第3章 ユビキタスネットワーク関連市場のインパクト分析
2. 分析のフレームワーク
市場 財・サービス 算入部分
①ネットワーク ・固定ネットワーク系(DSL、FTTH、CATVインターネット) 利用料
・無線ネットワーク系(3G以上の携帯電話、公衆無線LAN) 〃
・IP電話系(対個人、対企業) 〃
・企業ネットワーク系(広域イーサネット、IP-VPN、専用回線) 〃
②アプライアンス ・PC系(電子計算機本体、表示装置、外部記憶装置) 購入者価格
・ネットワーク・インフラ系(ネットワーク接続機器、交換機、放送装置) 〃
・ネットワーク固定端末系(その他の入出力装置) 〃
・ネットワーク・モバイル端末系(3G以上の携帯電話、ネットワーク対応電気音響機器) 〃
〃
〃
・車載系(ETC車載機、カーナビゲーションシステム) 〃
・ICカード・ICタグ(ICカード、ICタグ) 〃
③プラットフォーム ・電子認証(個人認証、法人認証、サーバ認証、クライアント認証) 利用料
・電子公証(文書作成時刻証明を基本とした電子公証サービス) 手数料
・マーケットプレイス(マーケットプレイスをネット上に設置し、出店舗を支援するサービス) 利用料
・電子決済(電子マネー、クレジットカード、ネットバンキング、ISPなどによるBtoCの決済、
非接触型ICカードを介した電子マネーによる実店舗による決済) 手数料
・iDC(ハウジング、コロケーション、付加サービス) 利用料
・ASP(ネットによるアプリケーション利用サービス) 利用料
・セキュリティ関連(不正アクセス/ウィルス監視、FW運用代行、トラフィック監視、
データバックアップ、システム運用監視、セキュアIDC提供、セキュリティ保険、
IDS関連ログ解析サービス等、ソフトウェア)
利用料金、
購入者価格
・CDN(効率的コンテンツ配信支援サービス) 手数料
・インターネット広告(インターネット広告、モバイル広告) 作成費、媒体費
・インターネット金融(ネットワークバンキング(上記の電子決済分は除く)、
株式取引・投資信託) 手数料
④サービス・コンテンツ ・デジタルコンテンツ(パッケージ系、ネットワーク系、携帯電話系) 購入者価格
・遠隔健康管理サービス(遠隔健康管理、在宅医療支援サービス) 利用料
・高齢者向け遠隔モニタリング(要介護者・高齢者の遠隔安否確認・緊急通報サービス) 〃
・位置情報サービス(徘徊高齢者捜索、盗難車位置検索、子供・ペット、
モノ等の位置確認、その場情報の提供) 〃
・ホームセキュリティサービス 〃
・e-ラーニング(初等中等教育、高等教育、企業内教育、生涯教育) 〃
・センシング・コントロール(IP通信技術を利用したオフィスビル、集合住宅などの
日常機器監視・制御サービス) 〃
・ネットワークを介した公営競技・宝くじ等(競馬、競輪、競艇、オートレース、宝くじ、TOTO) 〃 コマース
⇒消費者向け電子商取引及び電子 タグや非接触型ICカードを用いて キャッシュレス決済される商取引市 場
オンライン(BtoC),非接触型ICカード・電子タグを利用した実店舗における決済、非接触型 ICカードを活用した交通機関・有料道路の決済
販売額
・ネットワーク関連:通信・放送業の設備投資で、上表のアプライアンスで計上した機器以 外のデジタル化関連の設備投資。
設備投資額
(土地代を除く)
アプライアンス関連:各種アプライアンス製造のための設備投資(リースを含む)及びソフト
ウェア支出。 〃
プラットフォーム関連:プラットフォーム形成のためのソフトウェア支出。 〃
サービス・コンテンツ関連:サービス及びコンテンツの生産のためのソフトウェア支出。 〃
コマース関連:BtoCあるいは非接触型ICカードなどで実店舗で販売するための設備投資
(リースを含む)及びソフトウェア支出。
〃
ITS関連:ITS関連施設整備やITSの推進に関る国の予算。 〃
その他:上記以外のソフトウェア支出。 外注費、購入費
⇒広帯域有線・無線通信、IP利用に よる先進的ネットワークサービス
⇒高度情報通信ネットワーク環境を 活用するにあたり基盤となる機器・
端末
⇒高度情報通信ネットワーク環境を 活用するにあたり、共通基盤的に提 供されるサービス
⇒高度情報通信ネットワーク環境を 活用して利用されるサービス・コンテ ンツ
インフラ
⇒高度情報通信ネットワークを活用 したサービスを提供・活用するに当 たっての、企業等の設備投資額(ソ フト・ハード(機器・端末市場を除く))
利用料、
・ホームネットワーク系(地上デジタル放送対応テレビジョン受信機、ゲーム機器、
DVDビデオ、デジタルカメラ、 ビデオカメラ、ネットワーク対応冷蔵庫、洗濯機、
エアコンディショナ(除カーエアコン)、電子レンジ)
・デジタル放送(地上デジタル放送、BSデジタル放送、CSデジタル放送、
CATVデジタル放送、 ブロードバンド放送)
図表
3- 1 ユビキタスネットワーク関連市場の範囲
3) 経済波及効果分析 1) ユビキタスネットワーク
関連市場規模の推計
2) 情報通信産業連関
モデルの予測 Input-Output Table (Benchmark)
RAS法など
構造パラメータ抽出
・代替変化率
・加工度変化率
・最終需要構成変化率等
マクロ変数 ( given )
分析
・国内誘発額
・雇用誘発数
産業構造の予測
・投入係数
・輸入係数
・最終需要の構成率 Ubiquitous
Network
の概念定義 関連市場
の概念定義
関連投資 の概念定義
各種資料
ヒヤリング
・関連市場の財・サービスの抽出
・関連投資市場の投資財の抽出
・財・サービス別国内需要額推計
ユビキタスネットワーク関連市場の 国内需要額
2.2.
分析フロー本分析の作業は大別すると、
3
つのパートから構成され、図表3-2
に示すとおりである。はじめに、図表
3-1
に示した関連市場に含まれる個々の財・サービスについて名目国内 需要額を予測し、その一つ一つの積み上げによって市場規模を予測する。次に、1995 年及び
2000
年、2002年の情報通信産業連関表(情報通信総合政策局)な どを用いて予測モデルを構築する。続いて、その予測モデルにユビキタスネットワーク関連市場として発生する財・サービ ス需要をあてはめ、経済波及効果を分析する。
図表
3- 2 分析フロー
④潜在需要者のセグメント化 及び潜在需要者数の推計
②利用条件抽出 例:サービス提供地域住民 マンション住民 高齢者・要支援者 特定機器保有者 所得、企業規模など ブロードバンド利用者
・技術動向 ・社会・経済動向
⑦セグメント別の普及率の 推計
⑧セグメント別需要者数の 推計
⑥平均価格の推計
国内需要額
⑤普及条件
例:単価が既存サービス並 ホットスポットへのアクセス距離 通信速度
③利用者像の把握
(潜在需要者の特定化)
①新財・サービスの市場投入 時期と特徴(比較優位性)