給 の 非 順 臆 性
商品債格務動の草純衣場合には︑需要減によって起された債格下落は︑一方には新によ
b
小なる
限界致用の上民経する需要を刺戟しつL︑他方には供給を萎縮せしめ︑以℃自動的に需要供給の均
衡を同復し︑債格をふたLぴ安定に導く︒故に供給が需要減に順臆して萎縮する乙止の速であれば
ある程︑即ち供給の順臆性が大であればある程︑下落傾向は迅速に停止し︑下落の程度は小くてす
む︒しかし今日に於て一般であるやうに︑供給の任に営る企業の規模大と在AY
且之
に固
定資
本を
要
する乙左大−なればなるほど︑供給の頓臆性は減弱する︒乙れ︑企業の資本主義的進化が需要供給不
均衡によって生ずる債格経済の動揺||恐慌!ーーを政成すると云はれる所以である︒何て今日︑多
くの企業では供給者の市場統制によって人魚的に供給に順鷹性を奥へゃう
E
する
1即ち入籍的供給
制限に土つ℃急激な債格下落を阻止もしくは緩和し︑出来得べく
λ
ば反騰の機舎の再来するまです阿
論司
議
銀暴落の理論
一三
五
商 撃 論 叢
第
競
一 一 一 一 六
値を維持せんとする挺入策乙れである︒
需要の減退︑だけについ℃云よならば同じゃう攻程度の減退は︑乙の世界不況の現下に︑他の商品
にも
︑杢
く・
ない
では
ない
︒
叉そ
れに
よっ
て一
時的
に︑
たけ
なら
ば︑
銀に
於け
るよ
一・
9も著しい値下L
少 の
例を他商品に見出す之とが出来る︒然しかくの如き連年慢性的値下
b
︑気息奄々だる市況を現出せしめたものは他にはない︒銀の場合には特に供給の乙の順臆性が極めて之しいのである︒供給の
乙の非順照性が特に現在の銀下落に深い関係主持つ︒米闘の銀産業者が銀産業救済のために大ふ的
陳情を試みたに封し本年三月上旬大蔵次官ミ
yf
氏の会にしたスアyトメントには︑銀下落の主要
原因として︑第一に世界的不畑山及州いこれに件ム物便下落︑第二氏存悶政府︑殊にインド政府による
銀の底分寛︑第三にfンド政府手持銀の市場魅迫︑第四に大量在る生産額の維持を事げ℃あるりが︑
第一のものを除いては他の三ケ僚が何れも供給側に屈する原因である結に佐寛を要する︒現下の銀
債下落には需要方面の原肉も働いて居るが︑供給方面の原因は建によら強く働いて舟る︒戦前の漸
落は主として需要の減退が支配したが︑戦後崩落期の銀債は主として供給の非順臆性が支配した︒
それだけに供給の非順臆性は最近・の銀安の一原因として重要な地位を占める︒
元来︑銀の供給には二つの杢︿異なる供給源泉がある︒その一は銀鍍よ
b
京市
る産
銀業
者の
供給
で
あ台︑他は既存のストヅグよ
b
する供給である︒既存ストックは政府保有銀と民間蓄蔵銀とよb
成b
︑主︵
量は
銀鑓
よ
b
する新なる供給の年産額に比して魅倒的に大である︒乙の事買が既に銀の供給に非順醸性を血︵よるものであるのに︑銀鍍よ
b
の新供給そのものヨへ極めて順臆性に之しいのである︒銀の年産額については比較的信頼し特べき統計がある︒今これにつ
いて最近の肢態を一瞥しゃう︒
ω
世 界 銀 産 高
211 224. 211 156 198 174
25生
244.(推定〉
254
︵百宮内純オンス︶
171 210 24.6 239 24.5
254 2fi7 262 年 次 1910 1912 1914 1916 1918 Hl20 1921 1922 1923 1924 1925 1926 1!127 Hl28 1929 1930 五 ヶ 年
4‑ ~ヨ
一九
二
O
年は高値の頂上であb
︑以来下落が抵一まつ℃昨年で十年も額い℃るが︑下事は生産額を減ぜしめないばか
b
か増加を促したと苫へも考へられる︒又 ︑
つい
でに
︑
一九
二
O
年から以前に遡ると一九一六年から一九二
O
年までは相場上向の時代であったが︑反針に産額は一進一退の不活法3
である︒昂騰期に産額の増加がなかったのは︑メキシコの内乱とかアメリカの参戦とかの官時の特殊事情によるものであるが︑下落期に入つ℃︑しかも下落が何年も引緩
3
︑下落の新原因が績々と殺生したにもか︑はらず生産飢餓が無戚究であったのは︑銀生産につい℃の特殊事情によるもので
ある
︒
よーへ 仰問
議 銀暴落の珂諭
一三 七
商
尋主
言 免 議
第
貌
一 一 一 一 八
− t四論上︑供給に最後の制限を課するものは生産費である︒債格が下落してもそれが未だ生産費を
償ふて飴
b
ある聞は供給は績られる︒銀の歴史は古代から近世に及ぶ長い眼で観る︑ならば債格祇落の歴史である︒殊に二十世紀は一九二
O
年以前の三四年を除いては会鰹としτ
見れば未曾有の安値の時代であった︒じかも米岡造幣局年報による一四九三年以後の世界銀産額の統計を見るに︑それ
は連年増産の記録である︒殊に二十世紀は記録的多産の時代であった︒即ち同統計によれば一四九
コ一年から今日までの四百三十八年間の銀の綿産額約百五十億オンス中︑その五分のこに古る六十億
オンスは賓に二十世紀の三十年間に産出されたのである︒安値と増産とが平行して今日まで経燕つ
た背後に︑採鋸精錬技術の進歩と経替改善と新銃殺見とによる生産費の低下が常に荘ったに相違な
ν 、 。
世界大戦後の崩落期にあっ
τ
︑之亦未曾有の暴落︑が産出額に何等の換期さるべき影響をも典へなかったのも︑生産費の低下によったか︒否︑五日人は乙の近年に於℃何等顕著なる生産費低下の報を
聞かない︒況んやか−
Lる暴落に相隠する程の大
Lq
的低下に於℃をや︑である︒頴著なる生産費低下
の事宜なか
h
とせば︑生産費ははじめから暴落後の安値を当へ忍び符るほどに低かったのであるに相違ない︒銀の生産費は銀相場の終局的安定結である︒故に銀相場の行衛が花乎とし℃知れない︑
此頃になって︑その生産費が何等かの解答を輿へるものとし℃世人の住意を喚起するに至った︒
しかるにその生産費が極めて複雑な問題である︒今日年ん咋鍵山よ
b
産出される銀の一部分は銀を主産物とするストレート・マイン即ち主産銀山から出るが︑他は之を副産物とする副産銀山から出
る︒そじて他の主鑑物産出の芳々︵主鍍物精鋭の道程に於
τ
︶産
出
3
れる副産銀はストレート−u v
y バ
ーに比して遂に多量である︒換言すれば共の産出のために特に格別の生産費を要せぎる銀が年産額
の大部分を占める乙とになる︒乙のことは二十世紀氏入って以来云はれて来た額著君事買であっ
亡
一 九
O
三年の米岡今際免替委員曾の報告によると﹁銀産出に関する事情は︑印度造幣廠閉鎖︑あよぴ之に件よ銀債低落の以前と今日では大に異なる結がある︒現今では特殊専門の銀鍍から産出せ
られる銀の産額は大に減少し︑之の方面からの産額は金額の四分の一にも達しない︒銅に劃する需
要︑之に照ずる供給共に増加したため︑銀の大部分は乙の方面から獲られ︑一方に冶金法の改良は
金又は鉛を含有する鍵物がら精錬する銀の産額を大ならしめた︒今やアメリカA
日衆
園に
産出
せら
る
︑銀の九割乃至九割五分は鉛︑銅の精錬によって獲らる︑ものである﹂︒近く一九二六年の印度通貨
金融委員命日報告にも﹁生産額の約三分の二の担何度まで銀はそれのみを目的として生産されず︑或は
卑金属の副産物として或は金と結合して生産される﹂と報告
3
れτ
ある
ω︒
米岡政府鍵山局は銀生産費問題が副産銀︑主産銀によって複雑化
3
れ︑しかも銀産業友銀債の勝東と密棲なる利害関係を有する貼よ
b
見て︑世界銀産総額の九十一一先を産出する一千グ所の鍵山の論
議
銀暴落の理論
九
商
尋基
論
霊童
E存
量霊
一 陣 ︒
生産物にういて︑副産銀及主産銀の占める割合を調査したが︑昨年末其結果を接表した︒それは最
新の数字を以て在来の推算を裏書したものである︒
ω
乙れによれば︑その産出物横格の四十免以下を銀に仰ヤ鏡石からの銀︵副産相町︑︶産額は世界糖産額
の宇を超える︒但し共の中︑債格の二十万又はそれ以下を銀に仰ぐ鍵石からの部分は糖産額の殆ん
いこ三分の一を占め︑克にその中十乃至二十万を銀として有する鏡石は最も豊富に存在するもので︑
之は総産額の五分の一を棋給するGその産出物侵格の七十VA
ぞ鈍
に仰
円︑
︑鏡
石か
らの
銀産
舗は
世界
総
産額
の一
一一
分の
一に
常
b
︑その殆λ
ど企
ーに
遣す
ぷ駅
⁝に
けが
債格
の八
十乃
至九
十
VA
な怨にょっ
τ
居る優秀銀鑓から梓られる︒以上によって見るに︑最近世界総銀産額の過半は副産銀とするこ
LC
が出来
る︒之れだけの供給額については︑銭以外の他の金属が供給によって生ずる利潤の主たる源泉だか
らである︒その産出物侵格の八十%以上を銀に仰ぐ鑑石から庄町せられるストレート・シY
バー
の
産額は線産額の四分の一や一僅に起ゆる程度である︒
特に
銀︑
だけ
につ
い℃
の生
産費
はな
い︒
ストレート・?インでの生産費の計算には他の一般の場合主務ると乙ろはないが︑副山銀山には
之の場合には結合生産の揚舎のやうに主産鑑物の生産費が副
産物たる銀と主産鑑物との人口計生産費であるかの如く計算
3
れ︑之の生産費が雨者の販貢債格合計﹀︸
艶比