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品質、内容、製造方法、用途若しくは数量又はその役務の質、内容、用途若しくは数量について誤認 させるような虚偽の表示をした者(第1号に掲げる者を除く。)

→罰 則 5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金、又はこれを併科する。

法人処罰は3億円以下の罰金 刑事規定

(刑事裁判の事例)

○ 食肉加工事業者が鶏や豚などを混ぜて製造したミンチ肉に「牛100%」などと表示し、取引先 十数社に約138トンを出荷する等して、代金約3900万円を詐取した行為つき、商品の品質を誤 認させるとして不正競争防止法及び刑法(詐欺罪)に違反したとして元社長に対し、懲役4年の 刑が科せられた事件 (「ミートホープ」事件-札幌地判平20.3.19)

○ 「福井県産新米コシヒカリ100%」と表示した袋に、古米や未検査米、福井県産でない新米等 を詰めた商品を小売店等に販売した行為について、商品の原産地、品質等を誤認させるとして

、会社の社長に懲役2年(執行猶予3年)及び罰金100万円、元社員2名に懲役1年(執行猶予3

年)、法人には罰金300万円の罰金刑が科された事件 (「日本ライス」事件-大阪地判平20.4.17 )

53~59頁参照

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☆複数の国にまたがる商品の「原産国」の意義

☆品質の保証等があるかのように装った表示

 ある商品に商品価値を付与し、新しい特性を与え る製造・加工を行った地

個々の商品ごとに判断

天然の産物であってもダイヤモンドのように加工の いかんによって商品価値が大きく左右されるものに ついては、その加工地が一般に「原産地」と言われ ている。

(原石ベルギーダイヤ事件-東京高判昭53.5.23)

事例

実質的に品質自体に虚偽の表示がない場合でも、

品質の保証等があるかのように装った表示は該当 する可能性あり

級別の審査・認定を受けなかったために酒税法上

「清酒二級」とされた商品であるビン詰の清酒に

「特級清酒」の表示証を貼付する行為は、たとえそ の清酒の品質が実質的に特級清酒に劣らない優 良なものであっても、誤認惹起行為に当たるとした 事件 (清酒特級事件-最判昭53.3.22)

事例

☆「○○風」「○○タイプ」といった打消し表示を伴った表示でも該当する可能性あり

酒税法上「みりん」とは認められない液体調味料を、あたかも「本みりん」であるかのような商品表示

を行い販売した業者に対し、販売の差止、損害賠償(約260万円)が命じられた事件

(本みりんタイプ調味料事件-京都地判平2.4.25)

事例

☆商品の「容器」・「包装」に使用する場合も含まれる

☆周知著名な商標の一部となっている場合は誤認惹起行為に当たらない可能性あり 事例

国産ヘアピンの包装面に「外国の国旗」を印刷したシールを 貼り付けて販売した事業者に対し、国産品を外国製と誤認さ せるおそれがあるとして、当該商品の販売差止が命じられた 事件 (「世界のヘアピン」事件-大阪地判平8.9.26)

日本で製造したエレキギター等に「マルMマーク mosrite」及び 「of California」の構成からなる標章を付して譲渡等する行為は、 エレキギ ター等の原産地を誤認させるとして、当該標章を付した エレキギター 等の販売の差止め等の求めに対し、当該標章は「カリフォルニア州製の

」というより、商品のイメージを表す付加的表示として特定の会社が製造 販売したギターであることを示す周知商標となっているものであり、需要 者もそのように理解していると認められるとして、誤認惹起行為に当たら ないとされた事件 (モズライトギター事件-知財高判平20.8.28)

事例

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⑧信用毀損行為

(第2条第1項第15号)

○競業者の取引先に権利侵害に関する告知をした特許権者に対し、特許権の技術的範囲に属さ ないのが明らかであるとして、虚偽事実の告知・流布の差止めと損害賠償請求が命じられた事件

(回転歯ブラシ特許虚偽告知事件-大阪地判平23.3.24)

○特許権者(A)が競業者(B)の取引先に、(A)の特許権を侵害している旨の告知をしたことに対し

、(B)が告知は虚偽の事実であるとして当該告知行為の差止めを求めた件について、(B)の製品 は(A)の特許権の技術的範囲に属するものであり、かつ、当該特許に対する無効理由もないとして

、信用毀損行為に当たらないとされた事件 (プラスチックシト事件-東京地判平19.12.20)

第2条第1項第15号

競争関係にある他人の営業上の信用を害する虚偽の事実を告知し、又は流布する行為 民事規定

競争関係にある他人の信用を害する虚偽の 事実を告知し、又は流布する行為

5.不正競争行為類型の概要(8)

☆「競争関係」

 非競争者間での誹謗行為等は、

一般不法行為の問題となりうる。

 個別具体の名称を明示しなくても、告知等の内 容、業界内の情報等から告知の相手方が「他人」

が誰を指すのか理解できれば足りる。

☆「他人」

事例

⑨代理人等の商標冒用行為

(第2条第1項第16号)

パリ条約の同盟国等において商標に関する権利 を有する者の代理人が、正当な理由なく、その商 標を使用等する行為

第2条第1項第16号

パリ条約(商標法 (昭和三十四年法律第百二十七号)第四条第一項第二号 に規定するパリ条約をいう。)

の同盟国、世界貿易機関の加盟国又は商標法 条約の締約国において商標に関する権利(商標権に相当 する権利に限る。以下この号において単に「権利」という。)を有する者の代理人若しくは代表者又はその行 為の日前一年以内に代理人若しくは代表者であった者が、正当な理由がないのに、その権利を有する者の 承諾を得ないでその権利に係る商標と同一若しくは類似の商標をその権利に係る商品若しくは役務と同一 若しくは類似の商品若しくは役務に使用し、又は当該商標を使用したその権利に係る商品と同一若しくは類 似の商品を譲渡し、引き渡し、譲渡若しくは引渡しのために展示し、輸出し、輸入し、若しくは電気通信回線 を通じて提供し、若しくは当該商標を使用してその権利に係る役務と同一若しくは類似の役務を提供する行 為

民事規定

①商品・営業の普通名称や慣用表示を普通に用いる方法での使用(第1項第1号)

②自己の氏名の不正の目的でない使用(第1項第2号)

適用除外(第19条)

39~40頁参照

5.不正競争行為類型の概要(9)

39

①適用除外

(第19条第1項)

① 商品及び営業の普通名称・慣用表示の使用 (第1号)

② 自己の氏名の不正の目的でない使用 (第2号)

③ 周知性獲得以前からの先使用 (第3号)

④ 著名性獲得以前からの先使用 (第4号)

⑤ デッドコピー商品の日本国内で最初に販売された日から3年を経過した商品の除外(第5号イ)

⑥ デッドコピー商品の善意取得者保護 (第5号ロ)

⑦ 営業秘密の善意取得者保護 (第6号)

⑧差止請求権が消滅したあとの営業秘密の使用により生産された製品の譲渡等(第7号)

⑨ 技術的制限手段の試験又は研究のために用いられる装置等 (第8号)

②混同防止表示付加請求

(第19条第2項)

不正競争によって営業上の利益を侵害され、又は侵害される おそれがある者と行為者との利益調整のための規定。

 適用除外の規定が適用され、商品等表示の使用が認められる場合(第2号及び第3号)

に、行為者とこれを受忍しなければならない者(周知な商品等表示の保有者等)との利益 再調整のための規定。

 営業上の利益を侵害された者が、当該行為者に対して混同防止表示の請求可

6.適用除外

*平成27年改正事項

1号 2号 3号

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9