• 検索結果がありません。

図形への応用

ドキュメント内 O E ( ) A a A A(a) O ( ) (1) O O () 467 (ページ 31-36)

21.2 直線

21.2.4 図形への応用

ここまでで紹介した知識を,いくつかの図形の性質に応用してみせましょう。

垂直二等分線

例題 86 2点A(4, −5), B(2, −3)に対して,線分 ABの垂直二等分線の方程式を 求めよ。

解説  線分の垂直二等分線は,その線分の中点を通り,その線分に垂直な直線で す。本例題の場合,まず線分 AB の中点の座標を求め,次に直線AB の傾きを計 算すれば,求める垂線の傾きが出せます。

解答例  線分 ABの中点 M の座標は

³4 + 2

2 , −5−3 2

´

より,M(3, −4)。

また直線 ABの傾き m は,

m= −3 + 5

24 =−1

よって垂直二等分線の傾きは 1。ゆえに求める方程式は y+ 4 =x−3

より

y=x−7 · · ·(答)

(解答例終)

練習 232 2点 A(6, −3), B(−2, 7) とするとき,線分 ABの垂直二等分線の方程 式を求めよ。

例題 87 直線2x5y16 = 0 に関して,点A(1, 3)と対称な点の座標を求めよ。

線対称

解説  2点がある直線に関して対称であるとは,直線がその2点の垂直二等分線 になっているときです。ここでは,この条件を読み替えていくことになります。

さて,先の例題でやったように,与えられた2点の垂直二等分線は,まず2点の 中点の座標を通り,与えられた2点を通る直線に垂直なものであるということか ら求めることができました。

求める点を B(x, y) とでもおきましょう。

するとまず線分ABの中点を垂直二等分線は通っているので,これからx, y に 関する方程式が一つ得られます。

次に与えられた直線と直線 AB が垂直です。直線 AB の傾きは x, y を用いて 表すことができるので,これらのことからもう一つ方程式が得られます。

後はこれらを連立させて解けばよい。

解答例 求める点の座標を B(x, y)とすると,線分 ABの中点が与えられた直線 上にあるので,

2× x+ 1

2 5× y+ 3

2 16 = 0 分母を払うなどして整理すると,

2x5y= 45 · · ·(1)

与えられた直線の傾きは 2

5 で,この直線と直線 ABは垂直に交わるので,

5

2 × y−3

x−1 =−1

分母を払って整理すると,

5x+ 2y= 11 · · ·(2) (1) と (2) を連立させて解くと,

x= 5, y =−7 · · ·(答)

(解答例終)

練習 233 直線x−y−2 = 0 に関して,A(−1, 1)と対称な点の座標を求めよ。

21.2.5 点と直線の距離

直線に関する話題の最後として,点と直線との距離を計算する公式を紹介しま しょう。

そのためにまず点と直線との距離の定義を復習しておきましょう。

定義 (点と直線との距離) 点 A と直線l との距離 d とは,A から l に下ろした 点と直線との

垂線の足を H とするとき, 距離

d= AH

と定義する。 (定義終)

注意 

(1) 垂線の足 とは,(上の記号を使って説明するなら) Aから直線 l に引いた垂線と l 垂線の足 との交点のことをいいました(次図)

A

l

H

(2) 上の定義を関数的に表現すると次のようになります。直線 l 上の点 P をとるたびに 定まる2点間の距離AP の最小値をA l との距離と定義する8

8この考え方は後で例題としてとりあげることになるでしょう。

(注意終)

さてこのような定義のもとで次の定理が成り立ちます。

定理 (点と直線との距離) 点 (x0, y0)と直線 ax+by+c= 0 との距離 dd = |ax0+by0+c|

√a2+b2

証明  点 (x0, y0) から直線 ax+by+c= 0に下ろした垂線の足を H(x1, y1) と する(図を描け)。求めるべきは AH であり,2点間の距離の公式より

AH =p

(x1−x0)2+ (y1−y0)2 を計算すればよい。

(I) b 6= 0, a6= 0 の場合 直線の傾きは−a

b である。一方直線 AH の傾きは y1−y0

x1−x0 で,これらは垂直である。よって

y1 −y0 x1 −x0 ×

³

−a b

´

=−1

より, y1 −y0 x1 −x0 = b

a よって x1 −x0

a = y1−y0 b この式の値をk とおくと,

x1−x0 =ak, y1−y0 =bk · · ·(1) さらに変形して,

x1 =x0+ak, y1 =y0+bk (x1, y1) は直線ax+by+c= 0 上の点なので,

a(x0+ak) +b(y0+bk) +c= 0 これをk について解くと,

k=−ax0+by0+c

a2+b2 · · ·(2)

さて,(1) を AH の式に代入すると,

AH =p

(ak)2+ (bk)2 =p

(a2+b2)k2 これに(2) を代入して

AH =

r(ax0+by0+c)2 a2+b2 AH>0に注意すると,

AH = |ax0+by0+c|

√a2+b2

(II) b = 0 の場合(この場合は a6= 0) 直線の方程式はax+c= 0,つまり

³

−c a, 0

´

を通り,y 軸に平行。

このとき点と直線との距離 dd =

¯¯

¯x0³

−c a

´¯¯¯= |ax0+c|

|a|

一方 |ax0+by0+c|

√a2+b2 = |ax0+c|

√a2 = |ax0+c|

|a|

よって公式は成立する。

(III) a= 0 の場合(この場合は b6= 0) 問 130 上を真似して証明を書き下せ。

(証明終)

例  点 (1, −2) と直線4x3y3 = 0 の距離dd = |4×13×(−2)3|

42+ (−3)2

= |7|

5

= 7 5

(例終)

練習 234 次の点と直線との距離を計算せよ。

(1) 点 (2, 2) と直線4x3y3 = 0 (2) 点 (−1, −3)と直線 2x+y−3 = 0 (3) 原点と 直線 3x2y+ 1 = 0

21.3 円

直線に関する話は以上で一段落とし,次に円に関する話題に移りましょう。

ドキュメント内 O E ( ) A a A A(a) O ( ) (1) O O () 467 (ページ 31-36)

関連したドキュメント