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ドキュメント内 アジアの動向 インド 1964 (ページ 109-200)

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(Nagpur発)Nagpurでは食用穀物価格が過去10年間の最高を記録した。小麦価 キ各はキンタノレ当たり85〜110ルピー, TurDalは同じく98〜115ノレピー, Gramは同

じく57〜60ノレヒ。ー。 る月 16日

共産党,シャストリ内閣に協力を表明か一一共産党全国委員会はシャストリ首 相の政策声明を検討した結果,社会主義,平和,非同盟に関するネlレ一政策を具体 化するという点で,シャストリ内閣に協力する意向を表明するものとみられる。し かし,同委員会は同時に会議派内外の右翼分子がネル一政策を逆行させようとして いることを警告することになろう。

なお,同委員会は,当面の政策課題については,物価上昇と所得配分の不公平に 対する対策の必要性を強調し,他方,社会主義政党の統合の動きについては,統一 の必要と Samyukta社会党との協力を表明するとともに, AsokaMetha氏のいう ごとく国民会議派に参加する動きに反対する旨を明らかにする模様である。

Bokaro製鋼所建設につきソ連に提案一一一(カノレカッタ発)インド政府はソ連に 対し, 1968年までに Bokaro製鋼所の150万トン能力拡大計画案を提出した。 この 計画案は今後ソ連専門家と検討の上,最終的に確定される予定であるが,同製鋼所 の拡張計画は引続き進められ, 1970年には能力40万トンに達するものと予想されて し、る0

6月 19日

Vメタノール工場へ米国借款一一ボンベイ近郊Trombayにおける肥料生産計画 の一部,メタノール工場の建設に関し,米国がインドに760万ドルの借款を与える 協定が,ニューデリーで調印された。この工場は1965年末完成の予定で,これによ

りインドではメタノールの自給が可能となろう。

‑6月20日

憲法第17修正法成立一一一先般の特別議会で両院を通過した憲法第17修正法案 は,大統領の承認をえて成立した。この修正条項は憲法第31A条における estate

の定義に関するもので,ライオトワリ制ryotwarisettlementのもとに保有されてい た土地をもこのestateに含めることなどを,その内容とするものである。

Vミコヤン第1副首相訪印一一ソ連ミコヤン第1副首相はインドネシア訪問の途 次,シャストリ首相の招きでインドに立寄り,ラダクリシュナン大統領を訪問,ク

リシュナマチャリ蔵相,チャパン国防相らと会談した。

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クリシュナマチャリ蔵相との会談では,同副首相は,インドの第4次5ヵ年計画 に対しソ連が引続き援助を供与する意向である旨を示唆,援助の内容は1966年より 始まるソ連の新計画が固まった上で明らかにされようとのべた。また,チャパン国 防相との会談では, ミグ生産計画が検討され, ミコヤン副首相はこの計画の促進,

完成に必要な一切の援助を確約したとし、われる。

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Vシャストリ・ミコヤン会談一一シャストリ首相はソ連ミコヤン第1副首相を外 務省に迎え, 70分間にわたり会談した。議題はラオス,カシミ

Jレ,経済協力など

の諸問題に及び,終始友好裡に行なわれたといわれる。会談後, ミコヤン副首相は 記者会見で,ソ連政府のカシミーノレ問題に対する立場は不変で、あると確言した。

なお,ミコヤン副首相はシャストリ首相にソ連を訪問するよう招請した。

Vダス委員会報告書公表一一中央政府はPratapSingh Kairon前Punjab州首相 の不正行為に関する DasCommissionの報告書の概要を閣議に付した上公表した。

同報告書は, Kairon氏自身に関する委員会の判定, その他の閣僚ないし高級職員 の不正に対する評決, および個々の訴因に関する見解の3部からなり, Kairon前 首相がその地位を悪用して親族の利益を図ったことを厳しく批判している。

内務省では近く Punjab州に書簡を送り,この報告に対する注意を喚起し,関係 者に対し適当な処置を講ずる必要を指摘するものとみられている。

6月22

V日印造船所建設協定調印一一共同通信によれば,三菱重工業はインド政府(代 表NagendraSingh副運輸相)との聞に, 21日, Cochinにおける造船所の共同建 設計画に関する協定を結んだ旨発表した。この造船所は第3次5ヵ年計画の一環と して建設されるもので, 3万トンのドックや1万5000トンの傾斜船台などを含み,

総工費1800万ドル(8500万ノレピー)と予定されている。三菱重工の投資および技術 援助の細部は今後の交渉に委ねられている。

6月23

Vシャストリ首相,中小計画を強調一一シャストリ首相は計画委員会の議長とし てはじめてその会議に出席,第4次計画を大衆の計画とするよう要請した。首相に よれば,当面最も重要な課題は失業と貧困の除去であり,そのため中小規模の,即 効的な計画をより重視すべきである。もちろん,基礎産業を軽視せよというのでは 一一263 一(109)一

なく,人々の衣食住確保が差迫って必要であるため,例えば,巨大なダムを建設す る資源がなければ井戸やタンクを,肥料生産が十分でなければ有機肥料をつくって 需要を満たさなければならない。

V米国輸出入銀行,対印借款一一米国の輸出入銀行はインド政府に対し2500万ド ルの借款を供与した旨発表した。この借款は,インドにおける各種開発計画に必要 な資本財を米国から輸入する資金に充当される。

6月24日

1111首 相 会 議 開 幕 開 府 食 料 対 策 を 発 表 一 注 目 の 州 首 相 会 議 は3日間の

 

日程をもって本日開幕。シャストリ首相およびスプラマニアム食料・農業相は,席 上,中央政府の長短期食料対策の概要を明らかにした。

短期の緊急対策として発表された諸措置には, MadhyaPradesh州からMahara‑

shtraおよびGujarat両州への米殻の移動に関する諸制限の全廃, Andhraお よ び Madras両州における供出制度の廃止,米国およびパキスタンからの米殻輸入協定 の締結などが含まれている。

他方,長期対策としては,政府機関としての食用穀物公社afood grains trading  corporationの設立が提案された。食料・農業相の説明によれば,公社は予め発表さ れていた価格で生産者から食料を購入し,所定の価格で小売商に売却するもので,

差当り米殻のみを取扱う。政府は公共の必要に応じ,民間の卸売商に対してその保 有在庫の一部を特定の価格で公社に引渡すことを要求する権限を与えられる。

これらの諸政策は各州首相に好感をもって迎えられたが,州首相の発言のなかで は, 小麦地域wheatzonesの改廃を求める芦が強く, また中央政府の米麦供給増 加の訴えも目立ったと伝えられる。

6月25日

' 91ド|首相会議第2日,食料対策論議続く一一州首相会議は昨日に続き食料対策の 論議を進めたが,短期対策面では,州政府間取引を廃止する旨のスブラマニアム提 案について, Andhra, Punjab, Madhya Pradeshなどの余剰州は反対の意向を示 し,提案賛成の不足州との聞に若干の論争があったこと,長期対策としての食用穀 物公社設立については,格別の論議はなかったが,若干の州方通ら公社への州政府の 参加,ないしは州単位の公社設立などの案が示されたといわれる。

農業生産増大の問題に関する討議では,計画委員会ShrimanNarayan委員が,

関係諸機関の緊密な協力と,小規模の潅概計画の重視とを強調した。適切な農業信 一(110)一 264‑

用の供与も重要な要因の1つに挙げられたが,P.C. Bhattacharya準備銀行総裁は,

最近の物価騰貴は市場における unaccountedmoneyによるもので,銀行信用の動 きとは関係なく,準備銀行の貸出は現在のところ1962年水準の90%見当にあると説 明した。

なお,スブラマニアム食料・農業相は,公的部門に精米工場を新設する方針を明 らかにし,新鋭精米機の導入により精米能率の向上を図り,ひいては輸入の節約に 資する意向を表明した。

V強制預金の一部期限前払戻し一一中央政府は救済策の一環として,強制預金の 期限前払戻しを認めることを決定した。 この対象となるのは, 預金残高が150!レピ ーまでのもの(年収5000ルピー以下のもの〉,年令70歳以上のもの, 永久にインド を離れる外国人,死亡した預金者の遺産相続人となっている。

6月26日

1111首相会議閉幕,不正取締強化を強調 3日間にわたって続けられた州首相 会議は,長短期各種対策を採択,閉会した。その主要内容は,①食料統制の実施を 確保し,かつ投機,ヤミ取引,隠退蔵などの反社会的行為を防止するため,適当な 機構を設けること,⑧雑穀の州、|際,州内移動制限を全廃すること(グラムを除く〉,

③Andhra, Madras両州における米穀供出制度を即時停止し,南部諸州聞の米穀移 動制限を撤廃すること,④各州における米麦最高価格を決定するため,科学的な研 究を助成すること,などであった。長期対策としての食用穀物公社創設案について は,この日,格別の論議がなかったが,会議後聞かれた会議派運営委員会では,州 首相がこの案を引続き検討し詳細な意見を提出すること,その上で中央政府が公社 の最終案を決定することなどの方針が定められたと伝えられる。

シャストリ首相は,輸入予定もあり,向う2ヵ月間,必要な州に対する小麦と米 の供給に全く困難はないと言明,あわせて食料取引関係者の協力を求め,不正行為 には厳罰をもって臨む決意を明らかにした。また,クリシュナマチャリ蔵相は,計 画外の支出を最低限に縮減する必要を強調し,中央政府の予算も7億yレピーを削減 する意向を表明した。

Vネノレー記念基金の創設一一ラダクリシュナン大統領は,偉大な故ネyレ一首相 を記念し,その遺業に対する献身を示すしるしとして,ネノレー記念基金を創設する ことを明らかにし,広く人々の醸金を訴えた。大統領によれば\この「Jawaharlal Nehru Memorial  Fund はかれがつねに心に留めていたあれこれの諸目的を促進 するものJとなろう。

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ドキュメント内 アジアの動向 インド 1964 (ページ 109-200)

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