現況調査によれば、ひびき川(既設排水口前面)において、淡水の既存流水は概ね 水深0.5mまでの表層に分布していることから、淡水の冷却塔ブロー水を含む一般排 水の水質予測は拡散層厚を0.5mとしました。
・ひびき川の水質予測で、排水口から出たところで河川の水質と完全混合するとい うのは、少し危険ではないかという気がするので、少し検討していただきたい。
・既存流水層の厚さは約 0.5mとのことですが、拡散層厚の設定根拠も説明いただ きたい。
・もし、ひびき川河口ではほぼ完全混合するということの根拠あるいは裏付けがあ れば示してほしい。
表-1 準備書記載内容の修正[準備書 p12.1.2-21(p619)]
準備書
評価書
注:網 掛け 部は 、修 正箇 所を 示す 。
10.水の濁りの水質予測における、定量的な予測を行った結果について【現地調査で 説明】
造成等の施工による一時的な水の濁りについて、新田の式及びジョセフ・センドナー の式で予測した結果、拡散範囲はひびき川河口から半径 176mとなり、予測地点③及び 予測地点④への将来予測濃度は現況と変わりません。
また、水産用水基準の2mg/L 以下となる拡散範囲は半径 74m地点となります。
計算条件は表-1、予測結果は表-2に示すとおりです。
表-1 計算条件
表-2 予測結果
注:ひ びき 川河 口か ら予 測地 点③ 及び 予測 地点 ④まで の距 離は 、300m及 び約1,000mで ある 。
本事業においては、浚渫及び港湾工事は行わない計画です。
準備書における陸域の造成等の施工による一時的な影響(水の濁り)については、敷 地の整地等において雨水排水等を排出する他地点の事例を参考に、定性的に予測し評価 しました。
項 目 予測に用いた数値
排水量 4,630m3/日
浮遊物質量(SS) 60mg/L
拡散角度 140°
拡散層厚 0.5m
拡散速度 0.01m/s
項 目
寄与濃度(mg/L)
<2.0 <1.0 0.0 ひびき川河口からの距離
(m) 74 105 176
予測地点④について、水質の予測と同様に定量的な予測を行うことを検討してほし い。
11.植生の区分について【現地調査で説明】
現存植生図の作成にあたっては、現地踏査、眺望できる場所からの双眼鏡等を用いた 観察、及び空中写真の判読によって植生の区分を行いました。
立ち入りができなかった場所についても、踏査可能な場所や眺望できる場所からの双 眼鏡等を用いた観察、空中写真の判読によって、立入りができたエリアと同程度の精度 で植生の区分を行っています。双眼鏡等を用いた観察を行った主な場所は図-1、観察 場所からの眺望は写真-1のとおりです。
写真-1 双眼鏡を用いた観察を行った主な場所からの眺望
A地点
(平成 27 年 10 月撮影)
B地点
(平成 27 年 10 月撮影)
C地点
(平成 28 年2月撮影)
【平成 30 年 3 月 8 日火力部会時の補足説明資料】
「7.ブラウン-ブランケの植物社会学的植生調査の結果について」より
・立ち入りができない場所の植生が細かく区分されているが、どの程度正確なのか。
図-1 双眼鏡等を用いた観察を行った主な場所
双眼鏡等を用いた観察を行った主な場所