6. 公共建築物再配置の指針と目標
6.4. 公共建築物受益者の範囲を考慮した配置
市町村合併前の行政区域毎に同じように整備された施設は、合併後、恵那市全域で利用 がなされることにより公共建築物の必要性に変化が生じてきました。
一方で、地域に必要な行政サ−ビスは、それぞれの地域の実情やニ−ズによって異なり ます。地域特性に応じて多面的な視点から検討を重ね、各施設の利用圏域を、恵那市だけ でなく他の自治体と運営する広域施設、恵那市全域でサービスの提供を考える市域施設、
隣接する地域で連携する生活圏域施設、地域が主体的に活動する地域拠点施設と定め、行 政サービスの向上を図りつつ、施設の複合化・統廃合を市民の理解を得ながら公共建築物 の再配置を進めます。
6.4.1.
広域施設公共建築物には、自治体が単独で設置・運営するより、近隣自治体と共同で設置・運営 することで効率的・効果的に事業が運営できる施設があります。また、モータリゼーショ ンの進展により行政区域を越えた公共建築物の相互の利用も進んでいます。
行政区域を越えた公共建築物の相互の利用は、効率的・効果的な施設の運営だけでなく、
専門性に特化した公共施設として受益者へ質の高いサービスを提供することができます。
恵那市が単独で行政サービスを提供するより、近隣の自治体と連携し て提供した方が施設の充実などにより、よりよいサービスが提供で き、また効率的な事業運営が考えられます。
図 6.4-1広域施設の受益範囲
40 6.4.2.
市域施設市町村合併前、公共建築物は行政区域毎の住民ニーズにより整備されてきました。市町 村合併後、恵那市全域の利用が可能となり、公共建築物の中には1つの施設により恵那市 全域の住民ニーズを応えることができるものもあります。
公共建築物の受益の範囲を恵那市全域と考え、高いレベルで行政サービスを提供します。
図 6.4-2市域施設の受益範囲
それぞれの用途で必要に応じて市域に1つ又は2つを基本に配置す ることにより、分散していた行政サービスが1つにまとまり、効果 的に事業運営が実施できます。このため事業内容の向上が見込め、
また分散していた利用者が集うことにより利用者間の交流や次世代 へ技術の伝承が見込まれます。
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6.4.3.
生活圏域施設隣接する地域でエリアを形成し、連携したまちづくりを進める公共施設の受益の範囲を 生活圏域とします。エリア内にある地域資源を活用し、行政サービスの向上や不足する行 政サービスを補完することができます。これらの公共建築物を活動拠点の中心として位置 づけられる施設とします。
図 6.4-3生活圏域施設の受益範囲
それぞれの生活圏域に各用途別に1つから2つを基本に複合化施設として 設置を検討し、行政サービスの拠点とします。地域間の連携を図ることに より、行政サービスの向上が図られます。また各市民団体の連携も図ら れ、市民活動の活発化も進みます。
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6.4.4.
地域拠点施設地域が主体的に地域の課題に自ら取り組む圏域を小学校区程度とし、地域拠点とします。
安心、快適で活力ある市民生活を営むため、まちづくりの拠点として施設の複合化を進め、
利便性を図ります。
図 6.4-4地域拠点施設の受益範囲
まちづくり・地域づくりの拠点として、用途を問わず物理的な統合や機能 性・利便性から複合化や共同利用による施設運営とすることにより、市民 の利便性の向上を図ります。