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112 認識の形成等「顔の見える関係」の強化。

Ⅲ  在宅医療介護連携に関連する取組

地域包括ケアシステムの趣旨から考えると、在宅医療介護の連携を推進していく上では、

関係する他の施策の取組とも連携をとりながら進めていく必要があります。 

○認知症施策の推進 

  平成27年1月に 策定 された認知症施策推進 総合戦略(新オレンジプ ラン )は、厚 生労働省 だ け でなく政府一 丸とな って 認知症の人の生活全体を支えるよう、我が国の認知 症施策を 加速するた めの新たな戦略を策定するという総理の指示に基づき、厚生労働省を中心に関係 12 省庁が共同 して策定されました。このオレンジプランは7つの柱に沿って施策を推進する構成となっていますが、

地域で認知症の人を見守る体制づくりなど、省庁横断で具体的な施策を掲げて一体的に推進する こととされています。 

また、平成26年度の介護保険法改正では、地域支援事業の包括的支援事業に新たに「認知症 総合支援事業」が位置づけられました。これにより市町村において、平成30年3月末までに認知症 地域支援推 進員の 配置 や認知 症初期集中 支援 チームの 設置な ど総合 的な認 知症 ケアに 取り 組 むこととなりました。 

本市においては、平成23年度から認知症地域支援推進員(認知症コーディネーター)を配置し、

市内の認知症サポート医や認知症の人と家族の会と連携しながらいち早く出雲らしい 認知症対策 を進めてきたところです。今後も関係機関と協議しながら、さらに認知症ケア推進に取り組んでいく 必要があり、「認知症に対する正しい理解の普及」「早期発見・早期診断等の取組」「認知症支援ネ ットワークの推進」という三つの柱に基づき、認知症施策を推進していきます。 

【認知症に関する取組】 

○認知症に対する正しい理解の普及    ・認知症サポーターの養成 

  ・認知症キャラバン・メイトの養成と組織化    ・認知症オレンジサポーターの養成    ・認知症ケア・フォーラムの開催 

○早期発見・早期診断等の取組 

  ・認知症初期集中支援チームの設置(出雲医師会認知症サポート医会の協力) 

  ・認知症コーディネーター(認知症地域支援推進員)の配置    ・認知症カフェの開設 

○認知症支援ネットワークの推進 

  ・行方不明時の対応(出雲市社会福祉協議会による認知症SOSメール、出雲警察署との連携) 

  ・小地域単位のネットワークづくり 

  ・地域密着型サービス事業所による相談対応 

  ・出雲式認知症ケアパスの活用 

○生活支援体制整備 

平成26年度の介護保険法改正において、「生活支援体制整備事業」が地域支援事業に位置づ けられました。これにより市町村において、平成30年3月末までに生活支援サービスを行う事業者 等のネットワークを構築しサービスの調整役となる生活支援コーディネーターを配置することと なっ ています。また 、多様なサー ビス主体の情報共有や連携強化のための協議体を設置す ることが求 められています。本市で は、平成28年6月から出雲市社会福祉協議会に委託し事業を開始しまし た。また、協議体については、平成28年12月に出雲市生活支援体制整備推進協議体を立ち上げ ました。 

【生活支援コーディネーターの配置】   

平成 28 年 6 月〜出雲市社会福祉協議会への委託(2 名配置) 

【役割】地域における生活支援等サービスの調整 

①  サービス提供の現状把握(既存団体の取組等) 

②  高齢者支援のニーズ把握(不足している資源等) 

③  関係者間のネットワークづくり 

④  担い手の養成、地縁組織等への働きかけ  など 

【活動方法】市や高齢者あんしん支援センターとの連携 

(1)地区へのアプローチ 

①ワークショップの開催 

②住民アンケートの実施 

③地区での生活支援組織の立ち上げ支援 

(2)住民主体の集いの場の立ち上げ支援 

(3)社会資源情報の見える化の検討 

【出雲市生活支援体制整備推進協議体の設置】(関係団体の協議の場) 

【役割】多様な主体間の情報共有及び連携・協働による体制整備の推進 

① 生活支援コーディネーターの組織的な補完 

② 地域ニーズ、既存の地域資源の把握、情報の見える化の推進 

③ 企画、立案、方針策定を行う場 

④ 地域づくりにおける意識の統一を図る場 

⑤ 情報交換の場、働きかけの場    など 

【構成団体】 

民生委員児童委員協議会、地区社会福祉協議会(出雲・平田・河南・大社・斐川)、 介護保険サービス事業者連絡会(訪問・通所・ケアマネ・施設)、高齢者クラブ、シ ルバー人材センター、住民参加型在宅福祉サービス団体、出雲医療生活協同組合、

生活協同組合しまね出雲支所、JAしまね出雲地区本部・斐川地区本部・やすらぎ 会、高齢者専門宅配弁当事業者、出雲保健所 

(事務局)出雲市社会福祉協議会、高齢者あんしん支援センター、出雲市 

【設置】 

平成28年12月

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○介護予防・日常生活支援総合事業 

平成26年度の介護保険法改正により、 要支援認定者 (要支援1、要支援2)に対する予防給付 サービスのうち、訪問介護(ホームヘルプサービス)、通所介護(デイサービス)については、市町村 が実施する介護予防・日常生活支援総合事業(略称「総合事業」)へ移行します。 

本市においては 、平成 29年4月1日か ら総合 事業を開始しました。総 合事業では、現 行と同 様 なサービ スの ほか、 筋力 トレー ニ ング教室や ふれあ いサロン など 、介 護予防や生活 支援の ニ ーズ に応える多様なサービスを総合的に提供していくこととしています。 

総合事業移行前後の体系図 

    <平成28年度まで>      <平成29年度以降> 

○介護給付【要介護1〜5】        ○介護給付【要介護1〜5】 

●予防給付【要支援1,2】        ●予防給付【要支援1,2】 

訪問看護、通所リハビリ、福祉      訪問看護、通所リハビリ、福祉  用具貸与、住宅改修・・・・      用具貸与、住宅改修・・・・ 

訪問介護     通所介護  

保 険 給 付 保

険 給 付

介 護 予 防 事 業

二次予防事業【基本チェックリス ト該当者】 

・訪問型予防事業 

・通所型予防事業(水中運動、筋 トレ運動等) 

▲一次予防事業【元気な高齢者】

通所型予防 事業(ふれあ いサロ ン、認知症予防教室等) 

△介護予防サービス事業【要支援1,

2、基本チェックリスト該当者】   

  訪問型サービス  

  予防給付と同様の訪問介護、二次

予防事業と同様の訪問型事業    通所型サービス  

予防給付と同様の通所介護、二次 予防事業と同様の通所型事業 

▲一般介護予防事業【元気な高齢者】 

通 所 型 予 防 事 業 ( ふ れ あ い サ ロ ン、認知症予防教室等) 

総 合 事 業

○災害時の対応 

東日本大 震災にお け る 、要介 護高齢 者や障が い 者等の 避難行 動要支 援者(自ら避 難す るこ と が困難で円滑かつ迅速な避難確保を図るため特に支援を要する者)、消防職員・消防団員や民生 委員等の避難支援者の犠牲を抑えるためには、事前の準備を進め、迅速に避難支援を行うことが 必要という教訓をもとに、災害対策基本法が平成25年に改正され、「避難行動要支援者名簿」を活 用した実効性のある避難支援がなされるよう、「避難行動要支援者名簿」の作成が市町村に義務付 けられました。 

本市においては平成27年度に「避難行動 要支 援者名簿」を作成し、平成27年度以降順次、防 災担当課において更新が行われています。 

常時提供用名簿の提供に同意した要支援者(平常時から避難支援等関係者(地区災害対策本 部、出雲市消防団、出 雲市社会福祉協議会、出雲警察署、民生委員児童委員協議会)への 名簿 情報の提供に同意した要支援者)については、避難支援者が中心となって事前に定められた個別 計画に基づき、避難行動の支援を実施します。 

災害時の避難支援をより実効性あるものとする ために、要支援者ごとに避難支援者の基本事項

を定めた個 別計画を作成。個 別計画は民生児童委員、ケアマネジャー等が中心となり、避難支援

等関係者の協力を得て コーディネートを行い、避難行動要支援者に聴き取 りを行い 、避難支援者

の選定等必要事項を定めることとなっている。 

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在 宅医 療等 に関 する 市民 意識 調 査結 果に つい て

1 . 調 査 の 目 的

・市 民 の 在 宅 医 療 と 介 護 に対 す る ニー ズ 、 意 識 等 を把 握 し 、 今 後 の在 宅 医 療 と 介 護 の連 携 推 進 事 業 の基 礎 資 料 とする  

2 . 実 施 概 要

調 査 方 法 : 自 記 式 ア ン ケ ー ト 調 査 ( 郵 送 配 布 、 郵 送 回 収 )   調 査 期 間 : 平 成2 7年1 1月27日 〜 平 成28年1月1 5日  

  調 査 対 象 : 平 成27年11月1日 時 点 で 、 出 雲 市 に 居 住 す る 市 民3,0 00人  

≪ 居 住 地 、 性 別 、 年 代 別 ( 20〜 80歳 代 ) を 考 慮 し 、 無 作 為 抽 出 ≫     調 査 項 目 : 在 宅 医 療 ・ 介 護 に つ い て の 認 識 ・ ニ ー ズ な ど30項 目  

3 . 調 査 結 果 ( 回 答 者 数 等 )

回 答 者 数 :   1,55 1人   ( 有 効 回 答 者 数   男6 16人   女845人   計1,46 1人 )   回  答  率 :   51.7 %   ( 有 効 回 答 者 率   男4 2. 4%   女54 .6 % )  

4 . 今 後 の 対 応 等

(1)  調 査 結 果 に 基 づ く 主 な 課 題  

①  か か り つ け 医 を 持 つ 市 民 は 約 5 割  

・ 病 院 と 在 宅 を つ な ぐ 医 療 連 携 に 大 き な 役 割 を 果 た す か か り つ け 医 の 存 在 は 重 要 で あ る が 、 か か り つ け 医 を 持 つ 市 民 は 約 5 割  

②  在 宅 医 療 ・ 介 護 の 内 容 に つ い て 、 市 民 に 十 分 認 識 さ れ て い な い  

・ 市 民 の 約 8 割 が 、 在 宅 で ど の よ う な 医 療 ・ 介 護 が 受 け ら れ る か 分 か ら な い と 思 っ て お り 、 在 宅 医 療 ・ 介 護 の 内 容 に つ い て 、 市 民 に 十 分 認 識 さ れ て い な い  

③  医 療 ・ 介 護 サ ー ビ ス が 充 実 し て い る と 思 う 市 民 は 約 5 割  

・ 出 雲 市 は 比 較 的 医 療 ・ 介 護 資 源 に 恵 ま れ た 地 域 と 言 わ れ て い る が 、 充 実 し て い る と 思 う 市 民 は 約 5 割 で あ り 、 医 療 等 の 情 報 が 市 民 に 十 分 提 供 さ れ て い な い  

④  市 民 は 、 在 宅 生 活 す る こ と に 不 安 を 持 っ て い る  

・ 市 民 の 約 4 割 は 人 生 の 最 期 ま で 在 宅 生 活 が で き る こ と を 望 ん で い る が 、 在 宅 を 選 択 す る に は 、 家 族 の 介 護 力 、 経 済 的 負 担 な ど の 不 安 を 持 つ 人 が 多 い

(2)  今 後 の 対 応  

①  医 療 ・ 介 護 関 係 者 間 で の 課 題 の 共 有 と 課 題 解 決 に 向 け た 対 応 策 の 検 討  

・ 在 宅 医 療 ・ 介 護 連 携 推 進 連 絡 会 議 の 開 催 、 関 係 機 関 ・ 団 体 へ の 情 報 提 供 等  

②  か か り つ け 医 や 在 宅 医 療 ・ 介 護 に 関 す る 普 及 啓 発 の 強 化  

・ 在 宅 医 療 座 談 会 ( コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー や 町 内 会 単 位 ) 、 講 演 会 等 の 開 催  

・ 医 療 ・ 介 護 に 関 す る 相 談 支 援 体 制 の 充 実  

③  在 宅 医 療 ・ 介 護 サ ー ビ ス の 提 供 が 不 十 分 な 地 域 に お け る 体 制 の 構 築  

・ 条 件 不 利 地 域 に お け る 訪 問 診 療 ・ 訪 問 看 護 確 保 対 策 事 業 等  

④  在 宅 療 養 を 地 域 の 住 民 が 相 互 で 支 え あ う 体 制 の 整 備  

・ 生 活 支 援 体 制 整 備 事 業 等