島の場合は放
射能の問題がありますから︑子どもたちの成長をずっと見守ってい
かなければなりません︒今後は仮
設住宅から復興支援住宅になっていくでしょうから︑そのコミュニ
ティの見守りも必要になるでしょ
う︒これらは新聞ネタにならないほど地味な活動になるはずです︒
しかもそれを
10年︑
パンで展開しなければならない︒ 20年と長期ス
忘却との戦いですね︒でも︑だか
らこそ草の根的にやっていかなければなりません︒私は続けていき
ますよ︒学生が代替わりしてもずっとね︒阪神・淡路大震災では
今でもそうした活動を続けている
方がいます︒福大ならではの見守り支援をこれからも︒この活動に
終わりなんてありませんから︒ ││次の段階と言うと?
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土谷 震災当初︑福大の学生ボランティアは大きく
3つあったんで
す︒
1つは福大の避難所を支えた
ボランティア︑
福大にあったボランティアグルー 2つ目はもともと
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3つめは福島
市のあづま総合運動公園の避難所で活動していた福Love︵フクラ
ブ︶というグループです︒今までは個々に活動していましたが︑先
生がおっしゃったようなボラン
ティアニーズに対応するには︑中心的役割を担う機関が必要だった
ことから三者の代表が集まって設立を決定し︑学校が始まった
5月
から活動を開始しました︒
伊藤 初期の活動は︑相双地域の
津波被害にあった建物の泥だしや避難所への物資搬入が主でし
た︒あと原発事故の影響で外で遊
べない保育園の子どもたちと屋内で遊んだり︒県北地域に仮設住宅 ││具体的にはどんな活動をされているのですか︒ 鈴木
まず第一に教員や学生のマンパワーがあることですね︒学生
のキャラクターが避難者にとってどれだけ救いになったことか︒ま
た教員のネットワークは強力なサ
ポートになります︒教授陣のもつネットワークは災害対策本部を凌
ぐほどですよ︒それから︑大学に
は様々な分野のエキスパートがいますから︑健康︑メンタルケア︑
子ども︑法律︑福祉などなど避難者の方が抱える問題に専門的な助
言ができることも大きいですね︒
ただ︑避難所はいつか閉鎖になります︒ところが︑福島の震災復興は
かなりの長期戦を覚悟しなければなりません︒だから早い段階で学生
たちには︑被災地にある大学とし
て他県からのボランティアニーズの受け皿となる体制が必要だし︑さらに
は他大学を巻き込んだボランティア ││その第一段階が︑福島大学
災害ボランティアセンターなん
ですね︒成立の経緯を教えて頂けますか︒
外で遊べない福島の子どもたちのために福大ボ ラセンが企画した三重のサマーキャンプ。放射能 問題がある福島では未来を担う子どもたちへの 支援も欠かせない項目のひとつだ 構内の一角に設けられた「福島大学災害ボラン ティアセンター」。周囲には、全国から寄せられた 支援物質が所狭しと並ぶ
津波の被害が大きかった相双 地方では瓦礫の片付けや泥だ しボランティアを行った
仮設住宅を訪問しての足湯活 動。話を聞きながら心もゆっ くり解きほぐしていく
仮 設 住 宅 でのバーベキュー。
こうしたイベントを通してコミュ ニティづくりを後押ししている
大学間学生連携による被災者支援ボランティア 学生団体 福島大学災害ボランティアセンター
ふくしま復興支援学生ネットワーク
学生団体﹁福島大学災害ボラン
ティアセンター﹂で活動する福島大学の学生が発起人となり︑県内の大
学・専門学校の学生が連携を取り合
いながらふくしまの震災復興支援を行うことを目的とした﹁ふくしま復
興支援学生ネットワーク﹂が︑昨年
7月から本格的に始動している︒
この学生ネットワークは︑避難所
から仮設住宅へ移った被災者のニー
ズの
把
握や
心の
ケア
など
を行
い︑
各
大学または各地域の学生が共に情
報交換をし合い︑連携をとりながら幅広く活動を行っている︒現在の 学生ネットワークのメンバーは左図の
通り︒それぞれのブロックの大学の代表者らが集まりネットワーク会議
を定期的に開催し︑各大学や各地
域の活動を尊重しながら︑県内各地のボランティアやプロジェクトへの協
働活動を行う︒アドバイザーには︑ふくしま学生災害ボランティア支援
チーム︵教員︶︑福島県災害ボラン ティアセンター︵福島県社会福祉協
議会︶︑県内のボランティアセンターなどが加わる︒
学生の目線や感覚を十分に活かしたこの学生ネットワークは︑大学
同士の新しい絆を結ぶと同時に︑学
生ボランティアの新しい可能性を切り開くものとして今後の期待が高
まっ
てい
る︒
福島大生有志の呼び掛けに︑
全国の大学生らが応じたプロジェクト﹁全国たすきリレー﹂
が︑東日本大震災から1年となる3月
11日の福島市入りに
向けて行われた︒このプロジェ
クトは﹁日本をひとつに結びたい﹂という想いを胸に︑ 各地の大
学生らがたすきをつなぎ︑福島
への
応援
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ジを
集め
なが
らゴールを目指すというもの︒
企画したのは福島大4年の
佐藤宗 ら
が昨
年 10月に発足
させた﹁全国学生プロジェクト﹂
︵ J
AS
P
︶︒
震災被害
や 原
発事故を風化させてはいけな いと︑会員制交流サイト﹁フェ
イスブック﹂などを通じて参加を呼び掛け︑
38都道府県
の
2400人を超える学生らが共鳴した︒リレーは沖縄県か
ら中国︑東北地方を走る日本
海ルートと︑大分県から四国︑近畿︑関東地方を走る太平洋
ルートをたどる︒計
で1人1キロずつ走り︑沿道の 28都府県
観客らにも横断幕にメッセージ
を寄せてもらい︑見事完走した︒当日のリレーの様子は︑J
ASPのホームページ︵http://
watalucky.com/jasp/
︶に
て 公
開中︒ ﹁日本を一本に﹂〜日本全国メッセージ集め & たすきリレー トピックス
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福島大学 いわき明星大学郡山女子大学 国際メディカルテクノロジー専門学校 ポラリス保健看護学院 日本大学工学部 郡山健康科学専門学校桜の聖母短期大学 福島工業高等専門学校 会津大学福島学院大学 福島介護福祉専門学校
県北 災害 ボランティア ネットワーク
いわき 災害 ボランティア ネットワーク
会津 災害 ボランティア ネットワーク 県中 災害
ボランティア ネットワーク ML(メーリングリスト)情報共有
ふくしま復興支援 学生ネットワーク
(2011.9 月現在)
復興支援学生ネットワーク会議
(毎月 1 回)
他大学協働ボランティア活動
MS = 各大学マネージャースタッフ(キーパーソン) *各大学・各地域の活動情報共有
*各大学活動ノウハウ共有・提供
各所ボランティアセンター 福島県災害ボランティアセンター︵県社協︶ ふくしま学生災害ボランティア支援チーム︵教員︶
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支援
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