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1) 利用者の選択・自己決定のための取り組み

福祉用具貸与事業所が、利用者による選択・自己決定のために行っている取り組みでは、「利用者 宅に製品を搬入しての体験利用(お試し利用)等」が最も多く、85.2%を占めた。

次いで、「複数製品(選択肢)の提示・説明」も 82.2%の事業所で行われている。

これらは、個別ヒアリング調査で指摘された、アセスメント~用具の選定・試用の際に、複数の機 器を利用者宅に持ち込んで、実際に自宅で利用できるかをチェックすること、車いすや歩行器な ど動かして利用するものの場合は、必要と判断された場合は、候補となる複数の機種を体験試用 のために利用者宅に置いて帰り、一定の期間(1~2週間程度)、実際に利用しながら生活をして 選択をすること等とも符合する結果となっている。

また、「相談時の説明資料やカタログ等の作成」も、75.3%の事業所で行われているのに対し、

「ホームページ等インターネットを活用した製品の性能・特徴等の掲載」(45.9%)や「ホームページ 等インターネットを活用した価格の掲載」(39.3%)は4割前後程度でのみ行われていた。

これは、利用者が高齢者のため、必ずしもインターネット等の利用が便利とも言えないことや、福 祉用具の特性として言葉や写真で性能・特徴を説明しても伝わりにくく、実際に見たり、使ったりし ながらでなければ、その人の状態や暮らしぶりに合った機種が選びにくいといったことが影響して いると考えられる。

図表 37 利用者の選択・自己決定のための取り組み

82.2 45.9

39.3

75.3

59.8

85.2 1.1

12.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

複数製品(選択肢)の提示・説明 ホームページ等インターネットを活用

した製品の性能・特徴等の掲載 ホームページ等インターネットを活用

した製品の価格の掲載 相談時の説明資料やカタログ等の作

成(独自に作成している場合のみ)

ショールーム・店舗等での実際の製品 の展示・体験試用(お試し利用)等 利用者宅等に製品を搬入しての体験

試用(お試し利用)等

その他

無回答 n=438

2) 福祉用具貸与サービスの質の維持・向上のための取り組み

福祉用具貸与事業所以外の専門職に相談・助言を求めた割合〔Ⅱ問2〕は、福祉用具の種目によっ ても差があるが、貸与実績の 50%以上相談している事業所が3~4割程度を占めている。

図表 38 福祉用具種目別 事業所外の専門職に相談・助言を求めた割合

※上記は、貸与実績件数あたりの相談件数の割合として算出。

1件の貸与につき、複数の専門職に相談するケースが存在するため、100%以上となる場合があり得る。

27.3 3.5 8.1 34.3 1.2 12.8 4.7 8.1 自動排泄処理

装置 n=172

(%)

21.0

2.6

3.8 9.0 13.8 9.2 33.3 7.2 体位変換器

n=390

(%)

34.0

1.8

2.5 7.4 8.6 7.1 31.2 7.4 認知症老人

徘徊感知機器 n=394

(%)

15.8 10.6 6.4 14.2 11.8 5.2 27.8 8.3 歩行補助つえ

n=424

(%)

40.9 10.4 5.9 5.4 7.8 5.7 23.9 0.0 スロープ n=423

(%)

20.6 4.6 11.9 10.7 9.4 6.3 29.5 7.0 移動用リフト

n=413

(%)

9.6 19.4 9.1 5.2 18.5 5.4 26.5 6.3 歩行器 n=427

(%)

10.1 11.0 8.2 6.6 20.9 7.3 28.9 7.0 床ずれ防止用具

n=426

(%)

21.5 21.5 7.7 5.6 5.9 6.8 23.9 7.0 手すり n=427

(%)

9.4 19.8 9.0 8.3 17.0 8.3 22.4 5.9 車いす n=424

(%)

12.4 21.1 12.2 11.5 7.3 6.8 23.0 5.9 特殊寝台 n=427

(%)

1

特殊寝台

N=427

2

車いす

N=424

3

手すり

N=427

4

床ずれ防止用具

N=426

5

歩行器

N=427

6

移動用リフト

N=413

7

スロープ

N=423

8

歩行補助つえ

N=424

9

徘徊感知機器

N=394

10

体位変換器

N=390

11

排泄処理装置

N=172

1事業所1ヵ月あたり相談件数は、「手すり」の場合に最も多く 272.5 件、次いで「特殊寝台」221.2 件、

「車いす」153.3 件、「歩行器」147.5 件の順となっている。

これを貸与件数に対する割合に換算すると、図表 40 のようになり、いずれの種目においても4割以 上で貸与事業所以外の専門職への相談が行われていることがわかる。

相談先の中心はケアマネジャーで、相談の約1/3を占めているが、「歩行器」、「歩行補助つえ」、

「移動用リフト」、「車いす」など、移動・移乗のための機器に関しては、「リハビリ専門職」への相談が 多いのが特徴で、相談の 15%程度を占めている。

重度の方の利用が多い「自動排泄処理装置」、「体位変換器」、「床ずれ防止用具」は、「看護職」へ や「医師」への相談も多い。

図表 39 福祉用具種目別 専門職の職種別 事業所外の専門職への相談件数

図表 40 福祉用具種目別 専門職の職種別 事業所外の専門職への相談割合 160.9

99.8

199.1 39.1

93.0

35.3 24.4

38.9 42.7

56.3

44.9

12.3

0 50 100 150 200 250 300

1 特殊寝台 2 車いす 3 手すり 4 床ずれ防止用具 5 歩行器 6 移動用リフト 7 スロープ 8 歩行補助つえ 9 徘徊感知機器 10 体位変換器 11 排泄処理装置

ケアマネジャー リハビリ専門職 看護職

医師(主治医等)

建築士・建築事業者等

33.8%

33.4%

31.8%

36.4%

36.0%

34.3%

33.8%

33.1%

40.3%

41.9%

8.2%

14.3%

9.0%

7.7%

17.4%

15.7%

6.3%

16.8%

15.6%

13.8%

18.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1 特殊寝台 2 車いす 3 手すり 4 床ずれ防止用具 5 歩行器 6 移動用リフト 7 スロープ 8 歩行補助つえ 9 徘徊感知機器 10 体位変換器

ケアマネジャー リハビリ専門職 看護職

医師(主治医等)

建築士・建築事業者等

46.5%

51.4%

43.5%

63.9%

57.0%

59.7%

42.4%

53.6%

52.3%

79.4%

107.7%

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