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1.計画策定の目的と背景
少子高齢化の急速な進展により、65歳以上の高齢者人口は年々増加しています。
生活環境の改善や医学・医療の進展などにより、平均寿命は男女ともに 80歳を超えてお り、後期高齢者といわれる75歳以上の方の人口も今後も増加が続く見込みです。
後期高齢者の皆さまや障がいをお持ちの一部の方が加入する「後期高齢者医療制度」に おいては、被保険者数の増加に伴う医療費の増大が見込まれることから、被保険者の健康 保持・増進や制度の安定化・適正化に向けての事業展開は急務とされています。
このような状況のなか、 新潟県後期高齢者医療広域連合(以下「広域連合」という。)では、
被保険者の皆様が地域において自立した日常生活を少しでも長く送ることができるよう、保 健事業を実施してきました。
一方、国では、平成 25 年 6 月に「日本再興戦略」を閣議決定し、その中で「全ての健康 保険組合に対して、レセプト等のデータ分析、それに基づく加入者の健康保持増進のため の事業計画として『計画』の作成・公表・事業実施、評価等の取組みを求めるとともに、市町 村国保が同様の取組を行うことを推進する。」と定め、後期高齢者医療の保険者に対しても
「高齢者の医療の確保に関する法律に基づく保健事業の実施等に関する指針」において、
同趣旨の取組を求めています。
これを受けて、広域連合では被保険者の皆様の健康状態や疾病傾向などを、健康診査 の結果や診療報酬明細書(以下「レセプト」という。)などを用いて分析し、重症化する前に 出来る予防措置や日常生活の改善の提案など、一般的な啓発事業から重症化予防事業ま で、幅広い保健事業を展開してきました。
この取組のため、平成 27 年 8 月に「第 1 期保健事業実施計画(データヘルス計画)」を 策定しましたが、このたび 3年間の計画期間が終了するため、この計画を検証し、実施状況 を踏まえて「第2期保健事業実施計画(データヘルス計画)」を策定します。
広域連合では、この計画に基づき、効果的かつ効率的な保健事業を確実に実施し、被保 険者の皆様の更なる健康保持・増進に取り組んでまいります。
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2.計画の位置付け
本計画は、「21世紀における第2次国民健康づくり運動(健康日本21(第2次))」の基本 方針を踏まえ、「新潟県後期高齢者医療広域連合第3次広域計画」に基づき定めるもので、
「新潟県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例」第3 条に規定する保健 事業を推進する計画です。
また、「健康にいがた 21(第2次)改訂版」や「新潟県地域保健医療計画」、「新潟県医療 費適正化計画」、県内市町村の健康増進計画、データヘルス計画との調整を図っています。
3.計画の名称と計画期間
計画の名称:第2期 保健事業実施計画(データヘルス計画)
計画 期間:平成30年度~平成35年度(6年間)
第2期データヘルス計画の中間年度である32年度には計画全体の評価・
検証を行い、必要に応じて見直しを行います。
データヘルス計画 27年度 28年度 29年度 30年度 31年度 32年度 33年度 34年度 35年度 第1期計画
第2期計画
見直し 計画期間:3か年
(H27~H29)
計画期間:6か年
(H30~H35)
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4.計画のサイクル
PDCAサイクルを意識し、継続的に事業を実施していきます。
5.関係者連携・実施体制
(1)関係者との連携
皆様は、75 歳に達したことや 65 歳以上で一定の障がいがあることにより、後期高齢者医 療制度に加入します。後期高齢者医療制度の被保険者となる前は、市町村国保や被用者 保険など他保険に加入しており、他保険者の実施する保健事業を受けていました。加入保 険にかかわらず、連続性のある事業を受けることが健康保持・増進に効果的かつ効率的で す。そこで、広域連合では、市町村国保や被用者保険の保険者と連携し、連続性を意識し た保健事業を実施します。
また、後期高齢者医療制度の被保険者は、市町村で行う介護保険サービス、介護予防 事業を受けていることが多いため、市町村介護部門と連携し、効率的な事業の実施により、
地域包括ケアの推進を支援します。
加えて、新潟県国民健康保険団体連合会が実施する「国保・後期高齢者医療ヘルスサ ポート事業」や「支援・評価委員会」を積極的に活用し、専門的知見からの助言を受けなが ら、PDCA サイクルを意識して、継続的に事業を実施します。また、常に医師会・歯科医師 会・薬剤師会・栄養士会・看護協会等、関係機関へ相談し、助言や協力をお願いするととも に、事業委託等、専門的技術の支援を受けられるよう連携を図ります。
Plan(計画)
〇データ分析に基づく事業の立案
・健康課題の分析
・目標設定
・事業の企画
Do(実行)
〇事業の実施
Check(評価)
〇データ分析に基づく事業の評価
・目標と結果の比較・分析
・事業の評価
Act(改善)
〇次サイクルに向けた修正
・改善すべき点の検証
・事業内容の見直し
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(2)実施体制
関係者との連携が、確実に効率的に行えるよう、必要に応じて、以下のような会議や意見 交換の場を設置・開催していきます。また、以下の会議等以外にも、随時、連絡を取り合い ながら、事業の効果的・効率的な実施を図ります。
【主な実施体制・関係者連携の場】
○医療懇談会
実施主体:新潟県後期高齢者医療広域連合 参 加 者:被保険者を代表する委員 3名以内
保険医又は保険薬剤師を代表する委員 3名以内 学識経験者その他の有識者を代表する委員 2名以内
被用者保険等その他の医療保険者を代表する委員 2名以内 行政関係者 2名以内
○市町村担当課長会議
実施主体:新潟県後期高齢者医療広域連合 参 加 者:市町村後期高齢者医療担当課長
○保健事業担当者連絡会議
実施主体:新潟県後期高齢者医療広域連合 参 加 者:市町村後期高齢者医療担当
保健事業担当 介護保険担当
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【新潟県後期高齢者医療広域連合 データヘルス計画実施体制図】
後期高齢者 医療広域連合
市町村 後期高齢者 医療担当部署
市町村 保健衛生 担当部署
市町村 介護保険 担当部署 地域包括
支援センター かかりつけ
医科・歯科等の 医療機関、
かかりつけ薬局
・薬剤師 等 医師会、
歯科医師会、
薬剤師会、
栄養士会等
高齢者
「一人一人の特性に 合わせた対応」
疾病予防
介護予防
・重複・頻回 受診者訪問相談
・糖尿病性腎症・
CKD重症化予防
・健康診査
・在宅訪問栄養 食事相談
・生活習慣病
要治療者受診勧奨
・服薬相談
・歯科健康診査
・在宅要介護者 歯科保健
・健康づくり高齢者 補助金交付
・ジェネリック 医薬品普及・啓発
*出典 高齢者の特性を踏まえた保健事業ガイドライン(暫定版)(厚生労働省)より抜粋し改変
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