3.2 コンフィギュレーション空間の特徴付け
4.1.2 全空間 U と U での移動の一意対応性
補題 4.1
全空間を U とし, その全空間 U に対して全単射写像 によって生成されるコンフィギュ レーション空間を U とする. このとき, 以下の [I],[II] が成り立つ.
[I] : 全空間 U における線状ロボット AB の任意の移動に対して, 一意に定まる U での 線状ロボット AB の移動が必ず存在する.
[II] : コンフィギュレーション空間 U における線状ロボット AB の任意の移動に対して, 一意に定まる全空間 U での線状ロボット AB の移動が必ず存在する.
証明
全空間 U に対する U を生成する写像 は,
: U D ! U ; one toone, onto
2 2
Z(F(x;y);) 7 ! Z(x;y;)
と定義されているものとする. この写像 は全単射であることから,その逆写像 1 が存 在し,それを,
1
: U ! U D ; one to one, onto
2 2
Z(x;y;) 7 ! Z(F(x;y);)
とおく.
[I]全空間 U における線状ロボットAB の移動を任意に1つ固定するため,その移動を生 成する単射写像として,以下を満たす写像 を,
: R 1
[0;1] ! U D ; one toone
2 2
t 7 ! (t)=Z(F(x(t);y(t));(t))
と任意に1つ選び固定する. さらに,この単射写像 によって任意に1つ固定される の 像 M すなわち, 全空間U における線状ロボットAB の移動M を,
M =f(t)2U Djt 2[0;1]g
とおく. ここで の定義により, 任意の t2[0;1] に対して Z(F(x;y);)2U D が必ず 存在することから, それを,
(t):=Z(F(~x(t);y(t));~
~
(t))
とおく. さらに の定義により, 任意の Z(F(x;y);)2 U D に対して Z(x;y;) 2 U が必ず存在することから, それを,
(Z(F(~x(t);y(t));~
~
(t))):=Z(x(t);y(t);(t))
とおく. このとき と の合成写像 Æ を :=Æ とおくと,
(t) := (Æ)(t)=((t))
= (Z(F(~x(t);y(t));~
~
(t)))
= Z(x(t);y(t);(t))
となる. ここで は単射で は全単射であることから, その合成写像 は単射となり,
: R 1
[0;1] ! U ; one toone
2 2
t 7 ! (t)=Z(x(t);y(t);(t))
が成り立つ. このとき, 写像 による M の U への像 (M)を,
: UD ! U
M 7 ! M:=(M)
とおくと Mは 写像 =Æ と 写像 の定義によって,
M = (M)
= f((t))2U jt2[0;1]g
= f(t)2U j t 2[0;1]g
となる. ここで は単射であることから, Mは一意に定まることとなる.
以上のことから, 任意の に対して:=Æ とおくと, その によって一意に定まるU での線状ロボット AB の移動 Mが必ず存在することとなる.
[II]U における線状ロボットAB の移動を任意に1つ固定するため, その移動を生成する 単射写像として, 以下を満たす写像
: R 1
[0;1] ! U ; one to one
2 2
t 7 ! (t)=Z(x(t);y(t);(t))
を任意に1つ選び固定する. さらに,この単射写像によって任意に1つ固定されるの 像 M すなわち,U における線状ロボットAB の移動M を,
ここで の定義により, 任意の t 2[0;1]に対して Z(x;y;)2U が必ず存在することか ら, それを,
(t):=Z(~x (t);y(t);~
~
(t))
とおく. さらに 1 の定義により,任意の Z(x;y;)2U に対して Z(F(x;y);) 2UD が必ず存在することから, それを,
Z(F(x(t);y(t));(t)):=
1
(Z(~x(t);y(t);~
~
(t)))
とおく. このとき, と 1 の合成写像 1Æを := 1Æとおくと,
(t) := ( 1
Æ)(t) = 1
((t))
=
1
(Z(~x(t);y(t);~
~
(t)))
= Z(F(x(t);y(t));(t))
となる. また は単射で 1 は全単射であることから, その合成写像 は単射となり,
: R 1
[0;1] ! U D ; one toone
2 2
t 7 ! (t)=Z(F(x(t);y(t));(t))
となる. このとき, 写像 1 による M の UD への像 1(M) を,
1
: U ! U D
M 7 ! M :=
1
(M)
とおくと M は 写像= 1Æと 写像 1 の定義によって,
M =
1
(M)
= f
1
((t))2U Djt2[0;1]g
= f(t)2U Djt2[0;1]g
となる. ここで は単射であることから, M は一意に定まることとなる.
以上のことから,任意の に対して:= 1Æとおくと,その によって一意に定ま る U D での線状ロボット AB の移動M が必ず存在することとなる.
よって [I],[II] により補題が成り立つ.
証明終り.