わが国では、高齢化の進展に伴い介護を要する高齢者が今 後も増加することが見込まれています。介護が必要となって も、能力に応じ自立した日常生活を送ることや尊厳をもって 生活することは国民共通の願いですが、介護をする期間の長 期化や介護をしている方の高齢化などにより、介護に関する 課題は大きくなっていきます。
介護保険制度は、介護を必要とする方の状況や家族の希望
に応じて保健・医療・福祉のサービスを総合的に提供し、老後の不安要因 の1つである介護の問題を社会全体で支えることを目的としています。
<介護保険の財源>
・在宅サービス 保険料
50%
第1号被保険者(65 歳以上の方)の 保険料 23%
第2号被保険者(40~64 歳の方)の 保険料 27%
公 費
50% 国 20%
国 の 調 整 交付金
5%
都道府県 12.5% 市町村 12.5%
・施設等サービス 保険料
50%
第1号被保険者(65 歳以上の方)の 保険料 23%
第2号被保険者(40~64 歳の方)の 保険料 27%
公 費
50% 国 15%
国 の 調 整 交付金
5%
都道府県 17.5% 市町村 12.5%
1.機関
本市では、区役所福祉課が窓口となり、被保険者資格、要介護・要支援認定、保険料の賦課徴収 等の業務を行い、支所区民福祉課においても被保険者資格等の業務を行っています。
なお、平成 30 年度から市内1か所に介護認定事務センターを設置し、更新申請の郵送受付や認定通 知の発送などの業務を集約して行っています。
また、高齢者の方に関する各種相談等に応じる身近な窓口として、市内で 29 か所のいきいき支援セ ンター(地域包括支援センター)を運営しています。(54 頁参照)
2.被保険者
被保険者には、第1号被保険者と第2号被保険者があります。
第 1 号 被 保 険 者 本市に住所を有する 65 歳以上の方
第 2 号 被 保 険 者 本市に住所を有する 40~64 歳の医療保険に加入している方
被保険者証は、第1号被保険者全員と、第2号被保険者のうち被保険者証の交付申請をした方及び 要介護認定等の申請をした方に交付されます。
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4 ‐ 1 高齢者福祉
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(1) 介護保険
通所リハビリテーション
3.介護サービス・介護予防サービス
(1) 介護サービス・介護予防サービスを利用できる方
介護サービス・介護予防サービスを利用できる方は、要支援・要介護の認定を受けた方です。被 保険者の介護が必要な程度を「要支援1」から「要介護5」までの区分で認定します。認定にあた っては、心身の状況等を把握するための面接による調査(認定調査)及び主治の医師の意見(主治 医意見書)をもとに、保健、医療、福祉の学識経験者で構成される介護認定審査会において審査判 定を行います。
第1号被保険者 介護や支援が必要と認定された方(病気やけがなど介護や支援が必要となった原 因にかかわらず、介護サービスの対象となります。)
第2号被保険者 脳血管疾患や関節リウマチなど加齢に伴う 16 種類の病気により、介護や支援が必 要と認定された方
(2) 介護サービス・介護予防サービスの内容
要介護認定を受けた方が利用できる介護サービスには、在宅サービス、地域密着型サービス及び 施設サービスがあり、在宅サービス、地域密着型サービスを利用するには、原則として介護支援専 門員(ケアマネジャー)が作成する居宅サービス計画(ケアプラン)を必要とします。
また、要支援認定を受けた方は、いきいき支援センター(地域包括支援センター)で作成する介 護予防サービス計画(ケアプラン)により、介護予防サービスを利用することができます。
ア 在宅サービス
<居宅サービス>
訪 問 介 護 ホームヘルパーなどが家庭を訪問して、介護や家事の援助をします。
訪 問 入 浴 介 護
浴槽を積んだ入浴車で家庭を訪問して、入浴の介護をします。
介 護 予 防 訪 問 入 浴 介 護
訪 問 看 護 医師の指示のもとに、看護師などが家庭を訪問して看護や診療の補助を 行います。
介 護 予 防 訪 問 看 護
訪 問 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 医師の指示のもとに、理学療法士や作業療法士などが家庭を訪問して、
リハビリテーションを行います。
介護予防訪問リハビリテーション
居 宅 療 養 管 理 指 導 医師・歯科医師・薬剤師などが家庭を訪問して、療養上の管理や指導を します。
介 護 予 防 居 宅 療 養 管 理 指 導
通 所 介 護 デイサービスセンターなどの施設で、入浴や食事その他の日常生活に必 要な介護を行います。(定員 19 名以上)
通 所 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 施設などで、理学療法士や作業療法士などがリハビリテーションを行い ます。運動器の機能向上や栄養改善などを目的としたサービスを選択し 利用することもできます。
介護予防通所リハビリテーション
福 祉 用 具 の 貸 与
福祉用具の貸し出しを行います。
〈対象となる福祉用具〉
車いす、特殊寝台、床ずれ防止用具(空気マットなど)、体位変換器、
手すり・スロープ(取付け工事のいらないもの)、歩行器、歩行補助杖、
認知症老人徘かい感知機器、移動用リフト、自動排泄処理装置など
※下線の用具は原則要介護2から5までの方が対象です。
※自動排泄処理装置のうち便が自動的に吸引されるものについては、原 則として要介護4・5の方が対象です。
介 護 予 防 福 祉 用 具 の 貸 与
福 祉 用 具 購 入 費 の 支 給
特定福祉用具販売事業者として指定を受けた介護保険サービス事業者 で福祉用具を購入したときに、その費用の一部を支給します。
〈対象となる福祉用具〉
腰掛便座、自動排泄処理装置の交換可能部品、入浴補助用具(いす、手 すり、入浴台、すのこ、介助ベルト)、簡易浴槽、移動用リフトのつり 具
介護予 防福 祉用 具購入費 の支給
短 期 入 所 生 活 介 護 短期間、特別養護老人ホームなどの施設に入所していただき、介護を行 います。
介 護 予 防 短 期 入 所 生 活 介 護
短 期 入 所 療 養 介 護 短期間、介護老人保健施設などの施設に入所していただき、医学的管理 のもとで介護を行います。
介 護 予 防 短 期 入 所 療 養 介 護
特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 指定を受けた有料老人ホームなどに入居している方に、食事・入浴など の介護や機能訓練を行います。(定員 30 名以上)
介 護 予 防 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護
<その他のサービス>
居 宅 介 護 支 援
介護支援専門員(ケアマネジャー)が、本人の心身状況や家族の希望に 応じた居宅サービス計画(ケアプラン)を作成します。
また、サービス事業者や介護保険施設との連絡調整、居宅サービスの給 付管理などを行います。
介 護 予 防 支 援
本人や家族とともに、生活機能の維持・向上の観点から、適切なサービ スを利用できるよう介護予防サービス計画(ケアプラン)を作成します。
また、サービス事業者との連絡調整、介護予防サービスの給付管理など を行います。
住 宅 改 修 費 の 支 給
介護のための小規模な住宅改修について、その費用の一部を支給しま す。
〈対象となる住宅改修〉
手すりの取り付け、段差の解消、滑り防止などのための床又は通路面の 材料の変更、引き戸などへの扉の取り替え、洋式便器への取り替え、そ の他付帯工事
※改修工事の前に区役所福祉課又は支所区民福祉課への申請が必要で す。
介 護 予 防 住 宅 改 修 費 の 支 給
イ 地域密着型サービス
定期巡回・随時対応型訪問介護看護 日中・夜間を通じて、介護職員と看護職員が定期的な訪問を行います。
また、通報や電話などにより、随時の対応も行います。
夜 間 対 応 型 訪 問 介 護 夜間の定期的な巡回や通報による訪問介護で、居宅でヘルパーが排せつ などの介護やその他日常生活上の世話を提供するサービスです。
地 域 密 着 型 通 所 介 護 定員 18 人以下の小規模なデイサービスセンターなどの施設で、入浴や 食事その他の日常生活に必要な介護を行います。
認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 認知症の方を対象に、デイサービスセンターなどの施設で、入浴や食事 その他の日常生活に必要な介護を行います。
介護予 防認 知症 対応型通 所介護
小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事業所で入浴や食事その他の日常生活に必要な介護を行う「通い」のサ ービスのほか、利用者の状態や希望に応じ、随時「訪問」や「泊まり」
のサービスを組み合わせて提供します。
介護予防小規模多機能型居宅介護
看 護 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 小規模多機能型居宅介護と訪問看護のサービスを組み合わせて提供し ます。
認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 認知症の方が、少人数で共同生活を営めるよう介護を行います。
※要支援1の方は対象となりません。
介護予防認知症対応型共同生活介護
地域密着型特定施設入居者生活介護 定員 29 名以下の、指定を受けた有料老人ホームなどに入居している方 に、食事・入浴などの介護や機能訓練を行います。
地 域 密 着 型 介 護 老 人 福 祉 施 設
入 所 者 生 活 介 護 定員 29 人以下の特別養護老人ホームにおいて、介護を行います。
※定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護、地域密着型通所介護、看護小規模多機能型 居宅介護、地域密着型特定施設入居者生活介護は、要介護の方、地域密着型介護老人福祉施設入所者生 活介護は原則要介護3以上の方が利用できます。
※訪問介護、通所介護、地域密着型通所介護、(介護予防)短期入所生活介護は、共生型サービスとして指 定を受けることができ、高齢者や障害児者が同一の事業所を利用しやすくなります。