本章では、英語以外の言語で IBM Tivoli Access Manager (Tivoli Access Manager) のバージョンのインストールおよび使用に関連する情報について説明します。
既知の問題および対応策
以下の問題および制限が英語バージョン以外の Tivoli Access Manager のバージョ ンに存在することが判明しています。対応策が使用可能である場合には、その対応 策が提供されます。内部トラッキング番号が含まれている項目もあります。他に問 題がある場合は、Tivoli 製品の IBM お客様サポートに連絡してください。
Tivoli Access Manager のすべてのバージョンに関連する既知の問題は、23ページ の『第 3 章 既知の問題および対応策』に記載されています。
Red Hat Linux 7.1 の一部の国際化バージョンで必要な構成変更
以下のいずれかのロケールで実行されている Red Hat Linux 7.1 システムに Tivoli
Access Manager をインストールする場合、構成ファイルを変更する必要がありま
す。
v 日本語 (eucjp) (ja_JP.eucjp) v 中国語 (繁体字) (zh_TW)
/etc/ld.so.conf ファイルを編集して、次の 1 行を追加します。
/usr/lib/gconv
この変更は、iconv 文字セット変換インターフェースのインプリメンテーションに起 因する問題を訂正します。
Active Directory を使用すると DBCS システムでグループ名が 切り捨てられることがある (44415 、 44312)
pdadmin グループ・リストおよび user show-groups コマンドを使用する場合、ユー ザー・レジストリーとして Active Directory が使用されるときに表示されるグルー プ名が DBCS システム上で切り捨てられることがあります。
Linux システムでサポートされる日本語ロケールおよび言語設定
Red Hat Linux システムでサポートされている、日本語のロケールおよび言語設定
は、ja_JP.eucjp だけです。たとえば、次のようになります。
LANG=ja_JP.eucjp LC_ALL=ja_JP.eucjp
注: ロケール名 ja_JP.eucjp に使用されている大文字小文字に注意してください。
ja_JP.eucJP など、異なる大文字小文字をロケール名に使用すると機能しませ
ん。
日本語 SJIS はサポートされていません。
© Copyright IBM Corp. 1999, 2003 51
Linux システムで特定のロケールを使用する際の考慮事項
この節では、インターナショナル・ロケールを使用する Red Hat Linux システムで の Tivoli Access Manager のセットアップを説明します。この情報は、日本語 EUC および中国語 (繁体字) (BIG5) に該当します。日本語 SJIS はサポートされていま せん。
1. 日本語および中国語 (繁体字) をサポートする Red Hat Linux を XWindows シ ステムを使用してインストールします。X を構成および起動します。
2. Tivoli Access Manager ランタイム・コンポーネント PDRTE をインストールし ます。
3. 該当する言語パックをインストールします。
# ./pd_lp
4. 必要なロケールをサポートするポリシー・サーバーに合わせて Tivoli Access
Manager ランタイムを構成します。
日本語 EUC の場合
1. 以下のコマンドを実行します。
# export LC_ALL=ja_JP.eucjp
# export LANG=ja_JP.eucjp
# rxvt -km eucj &
2. rxvt 端末で pdconfig コマンドを実行して、構成メニューが日本語で表
示されることを確認します。
中国語 (繁体字) の場合
必要なフォントが入っている追加のパッケージが必要になります。これらの フォントは、Red Hat Linux に含まれていません。
1. 以下のコマンドを実行します。
# rpm -i cxterm-5.1p1-2.i386.rpm
# export LANG=zh_TW
# export LC_ALL=zh_TW
# cxterm -big5
2. cxterm で、pdconfig コマンドを実行して、構成メニューが中国語 (繁
体字) で表示されることを確認します。
cxterm パッケージは、次の Web サイトからダウンロードできます。
http://www.rpmfind.net/linux/RPM/contrib/libc6/i386/cxterm-5.1p1-2.i386.html
インストール・ウィザードで表示される一部のテキストが正しくな い (28420 、 28422)
インストール・ウィザード・パネルの一部のテキストが、正しく表示されません。
以下の特定の問題が確認されています。
v Policy Server SSL ポートを要求するパネルで、テキストがスペイン語バージョ ンの場合に正しく変換されません。
v directory という語句が中国語 (簡体字) バージョンの要約パネルで変換されませ
ん。
インストール・ウィザード・パネルのサイズを変更するとテキスト が切り捨てられることがある (28453)
インストール・ウィザード・パネルを最大にしてから元のサイズに戻すと、パネル 上のテキストが切り捨てられることがあります。この問題を訂正するには、テキス トが切り捨てられなくなるまでウィンドウのサイズを変更してください。この問題 は、英語を使用するシステムで発生しますが、英語以外の言語でも発生します。
Windows で使用される LANG 変数がコントロール・パネルのロ
ケール設定をオーバーライドする
Windows システムでは、LANG 変数を設定すると、「コントロール・パネル」の
「地域のオプション」のロケール設定をオーバーライドしてしまいます。
間違ったコード・ページを使用したコマンド出力が Windows シ ステムに表示される (26899)
Microsoft Windows システムで、svrsslcfg、bassslcfg、mgrsslcfg、および
pdjrtecfg などのシステム・コマンドからの出力が、誤ったコード・ページを使用し
て表示される場合があります。この問題は、単一バイト言語の場合のみ報告されて います。
出力を正しいコード・ページで表示されるようにするには、次のようにします。
1. 「コマンド プロンプト」ウィンドウを開きます。
2. 次のコマンドを入力する。
chcp 1252
3. ウィンドウ・メニューから「プロパティ」をクリックして、「フォント」タブを クリックします。
4. 「Lucida Console」、または任意の True Type フォントを選択して、「OK」
をクリックします。必要に応じて、この変更をすべてのウィンドウに適用するか または現在のウィンドウだけに適用します。
ここで、このウィンドウで入力したコマンドは、正しいコード・ページで表示され るようになっているはずです。
サーバー名に非 ASCII 文字を使用しない (26985)
サーバー名に非 ASCII 文字を使用しないでください。Tivoli Access Manager は、
文字データをユニコード文字のストリングとして保管します。このデータは、ポリ シー・サーバーに送られる前に、ユニコードから UTF-8 (8 ビット UCS
transformation format) に変換されます。バージョン 5.1 では、ほとんどの azn-api アプリケーションで変換が行われます。 WebSEAL では、サーバー名には許容され る文字しか使用できません。
Web Portal Manager を再構成するには言語パッケージの再イン ストールが必要 (IY32306)
Web Portal Manager コンポーネントを構成解除してから再度構成する場合、言語パ
ッケージを再インストールしてテキストをネイティブ言語で表示する必要がありま す。
第 4 章 国際化対応上の注意事項 53
Java で文字を正しく表示するために必要なフォント (IY31894)
フォントは、オペレーティング・システムに備わっている言語サポート・パッケー ジに含まれています。ただし、Java で文字を正しく表示するために追加フォントを インストールしなければならない場合があります。たとえば、日本語ロケールにプ ラットフォーム固有の JRE をインストールしている場合、X11.fnt.ucs.ttf フォント が必要です。必要なフォントのリストは、ご使用のオペレーティング・システム、
JRE レベル、および特定のロケールによって異なります。
ポリシー・サーバーが AIX ブートで開始できない (12584)
英語以外の言語を使用しているシステムで、リブート時に Tivoli Access Manager ポリシー・サーバー pdmgrd を自動的に開始できない場合があります。ポリシー・
サーバーが自動的に開始されない場合には、pd_start ユーティリティーを使用して 手動で開始してください。
pd_start start
インストール・ウィザードの 2 バイトの記録済み応答ファイル に、壊れたテキストが含まれる (37601, 39896, 43907)
—options-record または —options-template を使用して 2 バイト・オペレーティ ング・システムのインストール・ウィザードにオプション・ファイルを記録した場 合、記録済み応答ファイルのテキストが壊れます。この問題には、対応策はありま せん。
マルチバイト言語で記録されたオプション・ファイルの説明フィー ルド内に壊れたテキストが表示される (39896)
2 バイト言語のオペレーティング・システムで -options-record または
-options-template を指定してオプション・ファイルを記録した場合、表示される説明
テキストが壊れます。この問題には、対応策はありません。
ドイツ語 Windows システムで Plug-in for Web Servers のイ ンストール・ウィザードに障害が起こる (44565)
ドイツ語 Windows システムでは、Plug-in for Web Server のインストール時に障害 が発生します。
対応策: ターゲット・インストール・ディレクトリーとして次のパスを指定してく ださい。
c:¥program files¥tivoli¥pdwebrte c:¥program files¥tivoli¥pdwebpi
フランス語のインストール・ウィザードを使用したときにアポスト ロフィが正しく表示されない (44080)
フランス語のインストール・ウィザードを使用すると、すべてのアポストロフィが 黒四角で表示されます。
BEA WebLogic Server のインストール時にインストール・ウィ ザードのテキストが文字化けする (44219, 44398)
BEA WebLogic Server のインストール時、英語以外の言語でインストール・ウィザ
ードを実行すると、初期画面に文字化けしたテキストが表示されることがありま す。この問題は、BEA WebLogic Server に付属する JDK または JRE を使用する 場合に発生します。この問題は、実際のソフトウェアのインストールには影響しま せん。ただし、この問題を修正する場合は、IBM JDK または JRE 1.3.1 をインス トールして、install_amwls を実行してください。
SuSE Linux Enterprise Server 8 に Tivoli Access Manager を構成した後、ポリシー・サーバー (pdmgrd) および ACL サー バー (pdacld) を開始できない (36687、37558)
SuSE Linux Enterprise Server 8 に Tivoli Access Manager を構成した場合、ポリシ ー・サーバーおよび ACL サーバーを開始できないことがあります。
対応策: Tivoli Access Manager を構成する前に、SSL 鍵ファイルとそのファイルを 含むフォルダーへのアクセス権をユーザー IVMgr (またはすべてのユーザー) に付 与します。
第 4 章 国際化対応上の注意事項 55