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国際出願され国内移行手続がなされたもの全てが審査されるわけではありません。

出願人又は第三者が出願審査の請求の手数料を納付して出願審査の請求がされたものだけ

が審査されます。 (特48の2)

なお、出願審査の請求は、取り下げることはできません。 (特48の3(3))

また、出願審査の請求をすることができる期間内に出願審査の請求がなかったときは、その 国際特許出願は、取り下げたものとみなされます。 (特48の3(4))

1.国内手続の繰延べ

条約第23条(1)で、指定官庁は、第22条に規定する当該期間(優先日から30月)

の満了前に国際出願の処理又は審査を行ってはならない、と規定され、同条(2)では、

(1)の規定にかかわらず、指定官庁は、出願人の明示の請求により、国際出願の処理又 は審査をいつでも行うことができる、と規定されています。また、条約第40条では選択 官庁について同様の内容が規定されています。

したがって、国際特許出願は、出願人の明示の請求(具体的には、出願審査の請求)が ない場合は、国内書面提出期間の満了後に処理を開始します。 (条23、条40)

2.出願審査の請求手続

(1)請求の期間

国際出願日から3年以内 (特48の3(1))

(2)請求の時期の制限

① 出願人

日本語特許出願の出願人は、国内書面を提出し、かつ、国内手数料の納付の手続 を行った後でなければ出願審査の請求はできません。

外国語特許出願の出願人は、翻訳文(国際出願日における明細書等の翻訳文)の 提出及び国内書面を提出し、かつ、国内手数料の納付の手続を行った後でなければ 出願審査の請求はできません。 (特184の17)

② 出願人以外の者(他人)

国内書面提出期間(外国語特許出願で翻訳文提出特例期間があるものは当該期 間)経過後でなければ出願審査の請求(他人)はできません。

(特184の17)

(3)出願審査請求書の様式

① 特許法施行規則様式第44により作成します。 (特施31の2)

② 請求人が特許出願人以外の者であるときは、「【書類名】」の欄に「出願審査請求 書(他人)」と記載します。 (特施様式44備考2)

3.出願審査の請求の手数料(以下「審査請求料」という。)

(1)納付方法

① 特許印紙によるときは、出願審査請求書の左上の余白に特許印紙(消印しないで ください。)を貼付するものとし、その下にその額を括弧をして記載します。

(特施31の2(様式44備考1))

② 予納制度を利用するときは、出願審査請求書中の「【手数料の表示】」の欄の「【予 納台帳番号】」の欄に「予納台帳番号」を、「【納付金額】」の欄に手数料の額(「円」、

「,」等は付さず、アラビア数字のみで表示。)を記載します。

(特施様式44備考(様式2備考22))

③ 現金納付制度を利用するときは、出願審査請求書中の「【手数料の表示】」の欄の

「【予納台帳番号】」を「【納付書番号】」とし、当該手続に係る手数料を納付した 納付書に記載された納付書番号を記載し、納付済証(特許庁提出用)を手続補足書 により提出します。この場合において「【納付金額】」の欄は設ける必要はありま

せん。 (特施様式44備考1)

④ 電子現金納付制度を利用するときは、出願審査請求書中の「【手数料の表示】」の 欄の「【予納台帳番号】」を「【納付番号】」とし、当該手続の手数料納付に係る納 付番号を記載します。この場合において「【納付金額】」の欄は設ける必要はあり

ません。 (特施様式44備考1)

⑤ 口座振替納付制度を利用するときは、出願審査請求書中の「【手数料の表示】」の 欄の「【予納台帳番号】」を「【振替番号】」とし、振替番号を記載し、「【納付金 額】」には納付すべき手数料の額(「円」、「,」等は付さず、アラビア数字のみで 表示。)を記載します。

(注)口座振替により納付できる手続はオンライン手続に限ります。

(特施様式44備考(様式2備考22))

(2)国際調査報告に対応する審査請求料の減額措置について

国際調査報告が作成されている国際特許出願の審査請求料は、国内出願の手数料と比較 すると減額されます。国際調査報告が作成されなかった国際特許出願(条約第17条(2)

(a)の国際調査報告の不作成宣言がなされたもの)の審査請求料は、国内特許出願の審 査請求料と同額です。 (特195(2)、手数料令1(2)⑥)

(3)特定登録調査機関(*)が交付した調査報告に対応する審査請求料の減額措置について

① 日本国特許庁以外が国際調査報告を作成している国際特許出願の審査請求料は 国内出願の手数料と比較して減額されていますが、特定登録調査機関が交付した調 査報告を提示した場合には、さらに減額された審査請求料が適用されます。

② 日本国特許庁が国際調査報告を作成している国際特許出願の審査請求料は、特定 登録調査機関が交付した調査報告を提示した場合であっても、日本国特許庁が国際 調査報告を作成した場合の審査請求料が適用されます。

③ 国際調査報告が作成されなかった国際特許出願(条約第17条(2)(a)の国際調査 報告の不作成宣言がなされたもの)の審査請求料は、国内特許出願の審査請求料と 同額ですが、特定登録調査機関が交付した調査報告を提示した場合には、減額され た審査請求料が適用されます。

(*)特定登録調査機関の登録情報を調査されるときは、特許庁ホームページ(htt p://www.jpo.go.jp/indexj.htm) → 「制度・手続」 → 「特許」 → 「手続」

→ 「審査に関する情報」 → 「登録調査機関について」 → 「特定登録調査 機関について」を参照してください。

[審査請求料一覧](2018年(平成30年)4月1日現在)

日本国特許庁が国際調査報告を作成した出願 71,000円+

請求項の数×2,400円

日本国特許庁以外の国際調査機関が国際調査報告を作成した出願 106,000円+

請求項の数×3,600円 特定登録調査機関が交付した調査報告を提示した場合 94,000円+

請求項の数×3,200円 国際調査報告が作成されなかったもの 118,000円+

請求項の数×4,000円

(4)審査請求料の各種減免措置について

一定の要件を満たす個人・法人、研究開発型中小企業及び大学等は、審査請求料の減免 措置が受けられます。また、3.(2)又は(3)により減額された審査請求料から更に減 免措置を受けることも可能です。減免措置を受けるには、出願審査請求書とともに「審査 請求料軽減申請書」の提出が必要です。

減免措置を受けるための要件や「審査請求料軽減申請書」の記載例等、減免措置の詳細 については、特許庁ホームページ(http://www.jpo.go.jp/indexj.htm) → 「制度・手続」

→ 「特許」 → 「手数料に関する情報」 → 「手数料等の減免制度について(特許、実用 新案)」を参照してください。

[減免内容一覧]

減免対象者 根拠法令 措置内容

a 中小ベンチャー企業・小規模企

業等 産業競争力強化法第66条 <特許>

審査請求料*6:1/3に軽減

b 個人(所得税非課税者等)

特許法195条の2

実用新案法第32条の2、54条

<特許>

審査請求料*6:免除又は半額 軽減

<実用新案>

実用新案技術評価請求料:免 除又は半額軽減

登録料(第1年分から第3年 分):免除又は3年間猶予 c 法人(非課税法人等) 特許法第 195 条の 2

<特許>

審査請求料*6:半額軽減 d 研究開発型中小企業

産業技術力強化法第 18 条 中小ものづくり高度化法*2 第 9 条

e 研究開発型中小企業

(アジア拠点化推進法*3

アジア拠点化推進法*3第 10 条

f アカデミック・ディスカウント

(大学等*1、大学等の研究者)

産業技術力強化法第 17 条 g 独立行政法人*1

h 公設試験研究機関 i 地方独立行政法人

j 承認TLO*1 TLO法*4第 8 条(旧産活 法*5第 56 条、57 条)

k 認定TLO*1 TLO法*4第 13 条

*1 手数料が免除となる場合があります(免除対象一覧参照)。

*2 中小ものづくり高度化法:中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律

*3 アジア拠点化推進法:特定多国籍企業による研究開発事業等の促進に関する特別措置法

*4 TLO法:大学等における技術に関する研究成果の民間事業者への移転の促進に関する法律

*5 旧産活法:旧産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法

*6 国際調査報告の作成による減額措置の対象となる場合は、その減額された額からの軽減にな

ります。

なお、出願審査請求後、補正により請求項の数が増加する場合、増加した請求項分について 審査請求料の軽減を受けるためには、請求項が増加した時点において減免の要件を満たすこと を確認する必要がありますので、改めて申請が必要です。

[免除対象一覧]

平成 16 年 3 月 31 日 まで

平成 16 年 4 月 1 日~

平成 19 年 3 月 31 日 平成 19 年 4 月 1 日から l 国 免除(特許・実用新案)

m

国の試験研究機関か ら権利を譲り受けた 認定TLO

免除(特許・実用新案)

<TLO法第 12 条>

n

国立大学法人、大学共 同利用機関法人、(独)

国立高等専門学校機 構

免除(特許)

<産業技術力強化法附則第 3 条>

前記 f「アカデミック・デ ィスカウント」の減免措 置の対象

o m から権利を譲り受け た承認TLO

免除(特許)

<TLO法附則第 3 条>

前記 j「承認TLO」の減 免措置の対象

p

平成 16 年 3 月 31 日時 点で特許法施行令に 指定されていた独立 行政法人

免除(特許・実用新案)

<改正法*7附則第 2 条

~5 条>

前記 g「独立行政法人」の減免措置の対象

q

国立大学、独立行政法 人から権利を譲り受 けた認定TLO

免除(特許・実用新案)

<改正法*7附則第 8 条

前記 j「承認TLO」又は k「認定TLO」の減免 措置の対象

*7 改正法:特許法等の一部を改正する法律(平成15年法律第47号)

審査請求料の軽減措置を受ける場合、出願審査請求書に【手数料に関する特記事項】の 欄を設けて軽減を受ける旨を記載してください。複数の審査請求人が軽減措置の対象とな る場合は、審査請求人ごとに行を改めて記載します。

《【手数料に関する特記事項】の記載例》

・ 前記 a(中小ベンチャー企業・小規模企業等)

【手数料に関する特記事項】産業競争力強化法第66条第2項の規定による審査請求 料の2/3軽減

・ 前記 b(個人)、c(法人)

【手数料に関する特記事項】特許法第195条の2の規定による審査請求料の1/2 軽減

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