サントリーグループでは、多岐にわたる事業活動を通じてさまざまな副産物や廃棄物を排出しています。1つの商品が企画・開発されて、
廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通じて、環境に与える影響を定量的に把握し、環境負荷の低減に取り組んでいます。
また、海外における事業拡大に伴い、グローバルでの環境負荷を捕捉するため、海外生産拠点の環境負荷の把握などを進めています。
サプライチェーン全体での環境負荷低減のため、サントリーグループと取引を行っているサプライヤーにも積極的にコミュニケーション を図り、環境負荷に係る適切な報告と削減に向けた取り組みの実施を推奨しています。
社会
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従業員
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マネジメント CSR お客様・お取引先
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自然
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■商品のライフサイクル
■水リスクの評価
■自然資本による定量評価
水のサステナビリティの追求を「サントリーグループ環境基本方針」の重点課題に掲げているサントリーグループは、水科学研究所に おいて水に関するさまざまな評価を行っています。持続可能な事業活動を見据え、水に関するリスク評価を実施しており、環境経営の 推進にも役立てています。また、新規事業の展開に際しても、水リスク評価を勘案しています。
原料に農産物を使用する食品・飲料会社は、自社内の水使用に対してサプライチェーンでの水使用が圧倒的に多いといわれています。
サントリーグループは、サプライチェーン上流の自然資本への負荷「水使用量」 および「GHG(温室効果ガス)排出量」について算定 しました。
※対象は国内生産拠点で使用する原料
※ウォーターフットプリント・ネットワーク(WFN)のデータにより算定
※グリーンウォーター(雨水など)とブルーウォーター(灌漑水など)の合計
サプライチェーン上流における水使用量の原料別および地域別比率(2016年)
World Resources InstituteによるAqueductで採用されているBaseline Water Stressの国別スコアをもとに作成。サントリーグルー プ売上高の9割を占める事業会社群が所有する国内生産24工場、海外生産54工場が対象。
Gassert, F., P. Reig, T. Luo, and A. Maddocks. 2013. “Aqueduct country and river basin rankings: a weighted
aggregation of spatially distinct hydrological indicators.” Working paper. Washington, DC: World Resources Institute, November 2013. Available online at wri.org/publication/aqueduct-country-river-basin-rankings.
Baseline Water Stress 極めて高い
(Extremely high) 該当なし 高
(High) 日本、メキシコ、スペイン、インドネシア、フィリピン、インド、オーストラリア 中~高
(Medium-high) アメリカ、イギリス、アイルランド、マレーシア 低~中
(Low-medium) カナダ、フランス、タイ、ベトナム、ニュージーランド 低
(Low) 台湾
サントリーグループの工場立地国別水リスク評価
■事業活動と環境負荷の全体像(対象期間:2016年1月1日~ 12月31日、国内生産拠点(委託先を除く))
※対象は国内生産拠点で使用する調達品
※多地域間産業連関表Eora MRIOデータベースにより算定
サプライチェーン上流におけるGHG排出量の調達品目別比率(2015年)
CDP※1が世界の上場企業に対して行っている環境活動調査「CDPウォーター 2016」において、サントリー 食品インターナショナル(株)が水源涵養活動や工場での水使用量の削減活動などにおいて高い評価を 受け「Aリスト企業」に選定されました。
※1 企業や都市の重要な環境情報を測定・開示・管理・共有するための国際NPO
サントリー食品インターナショナル(株)が「CDPウォーター 2016 Aリスト企業」に選定