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台前半 女性の割合は 51% 前後

ドキュメント内 ICUにおける輸液戦略 (ページ 58-80)

背景因子、併存症、入院科、腎機能 は変わらず。

年齢の中央値は 50 台前半

EDで投与された晶質液の中央値 1079 ml [IQR 1000-2000ml]

95.3%が酢酸リンゲル Plasma-LyteAは 4.7%

88.3%が割り付け通りの輸液であり

両群における輸液の遵守率はほぼ同じ

ED で投与された輸液量の分布

NS投与群ではBC群よりも高Cl・低重炭酸値であり 入院後もしばらく継続

Major Adverse Kidney Events within 30 days : MAKE30

新規 RRT導入、死亡、持続性腎障害

Primary Outcome

退院日数の中央値は2群とも25日で有意差なし Odds比 0.98 ( 95% CI 0.92-1.04 )

Secondary Outcome

30日以内の主要腎障害(複合Outcome)の割合 BC群が4.7% NS群 5.6% (p = 0.01)

Odds比 0.82 (95% CI 0.70-0.95) 各項目ごとでは有意差は出ず

Stage 2以上の腎障害でも有意差は出ず。

Subgroup 解析

患者背景についてのsubgroup解析では有意な因子なし ED到着時のCre ≧ 1.5 mg/dl, Cl > 110 mmol/l の患者で NSよりもBC投与の恩恵が大きいよう

Subgroup 解析

条件 対象 末期腎不全患者を除いた群 13,112 人

Cre値測定群 8,681 人

ED来院初回群 10,573 人

Per protocol分析 11,780人

Sensitivity Analysis

いずれも結果に変わりはなし

Discussion

NS群と比較してBC群では退院期間の短縮は みられなかったが、Secondary outcomeである 死亡、新規RRT導入、持続性腎機能障害

の複合アウトカムについてBC群で発生率が低い 30日以内の主要な腎障害が少ない結果は

SMARTの結果と一致していた

SMARTの患者群と比べると腎障害や死亡のリスク は今研究の患者群の方が低い。

しかし30日以内の主要な腎障害(MAKE30)に関して 0.9% の平均値の差(NNT = 111)が出たということは、

日々輸液を受けている数百万人単位で考えると 大きな差が生じる可能性がある。

✓ 割り付けに対する高い遵守率

✓ 非盲検化、pragmaticな研究デザインであり 日常業務の中で施行できた点、入院時より

すぐに割り付けられた輸液投与が可能であった点

Strength

単施設研究であり、盲検化されていない点

Outcomeが入院期間であるという点

電子カルテを使用しておりより詳細なデータ収集が困難 入院後薬剤投与時の溶解液は介入困難

晶質液の95%が酢酸リンゲルであり、

リンゲルとPlasma-Lyte A、生理食塩水は比較されず

初療の輸液を晶質液でなく患者に合わせた輸液にする 選択肢が今後の検討課題

Limitation

まとめ

非重症患者における研究でも

生食投与群における30日以内の腎障害発生率は 晶質液投与群と比較して有意に高い

とくにCre ≧ 1.5 mg/dl, Cl > 110 mmol/l の患者で BC投与の恩恵が大きいよう

患者群は病院の立地でも規定される: 疾患の急性度や有害事象のリスクなど

短期間の生化学検査の改善(Cre)や生理学的指標は

サロゲートマーカであり必ずしも患者中心のアウトカム とは言えず有益とも言えない可能性

発生率が低いため、複合アウトカムを採用おり 統計学的処理を行っても交絡因子を生じやすい

死亡、新規RRT導入、Cre2倍が同列のアウトカムとして 論じられているが、患者中心のアウトカムとして同列には 扱うことができない

結果の解釈で注意すべき点

アメリカの主要な医療機関単施設で施行された非盲検研究が 患者の生存率や考え方も異なる他国の医療機関に

適応可能かどうか

現在使用されているいわゆる生理的輸液が安全で効果的か という疑問

患者中心のアウトカムの検討そして医療経済面における 長期的な評価が重症患者における輸液の選択の基本

今回の研究は臨床上の絶対的指標を与えるというよりは 臨床的な思考のきっかけをあたえるもの

私見

論文内でも指摘されているように必ずしも細胞外液に限らず 患者の病態に沿った輸液を心がけることが重要だと実感した。

今回の病院では、この研究の1年前までICU入室患者の 69 %で使用されていた。生食の害は提唱されていても、

明白なEvidenceが少ない分野とおもわれる。

透析患者の割合は日本の方が多く、こうした患者背景での

MAKE 30の結果は影響はあるのだろうか

輸液自体の安全性を検討する研究は難しい課題だと思われた

これまでの前向き研究の規模は2,000人程度で有意差が 出たり出なかったりというものであった(SPLITなど)

今回は前向きで14,000人以上が参加している

1,000人弱のPilot studyで遵守率が低く有意差が示せなかった ことから、今研究ではICU入室前のEDOpe

における輸液から介入したことで遵守率をあげている 病床数が多い単施設のため数を増やしながら遵守率を あげることができたことはあるかもしれない

ドキュメント内 ICUにおける輸液戦略 (ページ 58-80)

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