スウェーデン、米国、英国を含む世界125カ国以上で承認されている。(2014年3月現在)
米国及び欧州の添付文書の概要を下表に示すが、本邦における効能・効果、用法・用量は 以下のとおりであり、外国での承認状況とは異なる。
【効能・効果】
<ネキシウムカプセル10 mg>
○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症、Zollinger-Ellison症 候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン 投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
○下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的 治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
<ネキシウムカプセル20 mg>
○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、非ステロイド性抗炎 症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は 十二指腸潰瘍の再発抑制
○下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的 治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
【用法・用量】
<ネキシウムカプセル10 mg>
○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群
通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻 合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
○逆流性食道炎
通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、8週間まで の投与とする。
さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10~20mgを1日1回経口投与 する。
○非びらん性胃食道逆流症
通常、成人にはエソメプラゾールとして1回10mgを1日1回経口投与する。なお、通常、4週間まで の投与とする。
○非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
○低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。
○ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)
及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)
1日2回を上限とする。
プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコ バクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはエソメプラ ゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとし て1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
<ネキシウムカプセル20mg>
○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群
通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻 合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
○逆流性食道炎
通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、8週間まで の投与とする。
さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10~20mgを1日1回経口投与 する。
○非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。
○低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。
○ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)
及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。な お、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1 日2回を上限とする。
プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコ バクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはエソメプラ
国名 アメリカ 会社名 AstraZeneca
販売名 Nexium DELAYED-RELEASE CAPSULES 20mg
Nexium DELAYED-RELEASE CAPSULES 40mg
剤形・規格 20、40mgカプセル 承認年月日 2001年2月20日 改訂年月 2016年1月
効能・効果 ・胃食道逆流症の治療(逆流性食道炎の治癒、逆流性食道炎治癒後の維持療法、症候性胃食道逆流症)
・非ステロイド性抗炎症薬起因性の胃潰瘍のリスク軽減
・十二指腸潰瘍の治療及び再発リスクの軽減を目的としたヘリコバクター・ピロリ除菌
・Zollinger-Ellison症候群などの胃酸分泌過多症
用法・用量 本剤は、経口徐放性カプセルとして提供する。各推奨用量を下表に示す。本剤は食事の1時間前までに服用す ること。
プロトンポンプインヒビターの投与期間は、定められた適応症と投与頻度に関する安全性及び有効性データ、
並びに各患者の医学的必要性に基づいたものであること。プロトンポンプインヒビターの投与は、そのベネフ ィットがリスクを上回る場合にのみ開始、継続すること。
表1 ネキシウムの推奨用量
適応症 用量 投与頻度
胃食道逆流症(GERD)
逆流性食道炎の治癒 20㎎又は40㎎ 1日1回4~8週間*
逆流性食道炎治癒後の維持療法 20㎎ 1日1回**
症候性GERD 20㎎ 1日1回4週間***
小児GERD 12~17歳
逆流性食道炎の治癒 20㎎又は40㎎ 1日1回4~8週間
症候性GERD 20㎎ 1日1回4週間
1~11歳+
症候性胃食道逆流症の短期投与 10㎎ 1日1回8週間まで 逆流性食道炎の治癒
体重20㎏未満 10㎎ 1日1回8週間まで 体重20㎏以上
1ヵ月から1歳未満‡‡‡
酸起因性のGERDによる逆流性食道 炎
体重3kg~5kg 体重5kg超~7.5kg
体重7.5kg超~12kg
10㎎又は20㎎
2.5mg 10mg 5mg
1日1回8週間まで
1日1回6週間まで 1日1回6週間まで 1日1回6週間まで 非ステロイド性抗炎症薬起因性の胃潰
瘍の発症リスク軽減
20㎎又は40㎎ 1日1回6カ月まで**
十二指腸潰瘍再発リスクの軽減を目的 としたヘリコバクター・ピロリの除菌
3剤療法:
ネキシウム 40㎎ 1日1回10日まで
アモキシシリン 1000㎎ 1日2回10日まで クラリスロマイシン 500㎎ 1日2回10日まで Zollinger-Ellison 症候群などの胃酸分
泌過多症
40㎎† 1日2回‡
*大多数の患者は4~8週間で治癒する。4~8週間で治癒しなかった患者については、さらに4~8週間投 与
することを考慮してもよい。
** 6カ月を超える比較試験はしていない。
*** 4週間を経過しても症状が完全に消失しない場合は、さらに4週間投与することを考慮してもよい。
+1㎎/㎏/日を超える用量は検討していない。
†胃酸分泌過多症に対する本剤の用量は患者によって異なる。用量レジメンは各患者における必要性を 鑑みて調整すること。
‡1日240mgまでの投与経験がある。
‡‡‡1.33mg/kg/日を超える用量は検討していない。
アモキシシリンとクラリスロマイシンの添付文書の、禁忌、警告、高齢者及び腎機能障害者への投与について も参照すること。
特別な集団 肝機能不全の患者
軽度から中等度の肝機能障害(Child Pugh分類A及びB)患者には用量調節の必要はない。重度の肝機能
障害(Child Pugh分類C)患者の場合、本剤は20 mgを超えないこと。
各製剤について、投与経路と投与方法を以下に示す。
投与方法
(詳細な指示については本表下の説明を参照すること)
製剤 経路 投与方法
徐放性カプセル 経口 カプセルをそのまま飲みこむか、又はカプセルを開い て本剤をアップルソースに混ぜて投与する。
徐放性カプセル 経鼻胃管 カプセルを開いて顆粒をつぶさずにそのまま全てシ リンジに移し、経鼻胃管を介して投与する。
ネキシウム徐放性カプセル
ネキシウム徐放性カプセルはそのまま飲みこむこと。
あるいは、カプセルを飲みこむことが困難な患者の場合は、ボールにテーブルスプーン 1杯分のアップル ソースを入れ、本剤徐放性カプセルを開いて中の顆粒を注意深くアップルソースの上にあける。
顆粒とアップルソースを混ぜ、直ちに飲み込む。使用するアップルソースは熱くないこと。また、噛まず に飲み込めるよう十分軟らかいものを用いること。顆粒は噛んだり砕いたりしてはならない。顆粒とアッ プルソースを混ぜたものは、後日の使用のために保存しておいてはならない。
経鼻胃管を留置している患者の場合、本剤徐放性カプセルを開いて顆粒をそのまま、カテーテルチップシ
リンジ60 mLにあけ、水50 mLと混ぜる。経鼻胃管を使用して本剤を投与する場合、カテーテルチップシ
リンジのみを使用することが重要である。プランジャーを戻してシリンジを15秒間、強く振る。シリンジ の先端を上に向けた状態で持ち、先端部に顆粒が残っていないか確認する。経鼻胃管にシリンジを接続し、
シリンジの中身を経鼻胃管を介して胃内に投与する。顆粒の投与後、経鼻胃管に水を追加し速やかに流す。
顆粒が溶出又は崩壊している場合は投与しないこと。
懸濁剤は調整後すぐに使用すること。