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(222) 1934羽JTlSd'l1h 38m (499)
倍斯様友問題に就ては玩同国富氏ら大正 12年9月より昭和 6年 7月に至 る 7年11ヶ月の期間中に愛生した東京有感地震中其の震央が東京を中心とし た宇径約160粁の圏内にあるもので且P波初動の明瞭な231同の地震に就て研 究されて居り,叉岸上氏は昭和3年中に起った関東地方の地震に就て水平動だ けのP波初動から同様な調査をされてゐるが筆者は今岡昭和5年...,13年に東京 に於て人身感覚のあった震源の深さ100粁未満の総べてつ地震, 369箇に就て.
再びとの問題に関して調査を試みるととにする. この魚に先づ、筆者はvViechert の記象紙によって箇々の地震に就てその初動を験測しy とれに地震年報記載の
ものを参照して誤りなきを期した積りである.叉震央は年報記載のものをその 偉採用した.但し昭和13年11月6日17時54分頃の地震は調査の結果精土そ の位置を愛へた.疎密不明のものL中には初動が極めて微小である震に験測し 得友いものと振幅は十分験測し得る位に大きいが短週期の震に方向が不明であ るものとの二通りぐがある. P波初動の水平二成分の合ベクトjレが震央方向を向 く時は上下動地震計の記象ではその初動は引きであれ叉反封の場合は押しで 左ければ友ら友い.従って水平動が験測出来る場合は上下動の初動は験測出来 えにくともその初動の向きは知り得るーわけである.然し今同の調査で、は水平動の 初動は不明瞭で、あっても上下動の初動が明瞭であればそれにより疎密を決定 し,とれに反し水平動は明瞭であっても上下動が不明であれば疎密不明と云ふ 事にした.斯様左疎密の判定法を選んだ理由は水平動の記象型は殆んど同じ型 であっても上下動成分に於てその初動の週期が相営長く且明瞭に現れる場合と 短週期で不明の場合とがありー箇所でその震央を推定しようとする場合の一つ の寄所と在るととがある震である.斯様にして369同の地震に就てP波初動を 験測した結果,疎波に始るものが 146同,密波に始るものが 147同,不明の ものが 76同あった.大韓に於て東京で各地方に後生する地震を観測すると疎 波で始るものと密波で始るものL数は同じ位で、ある.此の箇々の地震の疎密の
l 験測結果を第 1表に示す.本表中 dは疎波を表'し,.uは密波を表すものとす る.今疎波で、始ってゐる地震の震央を0印でy 密波で始つてゐるものを・印で・
(1)繭富;前出 469頁のく2) く2) 岸上; 前出 469頁のくわ
く500)
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'東京に於けるP波初動の疎密ど震央位置とIの関係
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告書 11 園.(包)
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地園上にプロットすると第 11園(a)の様になる;同圏中射線で示した四角形 A B C D内の地域を大きく重くと第 11園(b)の様にたる.
O 疎 、 波
139
東 京
@
との震央位置によ るP波初動の疎密の分布園を見ると大分不規則に入り乱れてゐる様であるが概 略的に大き友眼で見ると同符読で表した震央は或る程度規則正しい;分布を」て ゐると云ってよい.
3 I P
ち茨城県子、の結城,筑波山,下妻附近以北の一帯に起る地(501 )
36
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5
第 11闘 (b) 東京に於ける P波初動の疎密と震央位置と・の闘係
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@ 東 京 O 疎 波
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@ 密 波
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36
35
震は殆んど総て密波に始りy房総宇島沖にき芝生するものは疎密雨方のものがあ・
4るが
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ちらかと云へば密波で始るものL方が多い.叉疎波で、始る地震の起る主 怠る地域は鹿島灘p 犬吠岬附近,茨城懸谷田郡j牛久沼附近より南へ東京湾及 び千葉市附近等である.福島県系東方沖では疎密が入り混ってゐるが疎波で始る ものL方が多い.とれは前節3.で調べだ結果より営然期待されることである.叉 昭 和5年の伊東頻護地震,北伊豆地震及び昭和6年の西埼玉地震は総て密 波で始ってゐる.j比の様に或る定った場所で見たP波初動の疎密と震央位置と の相関から推察するとを菱震機構の統計的調査或はP波初動り分布型に就ての地 方的特徴から結論されると同様に大韓同一地方には同ーの稜震機構に依って地
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γ.: ~.'" \.;~..;. I;~ す\第四国 東 京 に 於 け るP波初動の疎密不明な地震の震央分布圃
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震の稜生を見ると云ふととが出来る様である.
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38 efJlt5.1
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ヨえにP波初動む疎密不明在地震の震央分布を第 12闘に示す. との固による と不明のものL多い地域は先宇、東北地方東方沖,茨城野、南西部,東京湾及びそ 'の沿岸地帯である.東北地方東方沖に稜生する地震は相営規模は大きくても東 京に於けるそのP波初動は極めて徴小であるものが多く,地震の始りすら不明 瞭左場合が屡々である.従ってとの地方に不明たものL多い原因は規模は相営 大き危地震でもP波動初動が極めて微小た震である.号えに茨城県子、南西部y 東京 湾等に起る地震では次に述べる様にS相が極めて明瞭に急激に現れ,然も震央
く503)
距離が近い震に小規模J在地震でも有感である場合が多い.従ってP波が微小で ある鴬に不明に在る場合もある.然し茨城牒南西部の地震は上下動に於ては主 要動附近の遁期及び振幅K比較してP波初動の週期は長くp振幅も比較的大き い,従ってその験測が容易で、あるのに反し,東京湾及びその沿岸地域に起るも のに於ては振幅は相営大きいが短週期の魚に方向不明の場合が多い.第四置 に之等二地方の上下動記象の貴例を示してゐく.
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策 13周 上 下 動 記 象 の 例
D 一
V1932 x[ 23d 17h 57m頃 の 地 震 震 央 139.09E,360.2N
1935
x r r
12<1 OOh 17m頃 の 地 震 . 震 央 1390.9E,350.5N5. 東京に於ける地震記象型と震央位置との関係
同一地域に起ちp その護震機構も同じであると考へられる地震を或る定まつ・
た場所で観測すると非常に微細な所迄よく似た記象が得られる.然し同ーの場,
所で、同じ地震計を用ひて観測しでも種々の地域に起る地震に就ては極めて多種:
類の型が認められる.斯様友事賓があるととを考へると或る観測所に於ける地 震記象型が色々異る主要なる原因は地震波経路め相違及びその稜生の機構の如L
イ可に依るものと考へて差支へたいであらう.
倍此節では各地に稜生する地震を東京に於了て観測する場合その記象型がその 地震の起った地域の如何によって如何に異つてゐるかを統計的に調べようと思 ふ.今岡の調査では地震計の種類による記象型の差異を除く震に全部Wiechert 地震計の記象によった.調査の材料は昭和 5年‑‑13年の東京に於ける有感地 震で震源の深さ 100粁未満の369箇の中, Wiechert水平動地震計の記象で完全 に記録されたものに限った.との記象を一々全部複潟し,それによって記象型 を分類するととが最も理想的で、あるがとれは極めて手数を要するので今回は上 下動記象は問題にせ十;Wiechert水平動記象紙より箇々の地震についてその記 象をスケッチしそれを分類の釘象とした;勿論彼細た鮎迄比較すると非常に複
(504)
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la) A 型
事 14園 地 震 記 象 型 の 質 例 ( 其 の ー 〉
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↓~附悌仰V中ル
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1932
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23 d 17 h 57 m頃 内 地 震 震 央 139.09E,36.02N体同州川
1934 W 11 d 19h 53m頃の地震 震 央 1400.1E,35.06N
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ι1111.E
ず仲村柳川………ー‑
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~ I ♂1934 VH 16(l 05h 06m 頃 の 地 震 震 央 139.06E,35.o6N
1935
: x r r
12 d 00 h 17 ~1~. 頃の地震 震 央 139.09E, 35.5 N( 2 8 0 . AJ
d、
]935
: x r r
4d 01 h 17~ 頃の地震震央 140.01E, 36.005 N (b) B'型 '÷榊一一
1932 II 19d 0'
,
h 36 m頃 の 地 震震 央 139.09E
,
36.01N(.Jヲ0..'8;‑)
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1 7
︑‑ a
f p w
一
E•
1933 1x 17d 02h 29m 頃の地震;
震 央 1400.0E,36.o2N (505)
(0)
c
型業 4園 地 震 記 象 型 の 貸 例 〈 其 の 二 〉
1934 V 31 d ORb 04m頃 の 地 震 震 央 140.05'E
,
36:03N '4.22S.C.)r~州川内併
1934 JX 24d 13h 53~ 頃の地震
震 央 138.08E,35.05N 1938 v.l 24d 22b 06rri頃の地震 震央 14V'2E
,
36.03N (d) D型'{Jl/.5,
O . )
1935 lX 14 d 23b ,20m頃 の 地 震 震 央 ;, 141.04E, 36.07 N
1938 VI 18d 09n 43111頃 の 地 震 震 央 141.01E,36.0与N ( 506)
策 14園 地 震 記 象 型 の 賞 1 9 IJ(其の三〉
(d) D 型
1938
(e) E型
1938
x r r
4u 15h 12m頃 の 地 震 震 央 14V9・E,37汀N'引仲州I~や
1州 川
いW
‑AW1川 附
山 州
1
1931 VI 14d08b 45m頃 の 地 震 震 央
i 4 1
月E,36~oON1938 VI 3d 09h 28m 頃 の 地 震 震 央 141.01E,36.o3N ぺEJ
J<l38.XI.10‑'
01ι0'1割減。地震(魚感) 倉央jI削.'1E., 36." N.
1938
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13d 08h 39m頃 の 地 震 震 央 141.o9E,.3(j.o7N (507)、 雑になるので、概略的に次の定義に依って A,B,.C,D及びEの五種類の型に分 類するととにした.第 14闘に之等 5種類の記象型に属する貴例を掲げる.
A型; 第 14園の賓例で見
6
れる様に記象型は頗る簡明でP相より S相の 初動迄, lEP
ち所謂初期微動中の振幅は Sの振幅に比較して小さく且つ多く の場合大穂一様えに振幅である.s
相が極めて明瞭に大きく急:激に「ピツj と現れ,敷振動の後極めて早く減衰し杢轄の振動時聞は短い. p相s
棺 の稜現が明瞭である震に初期徴動時間は最も精確に験測し得る型である.B型; との型はA型に類似して簡明な型でS相も比較的明瞭に現れる.腕 にA型と匿別しなくてもよいが精主異る所があるので匡別するととにし た.初期徴勤時聞は精確に刊験測するととが出来る.
C型; 初期徴動中の振幅は他の部分に比べて小さく
s
相は明瞭に現れF る.然し表面波が柏、土稜遣する震にA型に比較して減衰が非常化遅く,従 って振動時聞は概して長いJ
D 型 p 相より S 相に至る告~?3は前の型と異って振幅が弐第に増大しp 従ー ってS相の現れ方は粘土不明瞭になる.表面波は非常に稜達し所謂紡錘欣 に近い形をし従って初期徴動時間の験測は箱、主不正確を兎れない.振動時ー 聞は極めて長い.
E型 p相の初めより共第に振幅が増し,表面波は稜達し,所謂典型的た 紡鱈紙記象型を呈する.一般にS相の判定は困難で判別不能の場合も屡々 である.振動時聞は極めて長い.
斯様に五つの記象型を定義1....‑, とれに依って昭和 5年"'‑'13年迄の有感地震 の箇々に就て記象型を判定した結果を第1表の記象型の欄に掲げる.との結果 ψ
に依って犬々の地震の記象型をその震央位置に記入すると第五園が得られ る.此の圏によると茨城懸南西部p 千葉牒北部p 東京湾友びその沿岸地域等部;
ち東京を中心とした宇径約 60粁の圏内の地域に護生した地震の記象型は殆ん ど総てA型である.
叉房総宇島沖及び相模湾沿岸に起るものLうち作もA型の吉己象を呈するものe
泊三ある.
B型に属するものは数も極く少く僅かに 13同に過ぎない.主とてて茨城廓;
( 508)