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第 5 章 結果 26

5.2 解決手順と評価

5.2.3 反省

この結果を踏まえていくつか反省点がある。

 一つ目は、制作することができたアニメーションが少なかったということだ。今回は、ウガンダ という私たちにあまり馴染みのない国の子どもたちにむけてアニメーションを作成するために、そ の国の下調べなどに手こずってしまった。たとえば、髪の毛を下敷きでこすると髪の毛が立つ、と

いう現象を使って静電気の説明をするアニメーションを制作していたときである。ウガンダの子ど もたちの髪質の関係で、その現象はウガンダの子どもたちにとって身近ではないことが途中でわ かった。そういったことが何度かあり、アニメーションを一から作り直すということで時間をとら れてしまった。アニメーションを制作する前に、ウガンダ共和国の文化や人々の特徴などの下調べ をしっかりするべきだったと感じた。また、今回はウガンダ共和国の子どもたちを対象にしてアニ メーションを制作していたのだが、本来はウガンダ共和国だけではなく他の国の人々も対象にして いる。なので、ウガンダ共和国の文化などの調査だけではなく様々な国の文化の調査もした上で、

アニメーション制作にうつるべきだと感じた。

 二つ目は、私たちが電気分野の知識が全くない人たちの立場に立てずにアニメーションを制作し てしまっていたことだ。私たちはプラス電気とマイナス電気のアイコンを何の説明もなくアニメー ションに使用していたのだが、電気にプラスとマイナスがあることすら知らない子どもたちもい た。そういった子どもたちには私たちのアニメーションがあまり伝わっていなかったと予測され る。今後アニメーションを制作する際は、そういったことも考慮するべきだと感じた。

 三つ目は、アニメーションをみてもらった前と後に行ったテストの実施方法と分析方法に問題が あった点である。二回行ったテストの問題は全て同じであり、二回の間に子どもたちがどこかで問 題の答えを知りえた可能性がある。アニメーションをみせる子どもと、アニメーションを見せない 子どもとで分けてテストを実施するのが望ましかったのだが、ウガンダの小学校側から「アニメー ションをみせる子どもとみせない子どもにわけるのは不公平だ。」と断られてしまった。また、ア ニメーションをみせない子どもたちには、テスト後にアニメーションをみてもらうという提案も あったのだが、そこまでの時間がとれなかったのでその方法も却下になってしまった。こういった 点から、テストの実施方法と分析方法に問題があったと言える。

(※文責:千田彩花)

6 章 まとめ

6.1 プロジェクトへの成果

 前期のスケジュール

5月 テーマ決め・フィリピン人学生との交流会 6月 ツール決め・adobe flashの勉強会・アニメ作成

7月 中間発表準備、中間発表、ドミニカ共和国、ラトビア共和国の学生との交流会・アニメ作成、

中間報告書作成

中間発表の評価とコメント

 中間発表では来訪者にアンケートを取って、発表技術、発表内容についてそれぞれ10段階評価 とコメントをもらった。来訪者は47名、発表評価についての平均点は発表技術について6.6 6、発表内容について6.81だった。 下記にポジティブなコメントとネガティブなコメントを まとめる。

 ○ポジティブなコメント

・スライドが見やすい 

・教育に良いと感じた

・目的が分かりやすい

・写真などを使っていて分かりやすい

・実際にアニメーションを見せたことが良かった

・説明が丁寧で分かりやすい

・スライドが分かりやすい

・発表は身振りがあってわかりやすい

・アニメーションのクオリティが高い

・問題解決のプロセスが分かりやすい

・流れが分かりやすい

・ポスターが良い

・背景が分かりやすい  

 ○ネガティブなコメント

・声が小さい

・スライドの以降がうまくいっていない

・アニメーションの音が聞こえない

・アニメーションの要素が少ない

・スライドを見すぎている

・文章の区切りが悪い

・文字が多い

・題材の選び方が分かりにくい

・目標が分かりづらい

・流れが分かりづらい

・練習不足

・アニメーションを使う意味が明確でない

・ワークショップの定義が分かりづらい

・二つの班の関係が分からない

・スライドを読むだけになっていた

・文化の違いを配慮するべき

・発表時間が長い

・アニメーションに人種差別が入ってるように見える

・今後の展望が分かりづらい

 全体的に見てネガティブなコメントが多く目的や目標が明確でないとの意見が多かった。発表 技術、発表内容共に点数が低かった。各メンバー同士で十分に練習ができなかったため、発表技術 と発表内容が劣ってしまったことが考えられる。中間発表後の反省会議では『声が小さい』『文字 が多い』『練習不足』などの発表技術、『目的、目標が明確でない』などの発表内容は最終発表では 改善すべきだと結論が出た。 実際に製作したアニメーションを見せたことは非常に好評で、アニ メーションにクオリティも高いと評価をいただいた。

前期の成果

 前期ではアニメーションを使った教育コンテンツの作成を行った。「雷」・「力」・「光」の3つの テーマについてアニメーションを作成し、iPadに入れることができたので、実際にウガンダ共和 国の子どもたちに見てもらう準備ができた。また、フィリピン人学生との交流会、ドミニカ共和国 とラトビア共和国の学生との交流会があり、ディスカッションを行うことができた。

後期のスケジュール

9月・10月 ウガンダ共和国での実践のデータの解析

11月 アニメーション改良、追加作成、最終発表準備、モンゴル人学生との交流会 12月 最終発表、報告書作成

最終発表の評価とコメント

中間発表と同様にアンケートを取った。来訪者は62名であった。発表評価について10段階評価 の平均点は、発表技術については7.16、発表内容については7.44だった。点数を見ると発 表は良かったと感じた人が多かったことがわかる。下記にポジティブなコメントとネガティブなコ メントをまとめる。

○ポジティブなコメント

・前期よりも良くなっている

・身振りがよい

・動画があってよい

・印象に残りやすい

・発表者がよかった

・スライドが見やすい

・聴きやすかった

・話の筋が通っていた

・説明が詳しくてよかった

・段取りがよい

・差し棒が分かりやすかった

・目的が理解できた

・原稿なしでよかった

・今後の課題が明確でよい

・グラフで具体的な数値が出ていてわかりやすかった

・アニメーションの内容がよい

・スライドの量がちょうどよい

○ネガティブなコメント

・理論的な説明になていない

・文字が小さい

・文字が多い

・情報量が多い

・二つの班のまとめが欲しい

・プロジェクト全体の目的が薄い

・アンケートの質問事項を見せるとよかった

・ワークショップの結果が分かりにくい

・映像が短い

・ツールについて分かりにくかった

・iPadを利用した意味が分からない

・題材についてもっと説明が必要

・タイムスケジュールが甘い

またコメントを見ると、全体的に良いコメントが多い印象であった。特に目立った良い印象のコメ ントは「中間発表よりも良い発表であった」や「目的や意図、成果がわかりやすくまとまってい る」であった。中間発表では目的や意図がプロジェクト内やグループ内でも明確でなく、発表もそ ういったことを指摘する方が多かった。その反省から最終発表ではプロジェクト全体として目的を 再確認し、発表全てに筋が通るように心がけた。ネガティブなコメントとしては、「発表者の声が 小さい」、「スライドが見にくい」、「集計結果が疑問」、などが挙げられた。発表者の声が小さいこ とに関しては練習不足であった。スライドを直前まで直していたため、練習の時間が少なかった。

もっと計画的にスライドを作っておくべきだったと反省が残る。同じようにスライドのレイアウ トも直前まで直していたため、見る人の目線に立って作る余裕がなく、文字が多いものになってし まった。実際、「文字が多くて見にくい」とのコメントもあった。また、集計結果は両グループと も教育効果の向上を断言するほどの結果を取ることが出来ず、発表ではその点に関してのコメント が多かった。やはり調査をするプロジェクトとしては、きちんと先を見通した調査をし、結果を出

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