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基準点測量

ドキュメント内 Microsoft Word - 測量委託 (ページ 32-50)

第1節 一般事項

3.1.1 目的

基準点測量とは、既知点(その成果が与件として用いられる点)である基 準点(以下この章において「既知点」という。)に基づき、新点である基準 点(以下この章において「新点」という。)の位置又は標高を定める作業を いう。

第2節 製品仕様書の記載事項

3.2.1

製品仕様書

1 製品仕様書は当該基準点測量の概覧、適用範囲、データ製品識別、デー タ内容及び構造、参照系、データ品質、データ品質評価手順、データ製品 配布、メタデータ等について体系的に記載するものとする。

2 製品仕様書の記載にあたっては、標準的な記載事例を参考とし、当該基 準点測量に適合するように各事項を記載するものとする。

なお、点番号に関しては、国土地理院で公表している記載事例において は、5桁以内の整数(integer)と規定しているが、本都では漢字を使用す る場合を想定し、点番号と同様に20文字以下(characterString)により定 義するものとする。

第3節 測量作業

3.3.1 作業内容

基準点測量は、細部測量の基準となる基準点を設置することを目的として 行い、既知点の種類、既知点間の標準距離、新点間の標準距離、観測の精度等に 応じて、2級基準点測量、3級基準点測量、4級基準点測量に区分する。

3.3.2

基準点測量既知 点

1 既知点は、原則として次のものを使用する。

(1)三角点(国土地理院)

(2)東京都公共基準点(東京都土木技術支援・人材育成センター) 1級 東京港基準点(東京都東京港管理事務所)2級

使用方法は、参考資料-7による。

(3)3~4級基準点測量における既知点は、厳密水平網平均計算及び厳密高 低網平均計算又は、三次元網平均計算により設置された同級の基準点を 既知点とすることができる。

ただし、使用する既知点数の1/2以下とする。

(4)東京都道公共基準点(東京都建設局道路管理部)2・3級及び東京港 基準点(東京都東京港管理事務所)2級の使用方法は、参考資料-8に よる。

なお、以上の既地点の標高は、東京湾平均海面を零位としたT.P.を使用し ているので、第4章第3節第2項「高さの基準」の取扱いに注意すること。

2 既地点の種類、既知点間の距離及び新点間の距離は、次表を標準とする。

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3 前項の区分によらず、公共測量により設置した既知点を用いる場合は、

当該既地点がどの区分に該当するかを特定の上、前項の規定に従い既知点と して使用することができる。

区 分

項目

2級基準点測量 3級基準点測量 4級基準点測量

既知点の 種類

電子基準点 一~四等三角点 1~2級基準点

電子基準点 一~四等三角点 1~2級基準点

電子基準点 一~四等三角点 1~3級基準点 既知点間

距離(m) 2,000 1,500 500 新点間

距離(m) 500 200 50

3.3.3

基準点測量の方 式

1 2級基準点測量は、原則として、結合多角方式により行うものとする。

2 3級基準点測量及び4級基準点測量は、原則として、結合多角方式又は 単路線方式により行うものとする。

3 結合多角方式の作業方法は、次表を標準とする。

4 1級基準点測量に関しては、「東京都公共基準点測量作業規程」を適用 するものとする。

※上記の規程は、「東京都公共測量作業規程」とは別に定める規程である。

区分

項目 1級基準点

測量

2級基準点 測量

3級基準点 測量

4級基準点 測量

1個の多角網にお ける既知点数

新点数 2+ 以上 (端 数 切 り 上 げ)

単位多角計の

辺数 10 辺以下 12 辺以下 ――― ―――

路 線 の 辺 数

5辺以下 6辺以下

7 辺 以 下 1 0 辺 以 下 伐採樹木及び地形の状況等によ

っては、計画機関の承認を得て 辺数を増やすことができる

節 点 間 の 距 離 250m以上 150m以上 70m以上 20m以上

3km以下 2km以下

1km以下 500m以下 GPS測量機を使用する場合は5km以下とする。

ただし、電子基準点等 のみを既知点とする場 合はこの限りでない。

―――

32 偏心距離の制限

S/e≧6 S : 測 点 間 距 離 e : 偏 心 距 離

多角網の外周路線に属する新点は、外 周路線に属する隣接既知点を結ぶ直 線から外側40゚以下の地域内に選点す ることを原則とする。

路線の中の夾角は、60゚以上を原則とする。

ただし、地形の状況によりやむを得ないと きは、この限りでない。

同 左 50゚以下 同 左 60゚以上

――― ―――

簡易水平網平均計算を行う 場合は平均次数を2次まで とする。

考 1.「路線」とは、既知点から他の既知点まで、既知点から交点まで又は 交点から他の交点までの辺数及び距離をいう。

2.「単位多角形」とは、路線によって多角形が形成され、その内部に路 線をもたない多角形をいう。

3.3~4級基準点測量において、条件式による簡易水平網平均計算を行 う場合は、方向角の取付を行うものとする。

5 単路線方式の作業方法は、次表を標準とする。

区分

項目 1級基準点 測量※

2級基準点 測量 ※

3級基準点 測量

4級基準点 測量

単 路 線 方 式

方向角の 取付

既知点の1点以上において方向角の取付を行う。ただし、GPS測量機 を使用する場合は、方向角の取付は省略する。

路線の辺数 7辺以下 8辺以下 10 辺以下 15 辺以下 新点の数 2点以下 3点以下 ――― ―――

路線長 5km 以下 3km 以下 1.5km 以下 700m 以下

路線図形

新点は、両既知点を結ぶ直線から 両側40゚以下の地域内に選点する ことを原則とする。

路線の中の夾角は、60゚以上を原則 とする。ただし、地形の状況により やむを得ないときは、この限りで ない。

同 左 50゚以下 同 左 60 ゚以上

準用規定

節点間の距離、偏心距離の制限、平均次数、路線の辺数制限緩和及びG PS測量機を使用する場合の路線図形は、結合多角方式の各々の項目 の規定を準用する。

備 考 やむを得ず単路線方式を行う場合に限る。

3.3.4

工程別作業区分 及び順序

工程別作業区分及び順序は、次のとおりとする。

ただし、本都が指示し、又は承認した場合は、一部を省略することができ る。

1 作業計画

33 2 選点

3 測量標の設置 4 観測

5 計算 6 品質評価 7 成果などの整理

8 第三者機関による成果検定 3.3.5

測量作業の精度

基準点測量における座標の閉合比の許容範囲は、本仕様書による許容範囲 を満足すること。

3.3.6 作業計画

作業計画は、第11条の規定によるほか、地形図上で新点の概略位置を決 定し、平均計画図を作成するものとする。

(第11条 作業機関は、測量作業着手前に、測量作業の方法、使用する主 要な機器、要員、日程等について適切な作業計画を立案し、これを計画機関 に提出して、その承認を得なければならない。作業計画を変更しようとする ときも同様とするものとする。

3.3.7 選点

1 基準点測量の選点にあたっては、次の事項に留意すること。

(1)既地点の現況調査を行い異常の有無を確認するとともに、基準点現況 報告書を作成すること。

(2)新点は、後続作業を考慮し、適切な位置に選定し,選点図を作成する。

選点図に基づき平均図を作成し、監督員の承諾を得ること。

(3)測量作業上必要な場合は、監督員と協議のうえ補助基準点を設置する ことができる。

(4)定めのない事項については、監督員と協議のうえ、東京都公共測量作 業規程を準用する。

2 新設した基準点には、2級C、3級A、4級Bの記号と一連番号を付し、

その位置は固定物を利用して3方向から測定し、後日位置の確認ができる ように「点の記」を作成すること。

なお、これによりがたい場合は、監督員の指示によることができる。

3 これに基づき、基準点網図を作成すること。

3.3.8

基準点の標識

1 測量標識の設置とは、新点の位置に永久標識を設ける作業をいう。

2 計画機関が所有権又は管理権を有する土地以外の土地に永久標識を設置 しようとするときは、当該土地の所有者又は管理者から建標承諾書等によ り承諾を得なければならない。

3 永久標識の規格及び設置方法は、別図-1によるものとし、設置した永 久標識については、写真等により記録するものとする。

4 3級基準点には、鉄筋コンクリート標杭(120×120×900㎜)を埋石する ことを原則とするが、これによりがたい場合は、監督員の指示に従うこと。

5 4級基準点には、プラスチック杭(70×70×600㎜)を設置することを原 則とするが、これによりがたい場合は監督員の指示に従うこと。

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6 杭頭部には、所定の表示(別図-1 参照) をすること。

観測に使用する主要な機器は、次表に掲げるもの又はこれらに相当するも

のとする。

1 観測は、監督員の承認を得た平均図又は観測図に基づき、トータルステ ーション(データコレクタを含む。以下「TS」という。)、セオドライ ト、測距儀等(以下「TS等」という。)を用いて、関係点間の水平角、

鉛直角、距離等を観測する作業(以下「TS等観測」という。)及びGP S測量機を用いて、GPS衛星等からの電波を受信し、位相データ等を記 録する作業(以下「GPS観測」という。)をいい、本仕様書記載の方法 で所定の対回数(セット数)を実施する。

2 GPS観測は、干渉測位方式による。また、GPS以外の測位衛星から の電波を受信し、位相データを記録する作業を含むものとする。

3 測標水準測量は、直接水準測量による。ただし、監督員の指示又は承認 を得て間接水準測量を併用することができる。基準点測量の計算は、距離、

方向角、座標、及び標高の計算を行う。

ただし、必要に応じて経緯度計算を行うことができる。

4 観測は、TS等及びGPS測量機を併用することができる。

5 観測に使用する機器の点検は、観測着手前及び観測期間中に適宜行い、

必要に応じて機器の調整を行うものとする。

6 観測は、平均図等に基づき、次に定めるところにより行うものとする。

(1)TS等の観測及び観測方法は、方向観測法による。次表のとおりとす る。

ただし、水平角観測において、目盛変更が不可能な機器は、1対回の 繰り返し観測を行うものとする。

機 器 性 能 適 用

1級トータルステーション

別 表 1 に よ る

1 ~ 2 級 基 準 点 測 量 2級トータルステーション 2 ~ 3 級 基 準 点 測 量 3級トータルステーション 4 級 基 準 点 測 量 1 級 G P S 測 量 機 1 ~ 4 級 基 準 点 測 量 2 級 G P S 測 量 機 1 ~ 4 級 基 準 点 測 量 1 級 セ オ ド ラ イ ト 1 ~ 2 級 基 準 点 測 2 級 セ オ ド ラ イ ト 2 ~ 3 級 基 準 点 測 量 3 級 セ オ ド ラ イ ト 4 級 基 準 点 測 量 測 距 儀 1 ~ 4 級 基 準 点 測 量

3 級 レ ベ ル 測 標 水 準 測 量

2 級 標 尺 測 標 水 準 測 量

鋼 巻 尺 JIS 1級 ―――

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