7.8 動作実験
7.8.8 初期化完了
全工程においてレ スポンスでエラーが返ってきてい ないことより、miniSDの初期化が完了したものと考え る。
miniSDカード の初期化における一連の波形を図45、46 に分けて示す。ただし 一部、CMD1を連続発行する箇 所は省略している。また、信号のタイミングが解り易い よう、途中にウェイト(1ms)を入れている。
図42: CMD0(CRC付き)の発行
7.8.9 エラーレスポンス
最終的にminiSDカードを初期化するところまでは完 了したのであるが、読書きの制御を完了するまでには到 らなかった。初期化を完了するまでにはいくつかの問題 があり、一番時間が掛かってしまったのはCMD1を発 行した際にエラーレスポンス0x05が返ってきてしまう ことであった。その様子を図47に示す。
仕様書からは「 イリーガルコマンド 」であるというこ とはわかった。原因はコマンドを発行した後に送信する ダミークロックの量であった。エラーが返って来きてし まう時には他者の意見を参考に2回としていたのであ るが 、仕様ではレスポンスが返って来るまで(最大8ク ロックサイクル)送信しなければならなかった。
図43: CMD0のレスポンス0x01
図44: CMD1の連続発行後のレスポンス0x00
図45: miniSDカード の初期化における通信の波形(前半)
図46: miniSDカード の初期化における通信の波形(後半)
図47: エラーレスポンス0x05
8 まとめ
開発における知識に乏しいながら、今回HAMANA-2 のプロジェクトに参加することで組込みシステムの理 解や基板の設計・製作を初めとするハード ウェア設計、
プログラムによるデバイスの制御等のソフトウェア設計 について一連の「開発」をすることができた。
私は組込みシステムの開発に関して本当に初学者であっ たのであるが、非常に有用な多くのことを学ぶことがで きた。
ATmega8Lのテスト基板等は 、本来であればすぐにで も完成して動作テストも行える状況にあるのである。し かし 、本来は時間が掛かってしまってはいけない工程な のかもしれないが、基板作成においてのノウハウの蓄積 ということを考えると、その失敗が有益だったのかもし れない。
データロガーシステムの中心であるminiSDカードが動 作しないという状況ではあったが、仕様書を何度も見返 すことでなんとか初期化に至っては完了することができ た。
今回はモデルロケット用のデータロガーの開発を行った わけであるが、ハード ウェアの設計から製作、実際にデ
START
74
CS Low
CMD0
CMD1
response = 0x01 response none CS High
response = 0x01 response none
CMD1
END response = 0x00
response = 0x01
response = 0x01 response none
CS High
図 40: 制御プログラムのフローチャート