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国と地方の歳出(総額 167.8兆円)

国民の租税(総額 94.6兆円)

61.1% 38.9%

地方税<36.8兆円>

58.3%

41.7%

国税<57.8兆円>

地方<97.8兆円>

国<70.0兆円>

逆 転 6:4

4:6

○ 国と地方の間で、収入と支出のアンバランスが生じています。

最終支出ベースでは地方が国を上回っているのに対し、国民が負担 する租税収入の配分では、国が地方を上回っており、最終支出と税源 配分が逆転しています。

○ この税源配分のギャップは、地方財源を保障するとともに地方自治 体間の財源の不均衡を調整している「地方交付税」や使途が特定され ている「国庫支出金」などにより補完されています。

○ 租税総額 94.6 兆円に対して、歳出総額(純計)は 167.8 兆円となっ ており、その差額は国債・地方債などで埋めています。(平成 26 年度 決算)

国と地方の財源配分

岩手 島根 高知 鳥取 秋田 全国平均 千葉 大阪 神奈川 愛知 東京

18 17 17 16 15

45 26

58 34

49

175

77 71 63 57 54 28

15 20 12

12 13

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200

岩手 島根 高知 鳥取 秋田 全国平均 千葉 大阪 神奈川 愛知 東京

(万円)

還元額 国税収入額

区分 還元率

東京 7.2%

愛知 25.0%

神奈川 34.0%

大阪 35.0%

千葉 57.9%

全国平均 62.5%

秋田 351.7%

鳥取 351.9%

高知 366.8%

島根 413.5%

岩手 428.0%

租税の負担と還元

○ 東京における平成 26 年度の国税収入額は 23.3 兆円で、総額 57.2 兆 円の約 41%を占めており、これは都民1人当たり 175 万円を納税して いる計算になります。

○ 一方、国からは、都民1人当たり 13 万円しか還元されておらず、こ れは率にして 7.2%に過ぎません。

都道府県別の国税収入額と国からの還元額(住民1人当たり)

* 「国からの還元額」は、地方交付税、地方特例交付金、地方譲与税、国庫支出金の合計です。

* 算出に用いた金額は平成 26 年度決算ベース、人口は平成 27 年1月1日現在の住民基本台帳人口です。

* 都道府県には域内の区市町村が含まれています。

* 掲載されているのは、還元率の低い5都府県及び高い5県です。

(単位:円)

東京都 168,224 - 27,802 196,027

神奈川県 103,256 8,616 17,172 129,044

大阪府 102,166 31,167 20,293 153,626

愛知県 130,545 10,589 19,936 161,070

埼玉県 90,609 25,849 16,987 133,445

全国平均 103,970 69,243 20,151 193,363

福井県 104,110 167,541 21,308 292,958

徳島県 94,349 192,637 20,128 307,114

高知県 75,347 235,128 20,700 331,175

島根県 82,663 262,246 22,147 367,055

鳥取県 80,268 236,829 21,103 338,200

合計 地方交付税 地方譲与税等

都道府県名 地方税 0

50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 400,000

(円)

東 京 都

全 国 平 均 地 方 税

地 方 交 付 税 地 方 譲 与 税 等

1人当たりの一般財源額

* 地方税の額は、税連動経費などの区市町村に交付する額及び超過課税、法定外普通税、法定外目的税を除 いたものを用いています。

* 平成 26 年度決算の数値を用いています。

* 1人当たりの一般財源額は、平成 27 年 1 月 1 日現在の住民基本台帳人口で除して得た額です。

* 掲載されている団体は、人口上位5都府県(東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県)及び下位5県 (福井県、徳島県、高知県、島根県、鳥取県)です。

○ 地方税は、経済活動の集積度の違いなどにより、地域間で偏在があ りますが、地方交付税によって調整がなされており、都の1人当たり の一般財源額は、概ね全国平均と同水準となっています。

◆ 一般財源

◇ 一般財源とは、地方税や地方交付税、地方譲与税のように、使途が特定され ていない財源のことです。

◎ 待機児童

保育所入所待機児童は、都市部に集中しており、東京都だけで全国の約3割を占めて います。

区 分 東京都 全国 東京都の全国

に占める割合 待機児童数 7,670人 23,167人 33.1%

* 厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめ(平成27年4月1日)」によります。

◎ 用地取得費

東京都の公共施設等の整備に係る用地取得単価は、全国平均と比較して、非常に高額 となっています。

区 分 東京都(A) 全国平均(B) (A)/(B) 用地1㎡当たりの取得単価 333千円 19千円 18倍 * 平成26年度普通会計決算ベースです。

◎ 自然災害のリスク

東京都には、政治・行政・経済の中枢機能が集中しています。首都直下地震等により これらの機能が不全に陥れば、日本全体の国民生活や経済活動が麻痺し、甚大な被害が 生じるため、自然災害時にも首都機能を維持していく取組が必要となります。

[首都直下地震による経済損失]

資産等の被害

(被災地) 47~90兆円 経済活動への影響

(全国) 48~70 兆円

* 中央防災会議「首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告)~経済的な 被害の様相~」によります。

◎ 首都警察業務

警視庁は、自治体警察の業務に加えて、本来国の責務で行われるべきである首都警察 業務を行っています。

・皇室関係の警衛、警備 ・国会、総理官邸等の警戒 ・外国公館の警戒 ・大臣及び政党等要人の警護

大都市に特有の財政需要

○ 情報通信・サービス産業や金融、行政などの機能が集中し、多くの 人々が住み働く場である大都市は、特有の財政需要を抱えています。

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