本学教職員、学生ボランティア、自治会が共同で行っている。8月上旬連続2日間と白楊祭の11 月上旬2日間に加え、2005年度から開催回数を増やし、5月中旬にも行っている。この時期は高校 低学年の参加者が多く、進路決定の参考になっていると思われる。また、年々保護者の参加者が増 加しているのが特徴的といえる。
オープンキャンパスでは、資料、願書、大学グッズを配布し、説明会では学長・学部長・教務主 任・学生部主任から本学の理念、教育内容、在校生代表から学生生活などについて説明があり、引 き続き小グループに分かれて在校生によるキャンパスツアーと懇談会を行っている。懇談会では、
受験相談ができて、学業・アルバイト・ボランティア・サークル活動などの学校生活が聞けたり、
学生の雰囲気を知ることができるため、終了後のアンケートでは好評である。
参加者は、2002年度617名(内保護者127名)、2003年度636名(内保護者88名)、2004年度829名(内 保護者198名)、2005年度864名(内保護者220名)と年々増加している。
(6) 白楊祭「受験生何でも相談コーナー」
白楊祭(学園祭)では、広報委員会主催で自治会と学生ボランティアの協力を得て「受験生何でも 相談コーナー」を開催している。この企画は毎年好評で、多数の親子連れが訪れ、さまざまな質問 が寄せられている。会場内には、研究室ごとの教員紹介・実践および研究内容をパネル展示し、
COEプログラムや看護実践開発研究センターの活動を広報、図書館は紀要などを展示した。
(7)「一日大学生」
毎年6月下旬に学部受験生を対象として、在校生と一緒に授業を受講できる「一日大学生」を実施 している。これに先立ち、全国の高等学校へ各入試募集要項と一日大学生、オープンキャンパス、
学園祭の案内を発送した。参加者は延べ人数で2002年度119名、2003年度56名、2004年度93名、2005 年度49名であった。
(8) その他の広報活動
a.予備校で開催される高校の進路指導担当教諭を対象とした講演会への本学教員の派遣 b.高等学校、予備校で開催される進学説明会への出席
c.ロゴ入り大学グッズの配布
d.学校見学希望者(個人、高等学校・予備校の団体)への大学概要説明、質疑応答、学内案内 e.高校生新聞、キリスト教年鑑、聖公会新聞・手帳、新聞などへの広告掲載
f.受験情報誌へ入試情報の提供
【点検・評価】
限られた予算と委員会組織のスタッフではあるが、受験生・保護者を対象としたオープンキャンパ スの開催、「一日大学生」、予備校での進学説明会、白楊祭での受験生相談コーナー開催、広告掲載、
入試情報発送業務、広報セミナーへの出席、学内案内など可能な範囲内での行事を実施している点は 評価できる。
2002年度には、学部新入生を対象にして大学案内パンフレットやホームページに関するヒアリング を実施し、受験生の頃に感じていた本学の広報活動に関しての率直な意見を出してもらい、その後委 員会の様々な事項を検討する際に役立てることができた。
2006年度からは学生広報委員会の活動を開始し、月1回委員会を開催して、学生の視点から広報活 動の提案をし、学園祭の新企画も検討を始めた。この点は評価できる。
個人見学者の受け入れは週に1~2日、決まった曜日に行っているが、これ以外の曜日や予約なし の来訪にも対応している。また、大学の所在地が都心にあり、交通の便が良いため個人や団体の見学 希望者が多い。高等学校や予備校から修学旅行・研修旅行の一環として見学を希望してくるケースが あり、可能な限り受け入れているが、広報委員内では日程の調整がつかず、他の教員に依頼せざるを 得ないこともある。今後は高等学校訪問や予備校に出向いて広報活動を行い、受験生確保に結びつけ ていく必要も検討しているが、人員不足により実現していない。
委員会は月1回の定例委員会として開催しているが、時間が限られているためやむなく前年度同様 に進めていくことが多い。また、予算措置額が少なく、新聞などに有料広告を掲載する余裕がないた め大規模な広報活動を展開することが困難で、受験情報誌などの無料掲載に頼っているのが現状とい える。
広報委員会の教員は2年間の交代制であり、事務員も委員会活動として広報に関わっているため、
業務繁忙期の負担は大きい。小規模大学であるため学生募集に関わる広報の専門部署がないことも問 題点としてあげられる。
【将来の改善・改革に向けた方策】
1978年頃には4年制看護大学はわずか3~4校であったが、2003年度には100校以上に増加し、2006 年度には145校となっている。 現在は少子化時代に突入し18歳人口は1992年度をピークに下降の一途 をたどっているが、国家資格が取得できる看護大学への進学は、まだ維持されている。しかし近い将 来、大学全入時代へと突入することは周知の事実であり全国各都道府県に国立公立の看護系大学が著 しく増加した中で、優秀な学生を全国各地から集めるには、受験生や社会に対して歴史と伝統のある 本学の特色ある看護教育について広く公開しなくてはならない。
よって広報関係に精通した専門部署の設置と十分な予算措置、全教職員の協力が必要といえる。
2)入学者選抜方法
【現状の説明】
入試委員会を月に1回定期的に開催し、看護学部の各入試に関する事項等の原案を作成し、教授会 の審議を経て入学者選抜方法を決定している。これに基づき入試委員長を中心に入学試験を実施して いる。
入試委員会は、学長・学部長を含む5~7名の教授で構成し、担当部署の教務課より書記が1名出 席している。入試委員長は委員の中から互選により選出している。
入試選考は、看護学部の教授を委員とする入試選考委員会で実施している。その入試選考会議検討 後に教授会で審議し決定している。
1年生の入学者選抜は、一般入試と推薦入試を実施している。
推薦入試は1979(S.54)年度から2003(H.15)年度までの25年間、指定校推薦入試を実施した。指定校 は過去の実績に基づいて毎年見直しを図り、近年は20~21校と変動はなかった。学校長推薦の出願に もかかわらず本学の選考基準に不適当であると判断したこともあり、毎年1~2名の不合格者が出て いた。また、指定校の枠が限られていること、機会均等でないこと、全国の都道府県に国公立の看護 系大学が新設されて推薦入試が導入されていることも鑑み、地方の優秀な学生を確保したいという意 図で、2003年度をもって指定校推薦制度を廃止し、公募推薦制度を導入した。2003年度に限り、制度
移行期のため指定校推薦と公募推薦と両方を実施した。公募推薦の出願は学校長の推薦が不要で、出 願資格は高等学校の学業成績概評がA、全体の評定平均値4.3以上であり看護学への志向が高く、本学 への入学を第1志望としている者であれば1校からの出願者の制限もなく自由に出願できることにし た。出願書類・選抜方法は表1の通りである。2005年度からは公募推薦に帰国子女も含めて募集を開 始した。
表1 看護学部各入試の出願書類・選抜方法
※印の健康診断書の提出および本学校医による健康診断は2005年度より廃止した
出 願 書 類 選 抜 方 法
指定校推薦
【2003年度 制度廃止】
1.入学願書 2.調査書 3.健康診断書※
4.学校長推薦書 5.受験票 6.検定料
1.提出書類審査 2.小論文(50分) 3.面接
4.健康診断(本学校医による)※
公募推薦
【2003年度より制 度開始】
【 2005 年 度 よ り
( 帰 国 子 女 を 含む)として募 集開始】
1.入学願書 2.志願者評価書 3.調査書 4.検定料
1.提出書類審査 2.小論文(120分) 3.面接
4.健康診断(本学校医による)※
一般入試 1.入学願書 2.調査書 3.健康診断書※
4.検定料
【2005年度まで】
1次試験 (1)学力試験
外国語「英語Ⅰ・Ⅱ」
国語「国語Ⅰ・Ⅱ」
理科「化学ⅠB」または「生物ⅠB」
2次試験<1次試験に合格した者>
(1)小論文 (2)面接
(3)本学校医による健康診断※
【2006年度】
1次試験 (1)学力試験
外国語「英語Ⅰ」「英語Ⅱ」
国語「国語総合」「現代文」
理科「化学Ⅰ」または「生物Ⅰ」
2次試験<1次試験に合格した者>
(1)小論文 (2)面接 学士編入学
(第2年次)
1.願書
2.大学卒業(見込み)証明書 3.成績証明書
4.健康診断書※
5.検定料
(1)学力試験 英語(50分) 生物(50分)
(2)小論文(50分) (3)面接
(4)本学校医による健康診断※
科目等履修生 1.願書 2.卒業証明書 3.出願料
4.看護系専修学校の専門課程 修了者のみ所定の証明書
1.書類審査
学部一般
年 度 2002 2003 2004 2005
募集人員 60(推薦若干名を含む) 60(推薦若干名を含む) 60(推薦若干名を含む) 60(推薦若干名を含む) 志願者
(倍率)
553〈14〉
(9.2倍)
600〈15〉
(10.0倍)
555〈22〉
(9.3倍)
341〈10〉
(5.1倍) 合格者数
1次 120〈 3〉
2次 80〈 3〉
1次 142〈 1〉
2次 80〈 1〉
1次 130〈 8〉
2次 80〈 6〉
1次 140〈 3〉
2次 80〈 1〉
補欠合格 20 33 29 30
入学者数 53〈 2〉 52〈 1〉 55〈 31〉 55〈 1〉
< >・・・男子内数
推 薦
指定校(2003年度募集終了) 公募(2003年度制度開始。2005年度より(帰国子女を 含む)として募集)
年 度 2002 2003 2003 2004 2005
募集人員 10 10 5 15名程度 15名程度
志願者
(倍率)
12 (1.2)
10 (1.0)
31 (6.2)
36 (2.4)
32 (2.1)
合格者数 11 10 8 15 16
補欠合格 ― ― ― ― ―
入学者数 11 10 8 15 15
学士編入学
年 度 2002 2003 2004 2005
募集人員 20 20 20 20
志願者
(倍率)
76〈5〉
(3.8倍)
53〈4〉
(2.7倍)
64〈2〉
(3.2倍)
67〈3〉
(3.4倍)
合格者数 28〈2〉 23 21〈1〉 22〈1〉
補欠合格 9 5 4 3
入学者数 23〈2〉 23 20〈1〉 22〈1〉
科目等履修生
年 度 2002 2003 2004 2005
募集人員 各科目80名 各科目80名 各科目80名 各科目80名
志願者
(倍率)
66名
[新規26名・
延長40名]
1期38名
[新規15名・
延長23名]
2期25名
[新規16名・
延長9名]
1期34名
[新規12名延長22名]
2期27名
[新規18名延長9名]
1期29名
[新規7名延長22名]
2期22名
[新規6名延長16名]
合格者数 66 63 61 51
補欠合格 ― ― ― ―
入学者数 62 60 58 49
< >・・・男子内数