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「いじめ問題への取組について」のチェックポイント

3   参考資料

資料1 いじめの問題への取組の徹底について

(平成 18 年 10 月 19 日付け 18 文科初第 711 号)

資料2 問題行動を起こす児童生徒に対する指導について

(平成 19 年 2 月 5 日付け 18 文科初第 1019 号)

資料3 いじめの実態把握及びいじめの問題への取組の徹底について

(平成 22 年 11 月 9 日付け 22 文科初第 1173 号)

資料4 「いじめ、学校安全等に関する総合的な取り組み方針」等について

(平成 24 年 9 月 5 日付け 24 文科初第 637 号)

資料5 犯罪行為として取り扱われるべきと認められるいじめ事案に関する警察へ の相談・通報について (平成 24 年 11 月 2 日付け 24 文科初第 813 号)

資料6 「いじめの問題に関する児童生徒の実態把握並びに教育委員会及び学校の取 組状況に係る緊急調査」を踏まえた取組の徹底について

(平成 24 年 11 月 27 日付け 24 文科初第 936 号)

資料7 いじめ問題への的確な対応に向けた警察との連携について

(平成 25 年 1 月 24 日付け 24 文科初第 1074 号)

資料8 学校と警察との相互連絡制度に関する協定書の一層の強化について 資料9 学校と警察との相互連絡制度に関する協定書

(平成 17 年 3 月 3 日付け 和歌山県教育委員会 和歌山県警察本部)

資料10 いじめの態様と刑罰法規及び事例

3 参考資料

1 8 文 科 初 第 7 1 1 号 平 成 18 年1 0 月1 9日 各 都 道 府 県 教 育 委 員 会 教 育 長

各 指 定 都 市 教 育 委 員 会 教 育 長

各 都 道 府 県 知 事 殿

附 属学 校を 置 く各 国立 大 学法 人 学長

文部 科 学省 初 等中 等教 育 局長

銭 谷 眞 美

いじ め の問 題へ の 取組 の 徹底 につ い て( 通知 )

い じ めに よ り 児 童 生 徒 が自 ら そ の 命 を絶 つ と い う 痛 まし い 事 件 が 相 次い で発生 し てい る こ と は 、 極め て 遺 憾 で あ り ます 。 児 童 生 徒が 自 ら の 命 を 絶つ と い う こ と は、 理 由の 如 何を 問 わ ず あっ ては な らず 、深 刻 に受 け 止め てい る とこ ろで あ りま す 。

こ れ らの 事 件 で は 、 子 ども を 守 る べ き学 校 ・ 教 職 員 の認 識 や 対 応 に 問題 が ある 例 や、 自 殺 と い う 最悪 の 事 態 に 至 っ た後 の 教 育 委 員会 の 対 応 が 不 適切 で あ っ た 例 が見 ら れ、 保 護者 を は じ め国 民の 信 頼を 著し く 損な っ てい ます 。

い じ めは 、 決 し て 許 さ れな い こ と で あり 、 ま た 、 ど の子 ど も に も 、 どの 学 校で も 起こ り 得 る も の でも あ り ま す 。 現 にい ま 、 い じ めに 苦 し ん で い る子 ど も た ち の ため 、 また 、 今回 の よ う な 事 件を 二 度 と 繰 り 返 さな い た め に も、 学 校 教 育 に 携わ る す べ て の 関係 者一人 ひ とり が 、 改 め て この 問 題 の 重 大 性 を認 識 し 、 い じめ の 兆 候 を い ち早 く 把 握 し て 、迅 速 に対 応する 必 要 が あ り ます 。 ま た 、 い じ めの 問 題 が 生 じた と き は 、 そ の問 題 を 隠 さ ず 、学 校 ・教 育 委員 会 と 家 庭・ 地域 が 連携 して 、 対処 し てい くべ き もの と考 え ます 。

つ い ては 、 各 学 校 及 び 教育 委 員 会 に おか れ て は 、 別 添「 い じ め の 問 題へ の取組 に つい て の チ ェ ッ クポ イ ン ト 」 等 も 参考 と し つ つ 、い ま 一 度 総 点 検を 実 施 す る と とも に 、下 記 の事 項 に 特 にご 留意 の 上、 いじ め への 取 組に つい て 、更 なる 徹 底を 図 るよ うお 願 いし ます 。

な お 、都 道 府 県 ・ 指 定 都市 教 育 委 員 会に あ っ て は 所 管の 学 校 及 び 域 内の 市 区町 村 教育 委 員 会 等 に 対し て 、 都 道 府 県 知事 に あ っ て は所 轄 の 私 立 学 校に 対 し て 、 こ の趣 旨 につ い て周 知 を 図 ると とも に 、適 切な 対 応が な され るよ う 御指 導を お 願い し ます 。

記 1 い じめ の 早期 発見 ・ 早期 対 応に つい て

( 1) い じ め は 、「 ど の 学 校 で も 、 ど の 子 に も 起 こ り 得 る 」 問 題 で あ る こ と を 十 分 認 識 す る こ と。

日頃 か ら 、 児 童 生 徒等 が 発 す る 危険 信 号 を 見 逃 さな い よ う に し て、 い じめ の 早期 発 見 に 努め る こと 。

スク ー ル カ ウ ン セ ラー の 活 用 な どに よ り 、 学 校 等に お け る 相 談 機能 を 充実 し 、児 童 生 徒 の悩 み を積 極的 に 受け 止 める こと が でき るよ う な体 制 を整 備す る こと 。

( 2) い じ め が生 じ た 際 に は、 学 級 担 任 等 の 特定 の 教 員 が抱 え 込 む こ と なく 、学 校 全体 で 組 織 的に 対 応す るこ と が重 要 であ るこ と。学校 内 にお い ては 、校 長 のリ ーダ ー シッ プ の下 、 教 職員 間 の 緊 密 な 情 報交 換 や 共 通 理解 を 図 り 、 一 致協 力 し て 対 応 する 体 制で 臨 むこ と 。

( 3) 事 実 関 係の 究 明 に 当 たっ て は 、 当 事 者 だけ で な く 、保 護 者 や 友 人 関係 等か ら の情 報 収 集 等を 通 じ、 事実 関 係の 把 握を 正確 か つ迅 速に 行 う必 要 があ るこ と 。

なお 、 把 握 し た 児 童生 徒 等 の 個 人情 報 に つ い て は、 そ の 取 扱 い に十 分留意 す るこ と 。

( 4) い じ め の問 題 に つ い ては 、 学 校 の み で 解決 す る こ とに 固 執 し て は なら ない こ と。 学 校 に おい て い じ め を 把 握し た 場 合 に は、 速 や か に 保 護者 及 び 教 育 委員会 に 報告 し 、適 切 な 連 携を 図 る こ と 。 保 護者 等 か ら の 訴え を 受 け た 場 合に は 、 ま ず 謙 虚に 耳 を傾 け 、そ の 上 で 、関 係 者全 員で 取 組む 姿 勢が 重要 で ある こと 。

( 5) 学 校 に おけ る い じ め への 対 処 方 針 、 指 導計 画 等 の 情報 に つ い て は 、日 頃よ り 、家 庭 や 地 域へ 積 極的 に公 表 し、 保 護者 や地 域 住民 の理 解 を得 る よう 努め る こと 。

資料1

3 参考資料

実際 に い じ め が 生 じた 際 に は 、 個人 情 報 の 取 扱 いに 留 意 し つ つ 、正 確 な情 報 提供 を 行 う こと に よ り 、 保 護 者や 地 域 住 民 の信 頼 を 確 保 す るこ と が 重 要 で あり 、 事実 を 隠蔽 す る よ うな 対 応は 許さ れ ない こ と。

2 い じめ を 許さ ない 学 校づ く りに つい て

( 1) 「 い じ めは 人 間 と し て絶 対 に 許 さ れ な い」 と の 意 識を 、 学 校 教 育 全体 を通 じ て、 児 童 生 徒一 人 一 人 に 徹 底 する こ と 。 特 に、 い じ め る 児 童生 徒 に 対 し て は、 出 席停 止 等の 措 置 も 含め 、 毅然 とし た 指導 が 必要 であ る こと 。

また 、 い じ め ら れ てい る 児 童 生 徒に つ い て は 、 学校 が 徹 底 し て 守り 通 すと い う姿 勢 を 日 頃か ら 示す こと が 重要 で ある こと 。

( 2) い じ め を許 さ な い 学 校づ く り 、 学 級 ( ホー ム ル ー ム) づ く り を 進める 上で は 、児 童 生 徒 一人 一 人を 大切 に する 教 職員 の意 識 や、 日常 的 な態 度 が重 要で あ るこ と。

特に 、教 職員 の 言動 が 児童 生徒 に 大き な影 響 力を 持 つこ とを 十 分認 識し 、いや し くも 、 教 職員 自 身 が 児 童 生 徒を 傷 つ け た り、 他 の 児 童 生 徒に よ る い じ め を助 長 した り する こ と が ない よ うに する こ と。

( 3) い じ め が解 決 し た と 見ら れ る 場 合 で も 、教 職 員 の 気づ か な い と ころで 陰湿 な いじ め が 続 いて い る こ と も 少 なく な い こ と を認 識 し 、 そ の とき の 指 導 に よ り解 決 した と即断 す る こ とな く 、継 続し て 十分 な 注意 を払 い 、折 に触 れ て必 要 な指 導を 行 うこ と。

3 教 育委 員 会に よる 支 援に つ いて

教 育 委 員 会に お い て 、 日頃 か ら 、 学 校 の 実情 把 握 に 努め 、 学 校 や 保 護者 から い じめ の 訴 えが あっ た 場合 には 、 当該 学 校へ の支 援 や当 該保 護 者へ の 対応 に万 全 を期 すこ と 。

(別 添 )

「い じ めの 問題 へ の取 組 につ いて の チェ ック ポ イン ト 」

〈 趣旨 〉

こ のチ ェ ッ ク ポ イ ン トは 、 い じ め の問 題 に 関 す る 学校 及 び 教 育 委員会 の 取組 の 充実 の た めに 、具 体 的に 点検 す べき 項 目を 参考 例 とし て示 し たも の であ る。

各 学 校 ・ 教育 委 員 会 に おい て は 、 こ の チ ェッ ク ポ イ ント を 参 照 し つ つ、 それ ぞ れの 実 情 に応 じて 適 切な 点検 項 目を 作 成し て、 点 検・ 評価 を 行う こ とが 望ま し い。

な お 、「 い じ め 」 の 定 義 に つ い て は 、 一 般 的 に は 、「 ① 自 分 よ り 弱 い も の に 対 し て 一 方 的 に 、② 身 体 的 ・ 心 理 的な 攻 撃 を 継 続的 に 加 え 、 ③ 相手 が 深 刻 な 苦 痛を 感 じて い るも の 」 と さ れて い る が 、 個 々 の行 為 が い じ めに 当 た る か 否 かの 判 断 は 、 表 面的 ・ 形式 的 に行 う こ とな く、 い じめ られ た 児童 生 徒の 立場 に 立っ て行 う こと に 留意 する 必 要が ある 。

※ 平成 1 8年 度児 童 生徒 の 問題 行動 等 生徒 指導 上 の諸 問 題に 関す る 調査 以降 、「 いじ め」

と は 、「 当 該 児 童 生 徒 が 、 一 定 の 人 間 関 係 の あ る 者 か ら 、 心 理 的 ・ 物 理 的 な 攻 撃 を 受 け た こと に より 、精 神 的な 苦 痛を 感じ て いる もの 」 とし て いる 。

〈 チェ ック ポ イン ト〉

Ⅰ 学 校

( 指導 体制 )

( 1) い じ め の問 題 の 重 大 性を 全 教 職 員 が 認 識し 、 校 長 を中 心 に 一 致 協 力体 制を 確 立し て 実 践 に当 た って いる か 。

( 2) い じ め の態 様 や 特 質 、原 因 ・ 背 景 、 具 体的 な 指 導 上の 留 意 点 な ど につ いて 職 員会 議 な ど の場 で 取り 上げ 、 教職 員 間の 共通 理 解を 図っ て いる か 。

( 3) い じ め の問 題 に つ い て、 特 定 の 教 員 が 抱え 込 ん だ り、 事 実 を 隠 し たり する こ とな く 、 学 校全 体 で対 応す る 体制 が 確立 して い るか 。

( 教育 指導 )

( 4) お 互 い を思 い や り 、 尊重 し 、 生 命 や 人 権を 大 切 に する 指 導 等 の 充 実に 努め て いる か 。

3 参考資料

特 に、「 い じめ は 人間 と して 許さ れ ない」との 強 い認 識に 立 って 指導 に 当た っ てい るか 。

( 5) 学 校 全 体と し て 、 校 長を は じ め 各 教 師 がそ れ ぞ れ の指 導 場 面 に お いて いじ め の問 題 に 関 する 指 導の 機会 を 設け 、 積極 的に 指 導を 行う よ う努 め てい るか 。

( 6) 道 徳 や 学級 ( ホ ー ム ルー ム ) 活 動 の 時 間に い じ め にか か わ る 問 題 を取 り上 げ 、指 導 が 行 われ て いる か。

( 7) 学 級 活 動や 児 童 生 徒 会活 動 な ど に お い て、 い じ め の問 題 と の か か わり で適 切 な指 導 助 言 が行 わ れて いる か 。

( 8) 児 童 生 徒に 幅 広 い 生 活体 験 を 積 ま せ た り、 社 会 性 のか ん 養 や 豊 か な情 操を 培 う活 動 の 積 極的 な 推進 を図 っ てい る か。

( 9) 教 職 員 の言 動 が 、 児 童生 徒 を 傷 つ け た り、 他 の 児 童生 徒 に よ る い じめ を助 長 した り す る こと の ない よう 、 細心 の 注意 を払 っ てい るか 。

( 10) い じ め を行 う 児 童 生 徒に 対 し て は 、 特 別の 指 導 計 画に よ る 指 導 のほか 、さ ら に出 席 停 止 や警 察 との 連携 に よる 措 置も 含め 、 毅然 とし た 対応 を 行う こと と して いる か 。

( 11) い じ め られ る 児 童 生 徒に 対 し 、 心 の ケ アや さ ま ざ まな 弾 力 的 措 置 など 、い じ めか ら 守 り 通す た めの 対応 を 行っ て いる か。

( 12) い じ め が解 決 し た と 見ら れ る 場 合 で も 、継 続 し て 十分 な 注 意 を 払 い、 折に 触 れ必 要 な 指 導を 行 って いる か 。

( 早期 発見 ・ 早期 対応 )

( 13) 教 師 は 、日 常 の 教 育 活動 を 通 じ 、 教 師 と児 童 生 徒 、児 童 生 徒 間 の 好ま しい 人 間関 係 の 醸 成に 努 めて いる か 。

( 14) 児 童 生 徒の 生 活 実 態 につ い て 、 た と え ば聞 取 り 調 査や 質 問 紙 調 査 を行 うな ど 、き め 細 か く把 握 に努 めて い るか 。

( 15) い じ め の把 握 に 当 た って は 、 ス ク ー ル カウ ン セ ラ ーや 養 護 教 諭 な ど学校内 の 専門 家 と の 連携 に 努め てい る か。

( 16) 児童 生 徒が 発す る 危険 信 号を 見逃 さ ず、 その 一 つ一 つ に的 確に 対 応し てい る か。

( 17) い じ め につ い て 訴 え など が あ っ た と き は、 問 題 を 軽視 す る こ と な く、 保護 者 や友 人 関 係 等か ら の 情 報 収 集 等を 通 じ て 事 実関 係 の 把 握 を 正確 か つ 迅 速 に 行い 、 事実 を 隠蔽 す る こ とな く 、的 確に 対 応し て いる か。

( 18) い じ め の問 題 解 決 の ため 、 教 育 委 員 会 との 連 絡 を 密に す る と と も に、 必要 に 応じ 、 教 育 セン タ ー、 児童 相 談所 、 警察 等の 地 域の 関係 機 関と 連 携協 力を 行 って いる か 。

( 19) 校 内 に 児童 生 徒 の 悩 みや 要 望 を 積 極 的 に受 け 止 め るこ と が で き る よう な教 育 相談 の 体 制 が整 備 され てい る か。 ま た、 それ は 、適 切に 機 能し て いる か。

( 20) 学 校 に おけ る 教 育 相 談に つ い て 、 保 護 者に も 十 分 理解 さ れ 、 保 護 者の 悩み に 応え る こ と がで き る体 制に な って い るか 。

( 21) 教 育 相 談の 実 施 に 当 たっ て は 、 必 要 に 応じ て 教 育 セン タ ー な ど の 専門機関 と の連 携 が 図 られ て い る か 。 教 育セ ン タ ー 、 人権 相 談 所 、 児 童相 談 所 等 学 校以外 の 相談 窓 口に つ い て 、周 知 や広 報の 徹 底が 行 われ てい る か。

( 22) 児 童 生 徒等 の 個 人 情 報の 取 扱 い に つ い て、 ガ イ ド ライ ン 等 に 基 づ き適 切に 取 り扱 わ れ て いる か 。

( 家庭 ・地 域 社会 との 連 携)

( 23) 学 校 に おけ る い じ め への 対 処 方 針 や 指 導計 画 等 を 公表 し 、 保 護 者 や地 域住 民 の理 解 を 得 るよ う 努め てい る か。

( 24) 家 庭 や 地域 に 対 し て 、い じ め の 問 題 の 重要 性 の 認 識を 広 め る と と もに 、家 庭 訪問 や 学 校 通信 な どを 通じ て 、家 庭 との 緊密 な 連携 協力 を 図っ て いる か。

( 25) い じ め が起 き た 場 合 、学 校 と し て 、 家 庭と の 連 携 を密 に し 、 一 致協力 して そ の解 決 に 当 たっ て い る か 。 い じめ の 問 題 に つい て 、 学 校 の みで 解 決 す る こ とに 固 執し て いる よ う な 状況 は ない か。

( 26) P T A や地 域 の 関 係 団体 等 と と も に 、 いじ め の 問 題に つ い て 協 議する 機会 を 設け 、 い じ めの 根 絶に 向け て 地域 ぐ るみ の対 策 を進 めて い るか 。

3 参考資料

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