2.2 感染防御機構に及ぼす影響
4.1.3 サルにおける 1 年間間歇静脈内投与毒性試験
2.6.3.2 効力を裏付ける試験
表 2.6.3.2-1: 効力を裏付ける試験
評価対象 使用細胞/動物 投与方法 濃度/用量 性別/例数 特記すべき所見 試験番号
(記載場所)
Fc受容体への結合性
ヒトBリンパ芽 球腫細胞及び マクロファー ジ由来細胞
in vitro 5 μg/mL NA
アバタセプトはFcγ受容体CD64には 結合したが、CD16には結合しなかっ た。
930011015
(4.2.1.1-13)
補体依存性細胞傷害活性 ヒトB細胞 in vitro 0.001-10
μg/mL NA アバタセプトは補体依存性細胞傷害
を誘導しなかった。
930006519
(4.2.1.1-11)
ヒトT細胞 in vitro 0-100 μg/mL NA アバタセプトはナイーブ T 細胞の増
殖を最大40%~80%阻害した。
930006438
(4.2.1.1-1)
0-100 μg/mL NA
アバタセプトは0.3~30 μg/mLの濃度 範囲でナイーブT細胞の増殖を40%
~80%阻害した。
ナイーブT細胞の増殖 及びサイトカイン産生
ヒトT細胞 in vitro
30 μg/mL NA
アバタセプトは T 細胞による抗原特 異的なIL-2, IFN-γ, TNF-αの産生を阻 害した。
930007790
(4.2.1.1-3)
ヒトT細胞 in vitro 0-100 μg/mL NA
アバタセプトは約10~30 μg/mLの濃 度範囲でメモリーT 細胞の増殖を最 大60%~80%阻害した。
KAR092302
(4.2.1.1-2)
メモリーT細胞の増殖 及びサイトカイン産生
ヒトT細胞 in vitro 30 μg/mL NA アバタセプトはIL-2, IFN-γ, TNF-αの
産生を阻害した
930007790
(4.2.1.1-3)
略語:IFN = インターフェロン、 IL = インターロイキン、NA = 該当せず、TNF = 腫瘍壊死因子
表 2.6.3.2-1: 効力を裏付ける試験(続き)
評価対象 使用細胞/動物 投与方法 濃度/用量 性別/例数 特記すべき所見 試験番号
(記載場所)
ヒト単球 in vitro 0-30 μg/mL NA アバタセプトは LPS による単球での TNF-αの産生を阻害しなかった。
930007832
(4.2.1.1-4)
TNF-α産生
ヒト単球 in vitro 30 μg/mL NA
アバタセプトは Fc 受容体を介した TNF-α の産生を促進せず、免疫複合 体を介したTNF-α の産生にも競合し なかった。
930010937
(4.2.1.1-14)
T細胞依存性抗体 サル 静脈内、週2回、
7週間 2, 8 mg/kg 雌雄/10
アバタセプトはKLH及びバクテリオ
ファージφX174に対する一次抗体産
生を80%以上阻害し、2及び8 mg/kg 投与により一次抗体及び二次抗体産 生は同程度に阻害された。
910044483
(4.2.1.1-10)
免疫寛容 サル 静脈内、1, 4, 8, 11, 15, 18日目
0, 1, 2.9, 8.7
mg/kg 雌雄/4
アバタセプトは SRBC に対する一次 抗体産生を抑制したが、薬物消失後 に SRBC で二次免疫を行った結果、
抗体産生が認められ、免疫寛容は誘 導されなかった。
94648
(4.2.1.1-6)
略語:KLH = キーホールリンペットヘモシアニン、LPS = リポ多糖、NA = 該当せず、SRBC = ヒツジ赤血球、TNF = 腫瘍壊死因子
表 2.6.3.2-1: 効力を裏付ける試験(続き)
評価対象 使用細胞/動物 投与方法 濃度/用量 性別/例数 特記すべき所見 試験番号
(記載場所)
腹腔内、-1, 0, 2, 4, 6, 8, 10日目
アバタセプトを予防的投与したCIA ラットでは、足浮腫が減弱し、病態 の発症が抑制され、抗コラーゲン抗 体、IL-1α, IL-2, IFN-γ, TNF-αなどの 産生が抑制された。さらに組織学的 検査及びマイクロ CT 検査におい て、骨破壊の抑制が認められた。
CIAラット DAラット
腹腔内、10, 12, 14, 16, 18, 20日 目
1 mg/kg 雌/8
アバタセプトを治療投与した CIA ラットでは、病態の進行は遅延した が、試験終了時には対照群と同程度 の足浮腫が認められた。
930008117
(4.2.1.1-5)
CTLA-4の発現 ヒトT細胞 in vitro 30 μg/mL NA
アバタセプトは活性化T細胞での内 因性CTLA-4の発現を阻害しなかっ た。
930012251
(4.2.1.1-12)
mCMV感染 BDF1マウス 静脈内、週2回、
2週間 200 μg 雌/18
mCMV 接種前にアバタセプトを投 与したマウスでは、無処置群と同様 に脾臓への mCMV 感染は認められ ず、唾液腺への潜伏感染もコントロ ール可能であった。
910044345
(4.2.1.1-9)
略語:CIA = コラーゲン誘発関節炎、CT = コンピュータ断層撮影、IFN = インターフェロン、 IL = インターロイキン、mCMV = マウスサイトメガロウイルス、
NA = 該当せず、TNF = 腫瘍壊死因子
表 2.6.3.2-1: 効力を裏付ける試験(続き)
評価対象 使用細胞/動物 投与方法 濃度/用量 性別/例数 特記すべき所見 試験番号
(記載場所)
潜伏結核菌感染の再燃 C57BL/6マウス 皮下、週1回、
16週間 20 mg/kg 雌/44
アバタセプトを投与したマウスで は、溶媒投与群と同様に全例が生存 し、潜伏結核菌に対して抵抗性を示 した。
DS04081
(4.2.3.7.2-3)
PC感染 BDF1マウス
静脈内、週2回、
PC 接種前に 3 週間、接種後に 4週間
200 μg 雌/10
PC 接種前後にアバタセプトを投与 したマウスでは、無処置群と同様に 感染症状を示すことなく生存した。
910044345
(4.2.1.1-9)
略語:PC = カリニ真菌