上 デ ジタ ル放 送 開 始
いまだに本格的な連携は実現していないと言われている
Hy bridcas t
提 案
(NHK
技 研 公 開
)
2006
ワン セグ
サー ビ ス開 始
2003
アク トビ ラ
TV
発 売2011
モバ イル マル チメ ディ ア放 送 開 始
2008
NHK
オン デ マン ドサ ー ビ ス開 始
2008
コネ クテ ッドTV
概 念 提 唱
(NAB) サー
バー 型 放 送 運 用 規 定 検 討 協 議会 発 足
2008
本 格 的IPTV
ひか りTV
サー ビス 開 始)
2012
37
携帯端末向けサービス(ワンセグ)の概要
■ 携帯端末向けサービス(通称「ワンセグ」:1セグメントサービス)
地上デジタル放送の1チャンネル分の周波数帯域は13個のセグメントと呼ばれる単位で 構成
このうちの「1セグメント」を使った移動体向けサービス
移動受信でも安定して受信できる方式を採用し、映像・音声・データを提供
携帯端末向けセグメント ハイビジョン放送
標準放送 ×3
← 地 上 デ ジ タ ル 1 チ ャ ン ネ ル 分 の 帯 域 →
12セグメント 1セグメント
1セグメント
4セグメント 4セグメント 〃 4セグメント
デジタルG デジタルE
ワンセグ、放送通信の融合
Hybridcast™
39
○放送と通信を連携させた新しい放送サービス
放送の特徴である同報性、高品質、高信頼性と、個別の要求に応え ることができる通信の特徴を生かすことにより、より豊かな放送サー ビスを実現します。
○放送と通信の正確な同期合成技術
放送と通信で送られる映像や字幕データなどのコンテンツを正確に 同期合成させることができるため、多言語字幕やマルチビューサー ビス(ピクチャーインピクチャー)など様々なサービスを実現すること ができます。
○
TV
、携帯端末、パソコンなど様々な端末同士の連携テレビと各種端末同士の連携技術により、視聴者それぞれの要求に 応じた便利なサービスが実現します。例えば、視聴中の番組に関連 する情報を必要に応じて携帯端末などで利用できます。
2011
NHK
技研公開資料よりHybridcast™の概要
40
Hybridcast™の基本概念
41
○インターネット接続機能を備えたテレビ受信機の多機能化によって、
テレビは放送を見るだけでなく、ネット経由で様々なサービスを楽しむこ とができる
○放送と連携した様々なインターネットサービスを利用して、既存の放送 によるサービスを強化できるような環境が実現できる。これまでより便利 かつ多様に番組を楽しむことができる。
○放送と通信の同期、
SNS
との連携、携帯端末やPC
との連携、画面の 制御といった各種の技術が必要である。○プロトタイプ受信機や各要素技術検証のための開発、研究が必要で ある。
Hybridcast™の放送サービス例
42
Hybridcast™の基本概念
43
44
同期対応マルチビューサービス
45
多言語字幕サービス( TV 一体型プロトタイプ受信機)
スマートテレビの動向(情報通信白書2012より)
46
放送ソーシャルの新たな展開
スマートTV
47
着実な普及が予想される
想定するスマートTVサービス環境の概要
48
想定するスマートTVにおける連携の概要
49
次世代放送技術
50
51
放送メディアの展開
伝える情報の「質」のイノベーション
伝える仕組みのイノベーション
52
スーパーハイビジョン
7680 画素
画角 :水平約100°(縦横比 9:16)
視距離 :画面高の約0.75倍
画面高
画面高×0.75
1080画素
1920画素
<ハイビジョン>
画面高×3
4320画素
画角 :水平30°(縦横比 9:16)
視距離 :画面高の3倍
視力1.0: 画角1度=約 60画素
映像システムの基本設計とは
“感じる”を科学することの重要性
視聴者心理状態の把握技術の開発
コンテンツがどのような心理状態を引き起こしているかを推定するため、脳機能計測・解析の研究
番組素材の力を最大限に活かす制作手法、個人適応技術の開発 コンテンツの情報受容特性の解明
心理実験・視線分析に加えて、脳機能計測により「コンテンツがどのように 視聴者に認知されているか」の解明
番組制作者の意図が十分に伝わるコンテンツの制作指針の究明 臨場感、現実感メカニズムの解明を目指して
高精細映像、広視野映像、3次元映像、マルチチャンネル音響、触覚情報 の提示によって、どのように臨場感や現実感が増大するか脳機能研究の アプローチを導入して、臨場感・現実感メカニズムの解明53
ビデオ再生2(臨場感実験)
畑田らによる観視画角と誘導効果の実験結果
(日本放送出版協会「ハイビジョン技術」P.14より)
観視画角と心理効果
半球ドームでの誘 導効果の測定
-3 -2 -1 0 1 2 3
30 40 50 60 70 80 90 100
水平画角(°)
力量感
画面幅 3m 画面幅 2.4m 画面幅 1.8m 画面幅 1.2m
-3 -2 -1 0 1 2 3
30 40 50 60 70 80 90 100
½ æ p i j
õK´
æ Ê 3m
æ Ê 2.4m
æ Ê 1.8m
æ Ê 1.2m
観視画角と心理効果の実験例
(高精細スライド静止画像による評価結果)
HDTV
観視画角と心理効果
•
視野角が大きいほど力量感が増加•
画面に近すぎると快適感が減少(撮影画角によって変化)
ビデオ再生3(話速変換)
話速変換機能内蔵のラジオ・テレビ
高齢者にとって放送の音声が早口に感じて、聞き取りにくい場合があ ります。そこで番組全体の時間は延ばさずに、また音質も変えること なく音声をゆっくり聞ける「話速変換技術」を研究。
放送されている番組の音声の速さを、声の高さや質は保ちつつ、リア ルタイムでゆっくりに変換して聞くことができます。実時間からできるだ け遅れないように、音声の話し始めを特にゆっくりとし、音声と次の音 声のすき間である“ま”の部分を違和感なく短縮することで、番組の放 送時間枠を保ちながらゆっくりと聞こえるよう工夫をしている。
58
人にやさしい技術を目指して