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同社商品開発プロセスの一般適用化 第一項 同社商品開発プロセスの一般化

ドキュメント内 中小企業における新商品開発 (ページ 42-53)

第6章 結論

第二節 同社商品開発プロセスの一般適用化 第一項 同社商品開発プロセスの一般化

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第二節 同社商品開発プロセスの一般適用化

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(高度な技術開発を要するものは狙わない)

(3) 販路を確保。

(4) 対象市場は中小規模の隙間市場(大手の参入の可能性が少ない市場)。

(5) 小規模な事業をクラスター的に集合することで一つの大きな事業とする。

(6) 新規性のある商品(開拓・普及コストの掛かる全くの新規商品は狙わない)。

2. 条件2:経営の姿勢

(1) 経営トップがこの取組の先頭に立つ。

(2) オープンイノベーションの姿勢をつらぬく(商品開発面、量産面)。

(3) 試作開発にはお金をかける覚悟を示す。

(4) ユーザー・イノベーターと社員の共創をコーディネートする。

(5) ユーザー・イノベーターには商品化の対価として、しっかりとロイヤリティ ーを支払い、社員には人事評価及びインセンティブで報いる。

第三節

今後の研究課題

この研究は、旭電機化成株式会社のユーザー・イノベーターを活用した新商品開発の仕 組みに着眼した事例研究であるが、残念ながら他の企業や異業種との比較研究にまでは至 っていない。本研究で得られた仕組みをベースに他の複数企業や異業種と比較研究を行う ことで、他企業、他業種でも有効性を発現する仕組みの解析に関して、今後の研究に期待 するところである。

また、一般に、同一ユーザー・イノベーターによるリピート提案、商品化は稀であると 言われているが、同社では数名のリピーターがいることが分かった。このリピート提案者 を増やしていくために何が必要か、同社のユーザー・イノベーターに対するフィードバッ ク・インキュベーションプロセスがどのように有効に機能しているのかについての掘り下 げについては、今後の研究に期待するところである。

39 謝辞

本論文は、筆者が早稲田大学大学院商学研究科ビジネススクール在学中に行った研究を まとめたものです。

本研究を進めるにあたり、終始あたたかく、多岐にわたるご指導ご鞭

撻を頂きました本学の内田和成教授に心より感謝申し上げます。大変お忙しい中、ゼミの 時間以外にも多くの時間とご助言を賜りましたこと深謝申し上げます。また、その度に面 談時間の調整等のお世話を頂きました内田研究室の内田まりこ様にも感謝を申し上げます。

そして、副査をお引き受け頂きました、本学の長谷川博和教授、法政大学の西川英彦教 授には、お忙しい中、お時間を頂き、大変貴重なご助言を賜りましたこと、心より感謝申 し上げます。また、いつも鋭いご指摘と丁寧なご解説を頂きましたこと深謝申し上げます。

本論文で取り上げた旭電機化成株式会社の原守男専務取締役には、執筆に当たり、大変 貴重な会社及び関連の情報をご提供頂きました。また、小職のインタビューや多くのメー ルに率直にお答えを頂いたことに感謝する次第です。これらの情報の提供なくしてこの論 文の独自性は成り立たず、この場を借りて、深くお礼申し上げます。更には、同社と深く 取組をされてきたユーザー・イノベーターの方々からのご意見も頂戴し、暑くお礼を申し 上げます。

また、第三者の立場から本研究の資料整理、データ化、分析にご協力頂いた松田彩様に は、忙しい中、貴重な時間を使い緻密な作業に協力頂き、感謝を申し上げます。この資料 整理、データ化、分析がなければ、本論文の客観性は保てなかったと思っています。ここ に深く感謝する次第です。

上記以外にも本論文の作成にあたり、実に多くの方々のご指導ならびにご協力を賜りま した。特に ゼミの同期の皆様とは、2年という期間、各種講義やグループワークなどを通 じて知的密度の高い時間を過ごさせて頂きました。そこで得た多くの知識、知見が、本論 文の各所に活きていると感じています。また、各授業でご講義を頂きました先生各位から ご教示頂きました知識、知見、理論は本論文執筆に大いに役立っており、この場を借りて お礼申し上げます。誠にありがとうございました。

また、論文執筆中、深夜まで励まし続け、サポートしてくれた妻の直美に、この場を借 りて、深く感謝する次第です。

最後になりますが、本論文執筆に際し、ご助言を賜りました全ての方に、深く感謝をい たします。

2017年1月7日 畑 愼一郎

40 参考文献(著者名五十音順)

内田和成(2006)『仮説思考』日本経済新聞出版 内田和成(2009)『異業種競争戦略』日本経済新聞出版 内田和成(2010)『論点思考』日本経済新聞出版

Eric von Hippel. (2005) Democratizing Innovation., MIT Press Cambridge, MA. (サイコ・インタ ーナショナル監訳『民主化するイノベーションの時代』ファーストプレス, 2006年)

Eric von Hippel, Jim Euchner. (2013) “User Innovation An interview with Eric von Hippel”

Reseach-technology Management・May-June 2013

小川進(2000『イノベーションの発生理論』千倉書房 新版3刷 小川進(2013)『ユーザーイノベーション』東洋経済新報社 第2刷発行

恩藏直人、冨田健司(2011)『1からのマーケティング分析』中央経済社 第1版第13刷

川上智子、徳常泰之、長谷川伸(2015)『実践ビジネスプラン(第2版)』中央経済社 第2版第1刷 Clayton M. Christensen. (1997) The Innovation’s Dilemma., Harvard Business School Press,

Boston (伊豆原弓訳『イノベーションのジレンマ』翔泳社, 2001年)

Clayton M. Christensen, Michael E.Raynor (2003) The Innovation’s Solution., Harvard Business School Press, Boston (櫻井祐子訳『イノベーションへの解』翔泳社, 2003年)

中小企業庁編(2008)『中小企業白書(2008年度版)』中小企業庁

西川英彦、本條晴一郎(2011)「多様性のマネジメント~無印良品のクラウドソーシング~」マーケ ティングジャーナルVoi.30 No.3(2011)

西川英彦(2012)「消費者参加型新製品開発における消費者行動と開発成果との関係についての実証 研究」科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書

西川英彦、廣田章光(2012『1からの商品企画』中央経済社 第1版第13刷 根来龍之(2014『事業創造のロジック』日経BP 第1版1刷

延岡健太郎(2006)「マネジメントテキスト」『MOT[技術経営]入門』日本経済新聞出版社 13刷 長谷川博和(2010「マネジメントテキスト」『ベンチャーマネジメント[事業創造]入門』日本経済新 聞出版社 3刷

フィリップ・コトラー、ゲイリー・アームストロング、恩藏直人(2014)『コトラー、アームストロ ング、恩藏のマーケティング原理』丸善出版

藤本隆宏(2012)『ものづくりからの復活』日本経済新聞出版社 1版1刷

堀口悟史(2015)「「頼みもしないアイデア」の事業化-ユーザーによる用途革新の事例をもとに-」

41 日本商業学会『流通研究』

本條晴一郎(2016)「リードユーザー」マーケティングジャーナルVol.35 No.4(2016)

水野学(2011)「製品開発に果たすユーザーイノベーションの役割-顧客の声とリード・ユーザー-」

阪南論集、社会科学編 47巻 1号(p95-106)

水野学(2010)「ユーザーイノベーションの可能性」阪南論集、社会科学編 45巻 3号(p235-245) 宮本彰(2015)『ヒット文具を生み続ける独創のセオリー』河出書房新社

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Appendix

ユーザー・イノベーターの提案書事例 1. お米のとぎ汁受け

43 2. 墨磨り機

44

45 3.蓋つき計量カップつき、レモン絞り

46 4.背中用デジカメ撮影補助具

47 5.冷温マッサー

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