第3章 工事費積算
第4節 土工
1 土量の変化
土量の変化は次の3つの状態の土量の区分して考える。
地山の土量・・・・・・掘削(床掘)すべき土量 ほぐした土量・・・・・運搬すべき土量
締固め後の土量・・・・出来上がりの盛土(埋戻)土量
三つの状態の体積比を次式のように表し、L及びCを土量の変化率という。
ほ ぐ し た 土 量 ( ㎥ ) 地 山 の 土 量 ( ㎥ ) 締 固 め 後 の 土 量 ( ㎥ ) 地 山 の 土 量 ( ㎥ )
土量の配分計画を立てる場合には、この土量変化率を用いて、切土(掘削・床掘)
、盛土(埋戻)の土量計算を行う。
2 土量変化率
統一分類法により分類した土の各土質に応じた変化率は表-1を標準とする。なお細分し 難いときは表-2を使用してよい。
L=
C=
表-1
記号
(GW)(GP)
(GPs)(G-M)
(G-C)
(GM)(GC)
(GO)
(SW)(SP)
(SP)(S-M)
(S-C)(S-V)
砂 質 土 (SM)(SC)
( 普 通 土 ) (SV)
(ML)(CL)
(OL)
高 含 水 比 粘 性 土
1.20 1.00
1.30 1.15
1.50 1.20
1.60 1.25
1.65 1.40
(注)1.本表は体積(土量)より求めたL,Cである。
2.土(岩)の均しのみに関する土量変化率及び適用歩掛は県土木工事 標準積算基準〔Ⅲ〕を参照のこと。
軟 岩 Ⅱ 中 硬 岩 硬 岩 Ⅰ
1.20
(MH)(CH)
1.30
1.25 分類名称
主要区分
レキ質土
レ キ
レ キ 質 土
変化率L 変化率C
岩 塊 玉 石 軟 岩 Ⅰ 砂質土
及び砂
粘性土
砂
粘 性 土
1.20 0.95
0.90
0.90 0.90
1.20 0.95
1.20 0.90
表-2 分類名称 主要区分
レキ質土 1.20 0.90 1.11 1.33 砂質土及び砂 1.20 0.90 1.11 1.33 粘性土 1.25 0.90 1.11 1.39 (注)1.本表は体積(土量)より求めたL,Cである。
2.1/Cは「締固め後の土量」を「地山の土量」に換算する場合に使用する。
3.L/Cは「締固め後の土量」を「ほぐした土量」に換算する場合に使用する。
1/C 変化率C
変化率L L/C
3 発生土・残土運搬に係る積算の考え方
発生土や残土については、特記仕様書に処理場及び運搬距離に関する条件を明示する こととし、積算の考え方は以下のとおりとする。
1 工事発生土は運搬距離50kmの範囲内で他の工事現場へ流用することを原則とす るが、他の工事との受入時期及び土質等の調整が困難である場合に限り、残土処理と することができる。
2 工事発生土が残土処理となる場合、指定する残土処理場の場所と運搬距離を明示す ること。
3 残土処理場が特定出来ない場合、運搬距離を明示することとする。
その場合の距離は、本積算基準「参考資料」による。
4 上記1、2の場合において、残土処理場のやむを得ない理由により予定していた数 量が処理できない場合は、運搬先及び運搬距離を変更することができる。
5 上記3の場合、受注者は当初明示した運搬距離以内で残土処理場を探すものとし、
実際の残土処理場までの運搬距離が近くなった場合は実績距離で変更すること。
また、残土処理場を探した結果、運搬距離が増える場合は、やむを得ない理由と認め られる場合に限り変更することができる。
運搬距離50kmの範囲内で他の工事現場へ流用 することを原則とする。
YES NO
YES NO
工事発生土
流用先調整
流用先の指定 残土処分場 の指定
発注後に指定先の都合により変更が生じた場合 は設計変更する。
実際の運搬距離が指定した距離と違う場合 は変更の対象とする。ただし、運搬距離が 増える場合はやむを得ない理由と認められ る場合に限る。
運搬距離の指定 (参考資料による) 流用が可能か
残土処理 指定する処分場
があるか
残土処理場(運搬距離) の協議(協議書による)
4 既設管接続時における床掘余裕幅について
既設管接続箇所の床掘余裕幅については次表によることを標準とするが、これに より難い場合は別途考慮する。
供用されている公道下で直堀での施工に適用する。
表 既設管接続時の床掘余裕幅
参考:県土木部 土木設計マニュアル(設計積算編) 3-5-1 土工 表3-19 土留掘削 を準用
平面図
断面図
継輪等
土工計上延長:新設管水平距離 2.0m未満
2.0m以上
掘削幅
掘削深2.0以上 L=1.0m
土工計上延長:新設管水平距離 新設管
既設管
既設管 新設管
掘削深 床掘余裕幅
0.7m
1.0m
掘削深
掘削深2.0未満 L=0.7m 掘削深2.0未満 L=0.7m 掘削深2.0以上 L=1.0m