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● 運転者の範囲に関わる特約

1.運転者年齢条件特約

■ 用語の定義

  この特約において使用される用語の定義は、次のとおりとします。

用    語 定       義

運 転 免 許  道路交通法(昭和35年法律第105号)第84条(運転免許)第1項に定める運転免許をいいます。ただし、仮運転免許を除きます。

共 済 期 間 共済証書記載の共済期間をいい、この特約が共済期間の中途で付帯され た場合は、契約内容変更依頼書記載の変更日から共済期間の末日までをい います。

新 規 運 転 免 許 取 得 者  被共済自動車を運転することができる運転免許を新たに取得した者をいいます。ただし、運転免許の取得歴がある者を含みません。

免 許 取 得 日  運転免許証に記載されている免許の年月日をいいます。

第1条(この特約の適用条件)

 この特約は、被共済自動車の用途車種が、次の①から⑤までのいずれかに該当する自動車であり、か つ、共済証書に運転者年齢条件を限定する旨記載されている場合に適用されます。

① 自家用普通乗用車

② 自家用小型乗用車

③ 自家用軽四輪乗用車

④ 二輪自動車

⑤ 原動機付自転車

第2条(運転者年齢条件に該当しない者が運転している間に生じた事故の取扱い)

⑴ 記名被共済者が個人である場合は、当組合は、この特約により、次の①から⑤までのいずれかに該当 する者のうち、共済証書記載の運転者年齢条件に該当しない者が被共済自動車を運転している間に生じ た事故による損害または傷害に対しては、共済金を支払いません。

① 記名被共済者

② 記名被共済者の配偶者

③ 記名被共済者またはその配偶者の同居の親族

④ ①から③までのいずれかに該当する者の業務(注)に従事中の使用人

⑤ 被共済自動車の所有者が法人である場合で、記名被共済者がその法人の役員となっているときは、

その法人の業務に従事中の使用人

⑵ 記名被共済者が法人である場合は、当組合は、この特約により、共済証書記載の運転者年齢条件に該 当しない者が被共済自動車を運転している間に生じた事故による損害または傷害に対しては、共済金を 支払いません。ただし、次の①または②のいずれかに該当する事故による損害または傷害に対しては、

この規定は適用しません。

① 被共済自動車が盗難にあった時から発見されるまでの間にその被共済自動車について生じた事故

② 自動車取扱業者が業務として受託した被共済自動車を使用または管理している間にその被共済自動 車について生じた普通共済約款賠償責任条項第1条(共済金を支払う場合-対人賠償)に定める対人 事故および同条項第2条(共済金を支払う場合-対物賠償)に定める対物事故

 (注)家事を除きます。

第3条(運転免許資格取得に対する自動補償)

⑴ 前条⑴の規定により当組合に支払責任が発生しない事故が生じた場合であっても、次の①から③まで の条件をいずれも満たしているときは、当組合は、その事故により生じた損害に対しては、当組合が③ の請求を承認していたものとみなして普通共済約款賠償責任条項および基本条項(注1)を適用します。

① 事故発生の時において、被共済自動車または他の自動車(注2)を運転していた者が、新規運転免許取 得者であること。

② 事故発生の日が、①の新規運転免許取得者の免許取得日の翌日から起算して30日以内の日である こと。

③ ①の新規運転免許取得者の免許取得日の翌日から起算して30日以内に、共済契約者が書面により 運転者年齢条件の変更またはこの特約の削除の承認の請求を行い、当組合がこれを受領すること。

⑵ 当組合は、⑴の場合を、普通共済約款基本条項第14条(共済掛金の返還または請求-告知義務・通 知義務等の場合)⑹の承認をする場合とみなして、免許取得日以後の期間(注3)に対し、追加共済掛金を 請求します。

⑶ 当組合は、共済契約者が⑵の追加共済掛金の払込みを怠った場合は、⑴の規定は適用しません。

(注1)付帯された他の特約のうち、被共済者が損害賠償責任を負担することによって被る損害に対 して共済金を支払う場合に適用される特約を含みます。

(注2)他車運転特約の「用語の定義」に規定する他の自動車をいいます。

(注3)免許取得日が共済期間の初日以前である場合は、共済期間とします。 

2.運転者家族限定特約

■ 用語の定義

  この特約において使用される用語の定義は、次のとおりとします。

用    語 定       義

共 済 期 間 共済証書記載の共済期間をいい、この特約が共済期間の中途で付帯され た場合は、契約内容変更依頼書記載の変更日から共済期間の末日までをい います。

第1条(この特約の適用条件)

  この特約は、被共済自動車の用途車種が、次の①から③までのいずれかに該当する自動車であり、か つ、被共済自動車について運転する者を記名被共済者およびその家族に限定する旨共済証書に記載され

ている場合に適用されます。

① 自家用普通乗用車

② 自家用小型乗用車

③ 自家用軽四輪乗用車 第2条(家族の定義)

  この特約において、家族とは、次の①から③までのいずれかに該当する者をいいます。

① 記名被共済者の配偶者

② 記名被共済者またはその配偶者の同居の親族

③ 記名被共済者またはその配偶者の別居の未婚の子

第3条(限定運転者以外の者が運転している間に生じた事故の取扱い)

⑴ 当組合は、この特約により、記名被共済者およびその家族以外の者が被共済自動車を運転している間 に生じた事故による損害または傷害に対しては、共済金を支払いません。ただし、次の①または②のい ずれかに該当する事故による損害または傷害に対しては、共済金を支払います。

① 被共済自動車が盗難にあった時から発見されるまでの間にその被共済自動車について生じた事故

② 自動車取扱業者が業務として受託した被共済自動車を使用または管理している間にその被共済自動 車について生じた普通共済約款賠償責任条項第1条(共済金を支払う場合-対人賠償)に定める対人 事故および同条項第2条(共済金を支払う場合-対物賠償)に定める対物事故

⑵ 当組合は、前条の家族に加え、共済期間初日時点の家族(注1)を家族とみなして、⑴の規定を適用します。

ただし、共済契約者または記名被共済者から、共済期間初日時点の家族(注1)であることを当組合が確認 できる公的資料等の提出があった場合に限ります。

⑶ 当組合は、⑵の規定を適用する場合は、共済期間初日時点の家族が、前条①から③までのいずれかに 該当する者でなくなった事実の発生日以後の期間に対し、追加共済掛金を請求します。

⑷ ⑶において、共済契約者または記名被共済者は、事実の発生日(注2)について、当組合がその事実を確 認できる公的資料等の提出を行わなければなりません。資料の提出がない場合または提出された資料に よって事実の発生日(注2)が特定できない場合は、当組合は、共済期間の初日以後の期間に対し、追加共 済掛金を請求します。

⑸ 当組合は、共済契約者が、⑶および⑷の追加共済掛金の払込みを怠った場合は、⑵の規定は適用しま せん。(注1)共済期間初日時点で第2条(家族の定義)①から③までのいずれかに該当していた者をいい

ます。

(注2)共済期間初日時点の家族が、第2条(家族の定義)①から③までのいずれかに該当する者で なくなった事実の発生日をいいます。

 

3.運転者本人・配偶者限定特約

■ 用語の定義

  この特約において使用される用語の定義は、次のとおりとします。

用    語 定       義

共 済 期 間 共済証書記載の共済期間をいい、この特約が共済期間の中途で付帯され た場合は、契約内容変更依頼書記載の変更日から共済期間の末日までをい います。

第1条(この特約の適用条件)

 この特約は、被共済自動車の用途車種が、次の①から③までのいずれかに該当する自動車であり、か つ、被共済自動車について運転する者を記名被共済者およびその配偶者に限定する旨共済証書に記載さ れている場合に適用されます。

① 自家用普通乗用車

② 自家用小型乗用車

③ 自家用軽四輪乗用車

第2条(限定運転者以外の者が運転している間に生じた事故の取扱い)

⑴ 当組合は、この特約により、記名被共済者およびその配偶者以外の者が被共済自動車を運転している 間に生じた事故による損害または傷害に対しては、共済金を支払いません。ただし、次の①または②の いずれかに該当する事故による損害または傷害に対しては、共済金を支払います。

① 被共済自動車が盗難にあった時から発見されるまでの間にその被共済自動車について生じた事故

② 自動車取扱業者が業務として受託した被共済自動車を使用または管理している間にその被共済自動 車について生じた普通共済約款賠償責任条項第1条(共済金を支払う場合-対人賠償)⑴に定める対 人事故および同条項第2条(共済金を支払う場合-対物賠償)に定める対物事故

⑵ 当組合は、前条の配偶者に加え、共済期間初日時点の配偶者(注1)を記名被共済者の配偶者とみなして、

⑴の規定を適用します。ただし、共済契約者または記名被共済者から、共済期間初日時点の配偶者(注1)

であることを当組合が確認できる公的資料等の提出があった場合に限ります。

⑶ 当組合は、⑵の規定を適用する場合は、共済期間初日時点の配偶者(注1)が記名被共済者の配偶者でな くなった事実の発生日以後の期間に対し、追加共済掛金を請求します。

⑷ ⑶において、共済契約者または記名被共済者は、事実の発生日(注2)について、当組合がその事実を確 認できる公的資料等の提出を行わなければなりません。資料の提出がない場合または提出された資料に よって事実の発生日(注2)が特定できない場合は、当組合は、共済期間の初日以後の期間に対し、追加共 済掛金を請求します。

⑸ 当組合は、共済契約者が、⑶および⑷の追加共済掛金の払込みを怠った場合は、⑵の規定は適用しま せん。

(注1)共済期間初日時点で記名被共済者の配偶者に該当していた者をいいます。

(注2)共済期間初日時点の配偶者が記名被共済者の配偶者でなくなった事実の発生日をいいます。

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