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公共施設等の総合的かつ計画的な管理に関する基本方針

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安中市公共施設等総合管理計画

第5章 公共施設等の総合的かつ計画的な管理に関する基本方針

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安中市公共施設等総合管理計画

2.公共施設等の管理に関する基本方針

ここでは、安中市における公共施設等の在り方について、中長期的な視点から、総合的かつ計画

的な管理を推進するための基本的な考え方を定めるものとし、「施設保有量の適正化」「維持管理の

適正化」「施設運営の適正化」の3つの基本方針を設定します。

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安中市公共施設等総合管理計画

基本方針1【施設保有量の適正化】

人口動態や市民ニーズの変化などを踏まえ、公共施設等の規模の適正化を推進し、特に更新時に あたっては統廃合・複合化の検討に取組みます。

(1)施設保有量の縮減方針

公共施設等の更新に投資可能な財源見込みを考慮すると、今ある公共建築物を現状の規模のまま 建替え更新等を行って利用し続けていくことは困難な状況です。

安中市まち・ひと・しごと創生総合戦略「人口ビジョン」で目標とする人口推計を踏まえ、将来 の人口規模や需要に見合った公共施設整備を進めるものとし、公共建築物の保有量を平成68年度ま でに30%削減することを目標とします。

また、保有量の削減だけでなく、予防保全の考え方に基づき施設の長寿命化を推進するなど、各 種施策に取り組み、財政規模に基づき持続可能な水準まで施設更新費の縮減を図ります。

なお、道路、橋梁、上下水道等のインフラ資産については、市民の生活を支える生活基盤として 総量の削減は現実的ではないことから、計画的かつ予防的な修繕へと転換し、長寿命化による維持 更新費用の縮減を図り、持続可能な施設保有を目指します。

(2)統合や廃止の推進方針

公共建築物の更新にあたっては、必要な施設のみを更新することを基本とし、市民ニーズや周辺 の類似施設(民間施設も含む)の状況などを踏まえた分析を行い、施設規模の適正化を図ります。

同じ用途の施設が近隣に重複している場合や利用率の低い施設などは、利用実態を考慮したうえ で施設の統廃合、再配置、転用などを検討します。

施設の更新にあたっては、多目的な施設内容や民間施設の利用などを視野に入れた複合化を検討 します。

用途廃止や統廃合などにより余剰となる施設が生じる際は、他の用途への転用や民間等への売却 等を検討します。

公共建築物の除却にあたっては、国の財政措置の活用を図ります。

インフラ資産については、施設の長寿命化と耐震補強を基本とし、社会・経済情勢や市民ニーズ を踏まえ適正な供給を図るとともに、不要な施設が生じた際は、市民の安全性等を考慮して廃止を 検討します。

図 統廃合・複合化のイメージ

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安中市公共施設等総合管理計画

基本方針2【維持管理の適正化】

点検・診断の実施により予防保全を推進し、公共施設等の安全確保を図るとともに長寿命化に取 組みます。また、長期的視点からライフサイクルコストの縮減を検討することとし、特に大規模改 修の際には、長寿命化に必要な構造や機能設備を備えた改修を実施し、ライフサイクルコストの縮 減を図ります。

(1)点検・診断等の実施方針

公共建築物については、不具合等の情報を常に把握するため、施設管理者による定期的な目視点 検や劣化状況の把握等、日常的、定期的な公共施設の点検管理を行います。

インフラ資産は、日々の点検やパトロール等に加え、既存の長寿命化計画や国の技術基準等に準 拠して、適正に調査及び点検・診断を実施します。

施設の調査及び点検の結果は、データを集約、蓄積、一元管理する仕組みの構築を検討するとと もに、施設利用者などからの施設の劣化や損傷の情報がくみ上げられ、早期の修繕に生かせる仕組 みを目指します。また、点検結果をもとにした修繕等の実施方針は安中市総合計画の見直しに反映 させ、実施の確保を図ります。

(2)維持管理・修繕・更新等の実施方針

維持管理、修繕・更新などを実施するにあたっては、不具合が発生してから修繕を行う事後保全 から、不具合を未然に防止するために計画を立てて保全を行う予防保全への転換を進め、建物や設 備の長寿命化を図るとともに、トータルコストの縮減・平準化を目指します。

予防保全では、推奨された周期で更新及び修繕を行う「計画的保全」とともに、劣化状態に着目 して早急な対応が必要な部分から更新及び修繕を行う「状態監視保全」を検討していきます。

政策的な判断などにより新規投資を行う際には、ライフサイクルコストや適正な利用者負担など、

関連して必要となるすべての費用を総合的に比較、検討します。

図 予防保全による長寿命化イメージ

施設の故障が致命的になる前に適切な措置を実施 施設の故障が致命的になってから整備事業を実施

予防保全

予防保全

予防保全

更新

事後保全 事後保全

更新

健全度

時間経過 使用限界

長寿命化 予防保全

事後保全

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安中市公共施設等総合管理計画

(3)安全確保の実施方針

施設利用者の安全確保を最優先として各種対策に取組みます。

点検診断等の結果から異常が認められる施設については、早期に修繕、改修などの対策を講じる ものとします。

災害時の安全性確保の観点から、インフラ資産の点検診断を進め予防保全に努めます。

高度の危険が認められた公共施設等や、老朽化し今後とも利用見込みのない公共施設等について は速やかに除却の検討を行います。

諸事情により除却等に時間を要する場合、その間の安全確保対策について検討することとします。

(4)耐震化の実施方針

災害時のライフラインの確保及び避難場所としての機能確保を最優先として、各施設の耐震化に 取組みます。耐震改修の実施の際には、ライフサイクルコストを考慮した経済的有益性の検討を行 い、長寿命化につながる改修を併せて実施します。

インフラ資産については、点検・診断等に基づく優先順位を定め、橋梁、管路、設備等の耐震化 を推進します。なお、耐震改修とあわせて長寿命化を考慮した工法や素材等の採用に努めます。

(5)長寿命化の実施方針

公共建築物やインフラ資産の維持管理にあたり、事後保全型管理から予防保全型管理への転換を 進め、性能・機能の維持を図り、長寿命化につなげます。

施設の長寿命化の実施にあたっては、事業の実施によりライフサイクルコストの縮減が見込める かを検討します。

既に長寿命化計画が策定されている施設については、当該計画の内容を踏まえ、計画に準じて長 寿命化を推進していきます。

今後、大規模改修の時期を迎える施設は、長寿命化を併せて実施することを検討し、ライフサイ

クルコストの縮減を図ります。

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安中市公共施設等総合管理計画

基本方針3【施設運営の適正化】

民間活力の活用や広域的な連携を進めるなど、公共施設等の効率的な管理運営を進めるとともに、

管理運営の適正化に必要な庁内の体制整備を図ります。

(1)民間活力の活用方針

指定管理者制度やPPP/PFI

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の導入、民間事業者や地域住民との連携など、民間活力の活 用を視野に入れながら、公共施設等の情報の積極的な公開を行い、効率的な施設運営や行政サービ スの維持・向上を図ります。

(2)効果的な資産運用

第2次安中市行政改革大綱の打ち出された市有財産利活用方針にのっとり、用途廃止や統合など により余剰となる施設及び土地などが生じる際は、民間などへの売却の可能性を検討します。

(3)総合的かつ計画的な管理を実現するための体制の構築方針

職員が公共施設等の現状や経営的視点に立った総量適正化、維持管理への理解を深めることを目 的として、研修会の開催等により庁内の公共施設マネジメント意識の共有を図ります。また、公共 施設等の更新や統廃合の事業化の際には、その利活用方針や優先順位の決定について、部門横断的 な組織体制において協議、決定する仕組みを構築します。

(4)広域的連携の方針

近隣市町村や群馬県が保有する施設と相互に連携する方策などを検討し、公共建築物の有効活用 と市民サービスの維持向上を図ります。

(5)市民との情報共有

効率的な管理運営を進めるとともに、積極的な情報発信と市民の意見の反映に努め、市民との情 報共有を進めていきます。市民の理解と協力を得ながら、公共施設マネジメントに取組んでいきま す。

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PPP/PFI: PPPは、パブリック・プライベート・パートナーシップ(公民連携)の略で、公民が連携して

公共サービスの提供を行うスキームのこと。このなかには、PFI、指定管理者制度、包括的民間委託なども含ま

れる。PFIは、プライベート・ファイナンス・イニシアチブの略で、公共施設等の建設・維持管理・運営等を民

間部門(プライベート)の持つ経営ノウハウや資金(ファイナンス)を活用することで、低廉かつ良質な公共サー

ビスを提供することを目的とした新しい公共事業の手法

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