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ドキュメント内 学校の中の敬語 2 面接調査編 (ページ 64-121)

擬ん[コ

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瀞さ・□

の4入で順番に思い浮べてください。

一1.【左に質閾】はじめに,廊下で,いま教室(体育館)から出てきた囎劔佑〉忍に対して,A①君が教    室(体育館)にまだいるかどうかを尋ねるとしたら,どう尋ねますか?

  【右に質問】また,⑱劔(右)君は,それに対して肯定的な(愈③鱈がいるという意味の〉返事を短く    欝ってみてくださいQ

−2.佐に質問】それでは,同じ場面で,つまり醗⑱(右)君に尋ねるのですが,今度はA②磐が居るかど    うかを尋ねるとしたらどうなりますか?

一3.佐に質剛つぎも岡じ場諏で,つまり⑭⑭佑)鷺に尋ねるのですが,今度はA③#が居るかどうか    を尋ねるとしたらどうなりますか?

一4。佐に質問】さらに罰じ場面で,つまり醗⑱佑)鴛に尋ねるのですが,今度はA④霜が居るかどうか    を尋ねるとしたらどうなりますか?

一5.【左に質問】さいごに,同じ場癒で,今度は醗麗圏圏先生が居るかどうかを⑭⑭(右〉鴛に尋ねるとし    たらどうなりますか?

【右に質問。話し相手は左。話題の人物はほかの4人と先生。】

  こんどは,逆に,⑳⑭(右)霜にいまと同じようにたずねて行きます。

      (以下,二面の立場が逆になるだけで,質閥内容は同じ)

       3.2.櫓手および話題の第三者による表環の使い分け  57  より現実的な状況設定であることを優先し,運動クラブのグループでは「教室」の部分を「体育 館」に改めるなどした。「教室二」は「教室ノ中二」と表現されることもしばしばあったが,それ は問わなかった。また,「イル」は過去形「イタ」で表現されることもしばしばあったが,それも 問わなかった。〈菜京中学〉から実例を示すと次のようなやりとりになる。

  左:⑭囎先輩,教室ノ中州マダ愈企サンイマスカァ?

  右:ウン,イルヨオ。

 本選間の主たる注目箇所は,話題の第王者のことをどう表現するか(他称詞),話題の第三春の 状態(「居る」)をどう表現するか(尊敬語で表現するか否か〉である。

 このほか,述部を丁寧語で表現するか否か,応答詞の種類の選択,〈山形中学〉においては「中 二」の格助詞の選択(方言形「サjか共通語形「二」か)なども,二手との関係で注巨されるが,

それらについては今後の分析にゆだねることにする。なお,尊敬語については,応答の「ウン,マ ダイルヨ」の「イル」の部分も分析の対象となりうるが,ここでは割愛した。整理すると次のよう になる。

 (1>尊敬語[話題の第三者の状鯛(「…△△(話題の第三者)ワイルカ?」)

 (2>他称詞(「…△△(話題の第三者)ワイルカ?」)

 分析対象とする回答の件数は次のようである。

 質問者と応答者の組み合わせの数は,先に示した表2−1−1〜表2−1−4からf先生」を除いた部分 となる(「先生」は話題の第三者とはしたが話し山手とはしなかったため)。ただし,本設問では,

話題の第三者は,それぞれのやりとりにおいて5人(ペア以外の生徒4人+先生1人)いるため,

発話数はこの5倍となる。ここから,「話し手」「相手」「第三者(話題の人物)」の三者が:重複する ケースを除外する等の処理をすると8542件のデータとなるく灘)。さらに,調査もれ等の事情によ りデータが得られなかったケース,調査できた場合でも生徒が網手や話題の人物を間違えたりした ケース,あるいは図答は得られたものの録音がなされておらず現場での文字化記録しか得られてい ないケースが,「質問」で105件,「応答」で157件あった。こうしたデータは無効とし,これらを 除く実際の分析対象とするデータ数は,「質問」が8437件(8542件一105件),「応答」が8385件

(8542件一157件)となる。

 本報告書で分析を行なう「質剛について,「話し手」(質問する立場の生徒)と「第王者」の関 係を4グループごとにまとめると表3−2−1〜pa 3−2・一4のようになる。〈東京中学〉が1783件,〈東:

京高校〉が298!件,〈大阪高校〉が2661件,〈山形中学〉が1012件,合計8437件である、,今図は 分析対象としない「応答」の方の「話し手」と「第三者」の関係も基本的にこれと問じであるが,

無効の件数が「質問」と異なるため,分布も若干異なる(各合計は〈策京中学〉が1732件,〈東京 高校〉が2981件,〈大阪高校〉が2661件,〈山形中学〉が1011件)。

表3−2−1 〈東京中学〉の学聯・姓鋼から見た「質問」の件数(計1783件)

    話題の第三者 bし手

下級生 i隅性)

下級生

オ性〉

岡学年 ツ性)

同学年 i異性)

上級生 i岡性)

上級生 i異性)

先生  先生 i剛生) (異性)

男子(823) 36 71 312 168 36 36 80 84 女子(960) 132 36 236 165 130 69 65 127

58  3.分析

  表3−2−2 〈東京高校〉の学年・性別から見た「質問」の件数(計2981件)

     話題の第三者

bし手

下級生 i同性)

下級生 i異性)

同学年 i剛生)

同学年 i異性)

上級生

i岡性)

上級生 i異性)

先生 ツ性)

先生 i異性)

男子(147◎) 王72 36 628 148 17◎ 24 267 25 女子(1511) 173 24 659 144 173 36 !52 150

表3−2−3 〈大阪高校〉の学年・性別から見た「質間」の件数(計2661件〉

    話題の第三者 bし手

下級生 ツ性)

下級生

i異1生)

岡学年 i剛生)

同学年 i異性〉

上級生 i同性)

上級生 i異性)

先生 f脂性)

先生 i異性)

男子(1385) 148 56 588 130 147 44 262   10 女子(1276) 165 44 468 128 164 56 20  231

表3−2−4 〈幽形中学〉の学集・性別から見たf質問」の件数(計1012件)

    話題の第三者 bし手

下級生 i剛生)

下級生 i異性)

同学年 i岡性)

同学年 i異樹

上級生 i剛生〉

上級生

i異i生〉

先生 i同性)

先生 i異性)

男子(514) 72 24 160 59 72 24 58 45 女子(498) 72 24 152 59 70 22 43 56  以下,注Eした要素ごとに,主として話し手と話題の第三者との関係から表現の分布状況を見る ことにする。

3.2.1. 尊敬語

3.2.1.1.話し手と謡題の第三者の関係からの分析

 「△△(話題の第三者)ワイルカ?」の「イル」の要素に観察される話題の第三者の状態に対 する尊敬語の使用について,話し手と梱手との関係は特に区別せず,話し手と話題の第三者との関 係から分布状況を分析したところ,図3−2−1〜図3−2−6の結果が得られた。なお,「イル」ではな

く「残ッテイル」「練習シテイル」と表現されたケースも少数ながらあったが,補助動詞の部分を 尊敬語にすることも可能であるので(それぞれド残ッテイラッシャル」「練習シテイラッシャル」

などとなる〉,これらも分析対象とした。ただしグラフでは,凡例に[補助動詞]という表記を付 加して区別して示した。

 〈東京中学〉の男子の場合(ec 3−2−1),尊敬語の使用は先生を話題の第三者とする場合に限ら れる。用いられる表現は「イラッシャル]である。ただし尊敬語使用の比率は1割にも達せず,

〈東京中学〉の男子の間での先生への尊敬語使用は少ない。こうした傾向は,先に見た直接の船手 としての先生に対する尊敬語使用(動詞は「行ク」)にも観察された(図3−1−1)。

 〈東京中学〉の女子の場合(ec 3−2−2>も,全体としては尊敬語の使用は少ない。ただし男子と 比べると数値はいくぶん高く,使用される範囲も,先生に加え上級生を話題の第三者とする場合に

まで拡大される。特に先生(岡性)を話題にする場合は,尊敬語使爾は3割程度にまで達する。尊 敬語が使用される場合,その表現はほとんど「イラッシャル」であるが,1例「オラシタ」(実際 の表現は「オラシタカァ?」)もある(注2>。「尊敬語なし〔補助動詞]」もごく少数ながら見られる が,具体的表現はr残ッテルゥ?」などである。

 〈東京高校〉の場合も,男子(en 3−2−3)・女子(図3−2−4>ともに,尊敬語の使用は少ない。

使用する場合は,先生および上級生を話題の第王者とする場合に限られる。ただし,上級生(異性)

3.2.掘手および話題の第竃者による表現の使い分け  59

下級生(同性)

下級生(三牲〉

同三二(同性)

同学年(異性〉

上級生(同牲)

上級生(異性)

先 生(異性)ii 41

68 319 166 35 35  74

S臼  生協騨警懇し

翻翻イラ・シ毒

図3−2−1尊敬語の話題の人物別分布[東京中学・男子1

下級生(周性)笏笏i

同学年(N牲〉

同学年(異盤)

上級生(同性)iii

先 聖圏尊敬語なし﹇補助勧詞﹈重圏蕪塾韻なし㈱園圃オラシタ圏鰯膨イラツシャルoe重  霧..耀⁝  笏

図3−2−2 尊敬語の話題の人物別分布[東京中学・女子1

下級生〈同牲〉

下級生(異性)

岡学年(同牲)

上級生く異性)

先生(異性)笏笏雛

翻賜鐘讐

聖職圏イラツシヤル

−    髪

図3−2−3 尊敬語の話題の人物劉分布[東京高校・男子]

を話題にする場合は,尊敬謡は使われていない。勇子による尊敬語使用は,上級生(同性〉・先生

(剛生)を話題の第三者とする場合に限られる。この傾向は,そうした入物を直接の梢手とする場 合にも見られた(Wt 3−1−3)。尊敬語が薦いられる場合,そのほとんどは「イラッシャル」だが,

男子で1例fイラシタ」(実際の表現は「イラシタカナァ?」)もある。「イラッシャッタ」のバリ

60  3.分析

     B

下級生〈剛生〉

下級生〈異性)

周学年(同性>2 岡学年く異性)

上級生〈三牲〉

先先

重9fi畷醜雌麹〕

1as 24 國離敬藷獄し﹇補助翻詞﹈爾曲薇敬講なし翻團イラッシャル

         図3−2−4 尊敬語の話題の人物別分布[東京高校・女子]

エーションと考えられる。

 以上のように,東京においては,中学生・高校生いずれも,話題の第三者に対しても,先に見た 直接の椙手に対する場合と二様,尊敬語の使用は一般に少ない。

 これに対し〈大阪高校〉では,上級生や先生を話題の第三者とする場合,尊敬語が比較的よく用 いられる。男子(図3−2−5)で約3害1,女子(pa 3−2−6)では半数近くに達する。男子よりも女子

下級生〈同歯〉

下級生〈異盤〉

fi

同学奪〈同姓>lwws

岡学年(歯面)

先 生〈同牲耶 先生(異性〉「

値圏欄イタハ数國イテハ

灘罷 19一

 綴灘葱敬譲 綴麹イラレ ロ﹈オラハ︶翻オリ口

恥緯

シルルル ハルルルな

や     ル    し

図3−2−5 尊敬語の話題の人物別分布[大阪高校・男子]

下級生(同論)

下級生〈異雛〉

同学年〈三牲〉

同学年〈異牲〉

先生(周性)難離i慧叢叢舞舞叢叢講

先  圏薇響憲籔︼

 翻畿讐

 巳毒レル︶翻蓼ハル

騰難

盤團イ果ル数國蓼レル

轡聾唖鰯

図3−2−6尊敬語の話題の人物別分布[大阪高校・女子]

ドキュメント内 学校の中の敬語 2 面接調査編 (ページ 64-121)

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