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第 9 章 発表会評価 27

11.2 各人の役割

 実装グループのメンバーはリーダー大久保貴裕、稲熊卓記、青塚圭祐の3人である。大久保貴 裕は主にプログラミングを担当した。またグループリーダーでもあるため周りとの連絡を蜜に取っ ていた。稲熊卓記は本プロジェクト内の唯一の情報デザインコースなのでポスター製作などが主な 役割であったが、アプリケーションの実案などの助言なども行った。青塚圭祐は主に大久保貴裕の プログラミングの手助けを担当した。具体的にはプログラミングで手詰まりしたときの改善方法の 検索、またアプリケーション実装までの手順や案などをまとめ具体的なものを提案した。また、全 員がお互いの仕事を助け合っていた。手が空いた時には、なるべく他の人の手伝いをするようにし ていた。これは、他のグループの人に対してもそうである。プロジェクトのメンバー全員がコミュ ニケーションをとり、一致団結して協力しあうのが理想とされた。

(文責:青塚圭祐)

11.3 今後の課題

 今後の課題については最終発表のときに頂いた評価から、RSA暗号などの難しいイメージが あるものを分かりやすく説明するアプリケーションがよいというものや、もっとiPadの機能を活 かしたアプリケーションがよいといったものが求められる。本来の目標である一般の人に暗号解読 をわかりやすく伝えるというものは、暗号解読法の全般をあくまで簡単に説明するというもので、

暗号解読法の難解なものを簡単に説明するといったものではないのである。だが今後の課題として

難解な暗号解読法を分かりやすく説明できるアプリケーションの実装というのも良いのではないか と思う。また今回の目標でありながらより良いアプリケーションの実装も今後の課題として挙げら れる。まずアプリケーションに使用する暗号解読法の提案。一般の人に説明するのにより良い暗号 解読法を見つけるということである。そして次にアプリケーションの実装。ここは改善点がたくさ んあると予想されるので工夫次第でより良いアプリケーションができるであろう。次にiPadの機 能をもっと活用するという点である。これにより体感することでわかりやすくなるものができるこ とが予想される。また今回はiPadへの実装だったが、他の媒体への実装も考えられる改善点であ る。今主流となってきているスマートフォンへの実装により、携帯できるアプリケーションとして より親しみやすいものができると予想できる。よって今後の課題としてはより分かりやすい暗号解 読法やアプリケーション、また実装する媒体考察が求められる。

 今後の課題としては、RSA 暗号などの難しいイメージがあるものを分かりやすく説明するアプ リケーションがよいというものや、もっとiPadの機能を活かしたアプリケーションがよいといっ たものがあった。これらの評価は説明内容について不十分であるというものが多かった。他に暗号 のおもしろさを伝える対象に触れていなかったので、一体何が目標なのか分からないというもの や、目標は決めているもののそれが何をなすのかが理解できしにくく伝わらない、目標としては少 し物足りなさを感じたという、目標に関しての評価が多数があった。また、今までのやってきたこ とと今後やっていくことの線引きが明確でわかりやすかった、様々な暗号化方式について調べられ ていて、それら一つ一つを実装に向けて活動しているのが凄いと思いましたなどの良い評価もあっ た。 今後の課題としては、RSA 暗号などの難しいイメージがあるものを分かりやすく説明する アプリケーションがよいというものや、もっとiPadの機能を活かしたアプリケーションがよいと いったものがあった。

(文責:青塚圭祐)

付録 A 新規習得技術

・PARI/GP

 プロジェクトメンバー全員が新規に習得した技術としてPARI/GPを利用した暗号化、復号、解 読技術があげられる。PARI/GPとは計算機代数アプリケーションであり、数論に関する様々な代 数演算を行うことが可能である。これにより、解読の際に重要とされている素因数分解を行った。

PARI/GPを用いてプログラムを組み、RSA暗号や楕円曲線暗号の基礎的な暗号化、復号、解読

技術を多くの試行を繰り返し学んだ。これらの技術を利用してそれぞれの暗号での解読の可視化へ 向けての作業を行ってきた。

・TeX

 個人報告書、グループ報告書の作成のためにTeXを利用した。TeXとは文章と文章の構造を指 定する命令とが記述されているテキストファイルを読み込み、その命令に従って文章を組版するた めのソフトウェアである。

・Adobe Illustrator CS4

 ポスターの作成のためにグラフィックソフトウェアであるAdobe Illustrator CS4を使用した。

付録 B 活用した講義

大型プリンタ講習会  ポスター印刷に必要な知識を得た。

Tex講座 評価シートの記述や報告書の作成に役立った。

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