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(表4.1)

2.2 各章の解説 ~第4章~ ガイド 表4.4

留意事項2 : 5W2Hの条件が満たされているか確認する

- 5W2Hによる要件の確認

5W2H 確認ポイント

What ・商品やサービス(What)による違いはないか Who ・相手(Who)による違いはないか

When ・時間、時期、タイミング、順序など(When)による違いはないか

・状況や状態、条件による違いはないか Where ・場所(Where)による違いはないか

Why ・理由(Why)による違いはないか

How ・やり方や方式(How)による違いはないか

How many (How much) ・量(How many)や金額(How Much)による違いはないか

2.2 各章の解説 ~第4章~

留意事項3 : 概念データモデルにより不整合や漏れを確認する

従来の考え方では、ER図はデータベース設計のための手法として基本設計 以降に登場する。要件定義段階で概念レベルのER図を導入し業務の実態を 把握しておくと、基本設計段階で要件定義工程に遡ることを少なくできる。

ガイド 4.2.6

2.2 各章の解説 ~第4章~

留意事項4 : 総合テスト計画書、移行計画書、運用・操作要件書を 要件定義で作成

総合テスト 計画書

要件定義で決められたことが、「システム機能として不足や誤 りなく実装されているか」、「定義した要件で実際の業務が成 立するか」、「例外処理も含めて、業務が正しく実行できるか」

を確認する。

移行計画書 システム移行の検討は、システム実装後の後回しになること が多く、移行方法を詰めた結果、機能の見直しが発生する場 合があるため、要件定義で作成できるところは作成する。

運用・操作 要件書

業務の運用要件、システムの運用要件・障害時の対応、操作 要件のそれぞれについて、まとめる。

・総合テスト計画書、移行計画書、運用・操作要件書は、要件定義工程で

検討されず、後工程になってから検討され、後戻りすることが発生している。

・要件定義段階で、これらの成果物を検討、確認することで、漏れや後戻りを なくすことができる。

ガイド 4.2.9~

4.2.11

2.2 各章の解説 ~第4章~

留意事項5 : 非機能要件を要件定義で詰める

--過剰なコストがかからない工夫

ガイド 表4.13

2.2 各章の解説 ~第4章~

留意事項6 : 上記以外の留意事項(成果物作成以外も含む)

留意事項 ガイド

1 使用現場の実態に合っていること 2.2 2 場所や作業者の行動の違いを現場察を実施して確認す

3.6 3 提供された条件は、すべての顧客、商品、サービスに適

用可能かを確認する

4.2.3 4 使う人、管理する人、作る人の立場からみて、機能不足

はないか

4.2.5

2.2 各章の解説 ~第4章~

(1) 要件定義成果物のレビュー 4.3 成果物に共通の留意点

・要件定義成果物の抜け、漏れ、および成果物間の整合性不備などは、

熟視を主体とする公式なレビューによる検査によって品質を担保する。

・要件定義の成果物のレビュー方法としては、インスペクションが重要。

ガイド 4.3

2.2 各章の解説 ~第4章~

(2) 未決定事項の取り扱い

・要件定義工程の最後で、要件定義が十分になされているかどうか、

次工程(基本設計)に入ってよいかの確認を行う。

・要件定義書の完成度の測定は、未決事項を確認し、その未決事項を 決めるための補充作業負荷量を測定することによって、要件定義書の 完成度が評価できる。

①未決事項の整理と出来栄えの評価

要件定義工程の最後で、未決事項を整理し、その軽重を判断して、条件付きで

次工程に入ることの承認を得るとともに関係者にそのリスクを認識する必要がある。

②基本設計担当者による要件定義書の評価と対策

ユーザ企業とベンダ企業は、要件定義工程の最後に要件定義書の点検 期間を設け、双方の合意を得て次工程(基本設計)に進むのがよい。

この時点で決まっていない事項は、基本設計では変更事項として扱うことになる。

ガイド 表4.18

未決事項 いつまでに 決定するか

決定の責任者 決定のための条件 決 定 ま で の 予想工数

2.2 各章の解説 ~第4章~

文章の曖昧さにより、要件定義が正しく伝わらないことを避けるために、

表現方法の適正化を図る。(ガイドブック 4.3.3)

・抽象的な単語は、定義を明確にして使用する

・短文主義、一文一義で書く

・否定文、部分否定文、二重否定はくれぐれも注意し、できるだけ使わない

・書けるものは、箇条書きで書く

・表にできるものは表にする

・図やイラストで、視覚化して伝える

・形容詞や副詞を使用した場合は、補足説明が必要である

×大量のディスク容量 → 100GB以上のディスク容量

×高速で動く → 入力後、1秒以内に応答がある など

(3) 要件定義文章の品質向上(表現方法の適正化)

ガイド 4.3.3

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