電源モード
このパラメータは、読み取り動作の完了後にローパワーモードに移行するかどうかを決定します。ロー パワーモードでは、バッテリからの電力が節約されます。
コンティニアス
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ローパワーレーザオンタイム
このパラメータは、スキャン試行中に読み取り処理が継続される最大時間を設定します。0.5 ~ 9.9 秒 まで 0.1 秒単位で設定できます。デフォルトのタイムアウトは、3.0 秒です。
レーザオンタイムを設定するには、次に掲載するバーコードをスキャンします。続いて、「数字バー コード」(P.-2)から、指定したい時間に対応する 2 つの数字バーコードをスキャンします。数字が 1 桁の場合は、先行ゼロを付ける必要があります。たとえば、レーザオンタイムとして 0.5 秒を設定する には、次に掲載するバーコードをスキャンしてから、「0」と「5」のバーコードをスキャンします。間 違った操作を訂正したり、選択した設定を変更したい場合は、「キャンセル」バーコード(P.C-5)をス キャンします。
レーザオンタイム
読み取り成功時のビープ音
読み取り成功時にビープ音を鳴らすかどうかを設定します。「禁止」を選択した場合でも、パラメータ メニューのスキャン中と電源オン時はビープ音が鳴り、エラー状態を通知します。
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許可禁止
トリガモード
スキャナのトリガモードとして、次のいずれかのバーコードをスキャンします。
レベルトリガ
トリガを引くと、設定した照準時間の間、照準ドットが照射されます。この照準時間が過ぎると、照準 ドットが標準的なレーザスキャニングビームに変わり、完全なデコードセッションに移行します。デ コードセッションタイムアウトが発生するか、トリガを放すまで、レーザスキャニングビームはオンの ままです。照準時間が経過する前にトリガを放した場合、レーザはオフになり、読み取りは実行されま せん。
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レベル2 段階:オプション 1
トリガを引くと、照準ドットが照射されます。トリガを引いている間、この照準ドットの照射は継続さ れます。トリガを放すと、照準ドットが標準的なレーザスキャニングビームに変わり、完全なデコード セッションに移行します。デコードセッションタイムアウトが発生するか、読み取りが実行されるま で、レーザスキャニングビームはオンのままです。デコードセッション中にもう一度トリガを引くと、
照準ドットに戻ります。
2 段階:オプション 1
2 段階:オプション 2
トリガを引くと、照準ドットが照射されます。トリガを放すと、照準ドットがオフになります。トリガ をすばやく 2 回引くと、標準的なレーザスキャニングビームがオンになり、完全なデコードセッション に移行します。デコードセッションタイムアウトが発生するか、読み取りが実行されるか、またはトリ ガを放すまで、レーザスキャニングビームはオンのままです。
2 段階:オプション 2
照準時間
スキャナのトリガモードが「レベル」(デフォルトのモード)の場合は、このパラメータで、スキャニ ングビームに変わるまでに照準ドットが照射される時間を設定します。このパラメータは、スキャナの トリガモードが「2 段階」のオプション 1 またはオプション 2 のいずれかである場合は無効になりま す。各トリガモードの詳細については、 「トリガモード」(P.4-10)を参照してください。
照準時間は、0.0 ~ 9.9 秒まで 0.1 秒単位で設定できます。デフォルトの照準時間は、0.0 秒です。0.0 秒に設定すると、デコードセッションに移行するまで照準パターンは照射されません。
照準時間を設定するには、次のバーコードをスキャンします。続いて、「数字バーコード」(P.-2)から、
指定したい照準時間に対応する 2 つの数字バーコードをスキャンします。時間が 1.0 秒未満の場合は、
先行ゼロを付ける必要があります。たとえば、照準時間として 0.5 秒を設定するには、次のバーコード をスキャンしてから、「0」と「5」のバーコードをスキャンします。間違った操作を訂正したり、選択 した設定を変更したい場合は、 「キャンセル」(P.C-2)をスキャンします。
照準時間
無線通信
コネクション維持間隔
リンク監視タイムアウトが原因でスキャナがクレードルから切断された場合、スキャナはすぐにクレー ドルへの再接続を 30 秒間試みます。30 秒以内に再接続できなかった場合、スキャナはローパワーモー ドに移行します。その後、バーコードがスキャンされると、データ転送前にスキャナは再接続を試みま す。
切断されたスキャナが転送範囲内に戻った場合に再接続できることを保証するために、クレードルはそ のスキャナに対するコネクションを「コネクション維持間隔」で定義した期間、予約します。クレード ルが最大の 4 台のスキャナをすでにサポートしている状態で、1 台のスキャナが切断された場合、この インターバル中は 5 台目のスキャナはクレードルに接続できません。コネクション維持間隔のオプショ ンは次のとおりです。
・ 15 分
・ 30 分
・ 1 時間
・ 2 時間
・ 4 時間
・ 8 時間
・ 24 時間
・ 無制限
考慮事項
コネクション維持間隔はシステム管理者が決定します。設定するインターバルを短くするほど、切断さ れたコネクションに新しいユーザがアクセスできるようになる時間が短くなりますが、既存のユーザが このインターバルより長い時間、動作領域を離れた場合に問題が発生します。設定するインターバルを 長くするほど、既存のユーザが動作領域を離れることができる時間が長くなりますが、新しいユーザは システムを利用しにくくなります。
このジレンマを避けるために、作業を終えたユーザはペア設定解除用バーコード(4-18)をスキャンし て、コネクション維持間隔を無効にし、コネクションをすぐに利用可能にすることができます。
コネクション維持間隔を設定するには、次のいずれかのバーコードをスキャンします。
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15 分30 分
60 分
2 時間
4 時間
8 時間
24 時間
無制限
無線出力
LS3478 では、転送範囲が 100m までの Class 1 の Bluetooth 無線を使用します。Class 2 では、転送範 囲が 10m に制限されますが、隣接する無線システムに与える影響が減少します。
Class 1 または Class 2 の動作を選択するには、いずれかのバーコードをスキャンします。
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Bluetooth Class 1Bluetooth Class 2
パラメータブロードキャスト
パラメータブロードキャストを有効にすると、スキャンされたすべてのパラメータバーコードをピコ ネット内にあるその他すべてのスキャナにブロードキャストします。無効にした場合、パラメータバー コードは個々のスキャナでのみ処理され、他のスキャナまたはクレードルからブロードキャストされた パラメータは無視されます。
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有効無効
シングルポイント / マルチポイント動作
クレードルは、同時に 4 台までのスキャナからの通信をサポートします。このマルチポイントモードで は、クレードルでスキャナを充電するために外部電源が必要です。インタフェースケーブル(USB ハブ またはインタフェースケーブルに接続された電源)からクレードルに給電するには、クレードルをシン グルポイントモードに設定します。シングルポイントモードでは、一度に 1 台のスキャナだけがクレー ドルに接続できます。
バス給電モードで動作している場合は、スキャナに充電するために、クレード ルで Bluetooth 無線をオフにする必要があります。このため、クレードルで充 電するのは、そのクレードルとペア設定されているスキャナだけにしてくださ い。充電するためにクレードルに別のスキャナを装着すると、ペア設定されて いるスキャナとの通信が中断します。
マルチポイントモード中にオプションを設定すると、設定変更をすべてのス キャナに適用できます。
シングルポイントモードまたはマルチポイントモードを選択するには、以下の適切なバーコードをス キャンします。
マルチポイントモード
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シングルポイントモードNote
ペア設定の解除
以下のバーコードをスキャンして、クレードルからスキャナを切断します。
ペア設定の解除
ペア設定解除用バーコードは、『LS3478 Quick Start Guide』にも記載されて います。
Note
キーボードインタフェース 5
はじめに
本章では、キーボードホストインタフェース用のスキャナをプログラミングする手順について説明しま す。このインタフェースは、キーボードとホストコンピュータの間にスキャナを接続する際に使用しま す。スキャナは、バーコードデータをキー入力に変換し、その情報をクレードルインタフェースを介し てホストコンピュータに転送します。このキー入力は、ホストコンピュータに転送され、通常のキー ボードから入力されたものと同様に処理されます。
このインタフェースは、手動キーボード入力用に設計されているシステムにバーコード読み取り機能を 追加します。このモードでは、キーボード入力はパスされます。
本章で説明するプログラミングバーコードメニューでは、デフォルト値にアスタリスク(
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)を付けています。
キーボードインタフェースの接続
図 5-1 Y 型ケーブルによるキーボードインタフェース接続
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英語(U.S.) 機能 / オプション*
はデフォルトを示すY 型ケーブル DIN オス型のホストコネクタ
ミニ DIN メス型のコネクタ キーボードコネクタ