• 検索結果がありません。

周辺減光/カブリ補正

ドキュメント内 p001_004.indd (ページ 61-65)

●周辺減光/カブリ補正

 フラット補正で取り除けなかった背景の不均一は「周辺減光/カブリ補正」で補 正することができます。ここでは、ある位置を中心として円形に現れる「周辺 減 光」、一定の方向に向かって明るさが変化する「傾斜カブリ」、それ以外の複雑なム ラなどを取り除き、背景を均一に整えます。

 補正にとりかかる前に、まず画像全体を眺め、背景ムラの分布の特徴を把握しま す。「チャンネルパレット」や「レベル調整」を使って、背景の不均一が見やすい明る さに調整します。

 また、【ツール】メニューから【等光度曲線】を選択し、「等光度曲線」ダイアログ を表示すると、画像の光度分布が表示されます(「周辺減光/カブリ補正」ダイア ログにも等光度曲線を表示する機能があります)。

 円形、または画像の一隅などでの曲面的な変化であれば「周辺減光」補正を、一 方向への傾斜であれば「カブリ」補正を使います。「カスタム」を選択すると、補正面 の形と演算方法を別々に設定できます。

カブリの例 周辺減光の例

●ポイント指定による周辺減光/カブリ補正

手順:

1.  【ツール】メニューから【周辺減光/カ ブリ補正】を選択し、「周辺減光/カブ リ補正」ダイアログを開きます。

2.  「補正の種類」を「周辺減光」、「カブリ」

または「カスタム」から選択し、「ポイン ト指定」にチェックを入れます。

3.  ダイアログのサムネイル上で、なるべく 星雲・星団や明るい星を避け(指定範 囲に星があっても輝星でなければ除外 されます)、以下のような部分をクリッ クで指定します。

  「カブリ」の場合は、カブリによって最も 明るくなっている部分、最も暗くなって いる部分、その中間の明るさの部分の 3 点以上を指定します。

  「周辺減光」では、明るさの変化方向に沿って、最も明るい所から暗い所まで 4点以上を指定します。

  「カスタム」では、星や星雲のないバックグラウンドを 3 点以上指定します。

  いずれの方法でも、ポイントは最大 10 点まで指定でき、数が多いほど補正の 精度が増します。

4.  「プレビュー」にチェックを入れ、画面のレベルが均一になるように指定点の位 置を調整します。

  指定した点はドラッグで移動できます。取り消したい場合は、点の上で右クリッ クし、表示されるメニューから「この点を削除」または「クリア」(すべての点を 削除)を選択します。

5.  ダイアログには「レベル値」が 3D 表示されていますので、これを見ながら画 像の背景と補正面が一致するように調整してください。この 3D 表示は、ダイ アログの右下にある上下左右の矢印ボタンを使って、見る方向を変えることが できます。

6.  [OK]をクリックすると、周辺減光/カブリ補正が実行されます。

●手動設定による周辺減光補正

 周辺減光補正を手動で行うには、以下の ようにします。

手順:

1.  【ツール】メニューから【周辺減光/カ ブリ補正】を選択し、「周辺減光/カブ リ補正」ダイアログを開きます。

2.  「補正の種類」で「周辺減光」を選択し、

「ポイント指定」のチェックを外すと、「補 正面の位置」(サムネイル画像)の画面 上に赤い十字線と円が、「レベル値」に は十字線上のレベル分布がグラフで表 示されます。

  レベル値分布の縦/横方向の表示は、

「グラフ」の「水平」「垂直」で切り替え

ます。また、右にある「+」、「­」ボタンで、レベル値の縦方向の倍率を調整で きます。

3.  「補正面の位置」画面にある十字線の中心をドラッグし、周辺減光の中心あた りに移動させます。この時「等光度曲線」をチェックし表示させると、中心が わかりやすくなります。

4.  プレビューを確認しながら、「レベル値」の補正曲線(赤の線)をグラフの曲線 に重なるように調整します。まず中心をドラッグして上下に移動させ、次に左右 の両端をドラッグして補正曲線を曲げて重なるようにします。

5.  [OK]をクリックすると、周辺減光補正が実行されます。

●手動設定によるカブリ補正

 カブリ補正を手動で行うには、以下のよう にします。 

手順:

1.  【ツール】メニューから【周辺減光/カ ブリ補正】を選択し、「周辺減光/カブ リ補正」ダイアログを開きます。

2.  「補正の種類」で「カブリ」を選択し、「ポ イント指定」のチェックを外します。「カ ブリの最大変化方向」の画面上に緑の 十字線が、また「レベル値」には十字 線の矢印方向でのレベル分布がグラフ で表示されます。

3.  「カブリの最大変化方向」画面上で、矢 印をドラッグで回転させ、カブリによる

傾斜の方向に合わせます。この時「等光度曲線」を表示させて、矢印の線が 等光度曲線と垂直に交わるようにすると良いでしょう。

4.  「レベル値」の補正直線をグラフの傾きに重なるように調整します。補正直線 は中心をドラッグすると上下に移動でき、左右の両端をドラッグすると傾きが 変わります。また、右にある「+」、「­」ボタンで、レベル値の縦方向の倍率を 調整できます。

5.  [OK]をクリックすると、カブリ補正が実行されます。

ドキュメント内 p001_004.indd (ページ 61-65)