③ 止め輪はマイナスドライバを使用して簡単に取外すこ とができます。 (下記を参照ください。 )
・止め輪の取外し方法
パワーロックに使用しています止め輪は螺線状にな っています。止め輪端部の切り欠き部をマイナスドラ イバなどを使用して押し上げることにより取外すこと ができます。 (図 1 参照)
図 1 止め輪の取外し方法
3. 再使用
パワーロックの組込・分解は数回できます。軸および ボス材料の降伏点応力σ
0.2が面圧 P、P´ に対して充分安
取外し用ねじ穴
3 1 2
部品名称 1:インナリング 2:アウタリング 3:締付ボルト
EF シリーズ
1
1
取外し用ねじ穴 5
3
4 2 1
5
3 2 4
3:アウタリング 4:インナリング 5:締付ボルト
AD-N シリーズ
1. 取付
(1) 軸およびボス面に付着しているゴミ、ホコリ、油分 などを布あるいはアルコール溶剤などで拭き取って ください。特に、オイル、グリースなどは完全に拭 き取り絶対に使用しないでください。規定のトルク が伝達できません。
注) 締付ボルトなどには特殊コーティングをして いますのでオイル・グリースの塗布は不要で す。
(2) 軸またはボスに挿入してください。入りにくいとき は、ボルトやナットを緩めてください。所定の位置 までスリットと合わないように位相調整しながら手 で押し込んでください。
(3) 所定のボルトなどの締付トルク M
Aの約 1/ 4程度 の締付トルクで対角線上に締め、更に 1/ 2程度で 締め、最後に M
Aの締付トルクで円周方向に締付け てください。 何回か同じ動作を繰り返してください。
注) 1. ハンマなどで絶対に強打しないでください。パ ワーロックが変形し、事故の原因になります。
2. 必ずトルクレンチをご使用ください。締付要領 や M
A締付トルクを守って締付けてください。
トルクレンチ以外のレンチの使用や手締めによ る作業は不正確であり、スリップや変形などの 事故の原因になります。
3. 締付トルク M
A以上のトルクでの締付けはボル ト・ナットの破損の原因となります。またトル ク以下での締付けは緩みの原因となりますので 正規締付トルク M
Aで必ず締めてください。
4. 本品に備わっている以外のボルト・ナットを絶 対に使用しないでください。破損など事故の原 因になります。
(2)取付け方法 B(止め輪を外して使用する場合)
① 取付けは、ボスがスラスト方向に移動します。 (移動 量は RE シリーズ 「軸方向移動」 の項を参照ください。 )
② 伝達トルクは、取付け方法(1)に比べて、約 1.7 倍 となります。この時、軸、ボス側の発生面圧が取付 け方法 A に比べて大きくなりますので軸、ボスの強 度にご注意ください。
発生面圧が大きくなりますとボスが割れる恐れがあ りますのでボスの強度チェックを行ってください。 (必 要ボス径は「ボス径一覧」の項を参照してください。 )
取外し用ねじ穴
3 1 2
部品名称 1:インナリング 2:アウタリング 3:締付ボルト
KE シリーズ
シャフト ボス 部品名称
1:テーパリング A 2:テーパリング B
全サイドでない場合には、組込・分解の回数を重ねる にしたがい、軸あるいはボスの接触面が局部的に変形 する場合があります。
■ RE シリーズについて
(1)取付け方法 A(止め輪を取付けて使用する場合)
① 取付けはボスのスラスト方向の移動を防止したい 時にご使用ください。
シャフト ボス
2 ステンレス仕様 (KE-SS、AS-SS、RE-SS) 、無電解ニッケルメッキ仕様 (KE-KP、AS-KP、AD-N-KP、TF-KP)、ML(MG)・SL 標準仕様
カップリング取付
カップリングとして使用できますが、この場合は伝 達トルク Mt およびスラスト荷重 Pax は 60%となりま すので注意してください。
2. 取外
(1) ボスや軸に、トルク・スラスト荷重などがかかって いないか確認してください。特にボス、軸の自重が 大きい場合やチェーンなどが掛かっている場合に は、取外しが困難になることがあります。これらの 作用荷重を取り除いた後、順次締付ボルトを緩め、
取外してください。
注) 緩めていくと、瞬時にロックが解除され、回転 したり飛び出したりすることがあり危険です。
(2) 緩めても締結状態のまま動かない場合は取外し用ね じ穴にボルトを入れ、締込んで行きますとロックが 外れます。
3. 再使用
(1) インナリングや締付ボルトなどの表面に特殊潤滑剤 をコーティングしているパワーロックで、ハクリが 認められる場合には再使用できません。また、締付 ボルトの先などの変形や、各部品に異常があるとき は再使用できません。
(2) パワーロックの組込・分解は数回できます。 しかし、
軸およびボス材料の降伏点応力 σ
0.2が面圧 P、P´に 対して充分安全サイドでない場合には、組込・分解 の回数を重ねるにしたがい、軸あるいはボスの接触 面が局部的に変形する場合があります。
■ SL シリーズについて
パワーロックを取付ける前に締付ボトルを緩めた後、
テーパリング A、B の間に挿入されているスペーサを 取外してください。 (図 2 参照)
■M L シリーズ ML/MG タイプについて
取付時、ボス幅 (B) と、パワーロック ML の幅 (L
1) の 関係により、B ≧ℓの場合は図 3 のように、ボス端面 にナット端面が接する位置で、B <ℓの場合は図 4 の ように、ℓのほぼ中央位置でセットしてください。
・ 段付軸に取り付ける時には下図(図5)に示すよう にすきまを取ってください。
・ 取付例
2組両側取付
ボス両端に取付けた例で、伝達トルク Mt およびスラ スト荷重 Pax は1個の値の 1.2 倍になりますので注意 してください。 (2 倍にはなりません)
取付・取外し 資 料
KE SERIES AS SERIES AD-N SERIES AE SERIES TF SERIES RE SERIES ML SERIES SL SERIES EL SERIES EF SERIES 資 料
MGタイプ B≧ℓ
MGタイプ B<ℓ
MLタイプ MLタイプ
図 3 図 4
図2
スペーサ
テーパリングA テーパリングB
1 3 4 2
3 2 1
1
3 4 2 2 3 1 4
1:インナリング 2:アウタリング 3:締付ボルト
4:止め輪 1:テーパリング A
2:テーパリング B 3:インナリング 4:締付ボルト
図 8 部品名称
ML タイプ(適用軸径φ32 以下) MG タイプ(適用軸径φ34 以上)
SL シリーズ
ML シリーズ
(MG)
部品名称 1:アウタリング 2:インナリング 3:ナット 4:輪バネ
RE シリーズ
パワーロック
ボス移動量以上のすきま
ボス
シャフト 図 5
図 6
図 7
1. 取付
(1) 軸表面やボス内面 (アウタリング・インナリング)
のゴミをきれいに拭き取り、オイルまたはグリース を薄く塗ってください。
注) シリコン系やモリブデン系の減摩剤を含有 したオイルやグリースは、絶対に使用しな いでください。規定のトルクを伝達できな くなります。
(2) ボス内面端部コーナにヌスミ加工あるいは大きな R 加工をしている場合には、スペーサスリーブが必要 です。
(3) アウタリングを加圧 (a) するか、インナリングを加 圧 (b)するか、2つの取付方法があり、伝達トルク に差がでます。 組立時は方向性に十分注意ください。
(4) パワーロックの組込時は、軸と平行に軽く進む状態 で挿入してください。
(5) 加圧フランジの対角線上のボルトを均等に順序よ く、ギャップが常に円周上に均一になるように締付 けてください。
注) 加圧フランジの強度が不足すると、変形などに より確実な加圧力が得られません。カタログ通 り、加圧フランジの強度を十分チェックし、変 形やボルト座面の陥没などがないか確認してく ださい。
(6) 加圧フランジの軸方向移動がなくなるまで、手でボ ルト締付けを行ってください。その後にボスの取付 け位置および位相の調整を行ってください。
注)加圧フランジやボルトに、スプリングワシャ や歯付ワシャなどを使用しないでください。
(7) 規定の締付けトルクの約 1/ 4程度のトルクでスパナ、
六角レンチあるいはトルクレンチにより締付けてく ださい。
(8) 規定の締付けトルクの約 1/ 2程度のトルクで締付け てください。
(9) 規定の締付けトルク M
Aでボルトが回らなくなるまで 締付けてください。最終の締付けは必らずトルクレ ンチを用いて行ってください。加圧フランジとボス あるいは軸端のギャップは最終締付時においてでき るだけ円周上で均一になるようにしてください。
■ AS・EL シリーズについて
・ センタリング機能がないパワーロックを使用のとき、
ボスにガイド部を設けてセンタリングを行い、締付ボ ルトの締め加減によってセンタリングを行わないでく ださい。軸とボスとのガイド部によって心出しを行っ てください。心出しはガイド部のはめあい公差と長さ によって決まります。
2. 取外
(1) 対角線上のボルトを順次緩めてください。
通常は、ボルトを緩めるとパワーロックの自己復起 力を生じます。
(2) 締付ボルトを全て緩めても締結状態のまま外れない 場合、周囲のゴミや錆等の堆積物を除去してきれい にし、周囲をハンマ等で軽くたたいてください。
(3) (2) の状態ではずれない場合はパワーロック ELの かみ込み、塑性変形、締結面の表面状態の粗悪によ る摩擦係数の増大などの原因が考えられます。その 場合は、強制的に分解していただき、次回の取付け までに原因を追究してください。
3. 再使用
(1) 締付ボルトの先などの変形や各部品に異常がある場 合には、再使用はしないでください。
(2) パワーロックは組込・分解は数回できます。 しかし、
軸およびボス材料の降伏点応力σ
0.2が面圧 P、P´に 対して充分安全サイドでない場合には、組込・分解 の回数を重ねるにしたがい、軸あるいはボスの接触 面が局部的に変形する場合があります。
選定と手順 資 料
ギャップ
ボ ス
軸 軸
ボ ス
3. EL シリーズ
ドキュメント内
KE
(ページ 94-97)