2.1 施設整備基本方針
市では、本件施設における施設整備の基本方針を以下のとおり定めている。本件施設の設計・
建設業務の履行においては、本件事業の特性である設計・建設業務と運営・維持管理業務を一体 として事業者で計画する特徴を活かし、より効果的に以下の基本方針を実現できるよう配慮する こと。
(1)循環型社会の形成に資するため、積極的に資源の有効利用が図れる施設とする (2)環境保全・公害防止対策に万全の措置を講じた施設とする
(3)ごみを安全に安定的に確実に処理する施設とする (4)透明化を図り住民から信頼される施設とする
(5)財政支出を可能な限り低減し、経済性に優れた施設とする
2.2 その他工事との調整
事業予定地では、既存破砕選別処理施設の移設、東京電力株式会社による既存特別高圧線の切 り替え工事、取合点以降の雨水排水路(二重川第三右支川)改修工事が予定されている。これら の工事に際しては、工程等に配慮するとともに市に協力し、別途工事業者と調整を行うものとす る。このほかに別途工事が発生した場合においても同様とする。
2.3 全体配置計画
2.3.1 本件施設の配置・動線
敷地内の配置計画例は「添付資料 2 配置動線図(標準案)」に示すとおりとする。施設配 置、動線計画は建設事業者の提案によるものとするが、配置に係る基本的な条件は次に示す とおりとする。
(1)粗大ごみ処理施設工場棟は高効率ごみ発電施設工場棟と合棟とする。
(2)職員用駐車場のレイアウトは提案とする。
(3)点検、検査、補修等、運営・維持管理に必要な現場事務所、駐車場等のスペースは提案 とする。
(4)既存北部清掃工場跡地は、高効率ごみ発電施設の更新用の敷地として利用するため、指 定する多目的広場を除き可能な限り空地を確保した計画とする。
(5)車両の入口については、既存北部清掃工場出入口とする。
(6)車両の出口は、船橋市光風みどり園北側とする。
(7)船橋市光風みどり園南側構内道路は、本件施設関連車両(余熱利用施設の利用及び見学 者の一般車両を含む)を通行させないこと。ただし、見学用バスのみ可とする。
(8)工場棟のランプウェイの設置の要否は提案によるものとするが、一般持込車等の安全に 配慮したものとする。
(9)工場棟は、維持管理用車両や薬品運搬車の通行のため、周回できる道路を設ける。施設 周回道路の幅員は一方通行(一車線)の場合を 6mとし、対面通行(二車線)は 8mを基 本とする。ランプウェイ方式の場合は一方通行(一車線)の場合を 7m(内寸)とし、対 面通行(二車線)は 10m(内寸)とする。
(10)ごみ収集車や搬出車両等の作業動線と、見学者の動線を区別し、交差しないようにする。
(11)高効率ごみ発電施設及び粗大ごみ処理施設の建設工事期間中は、既存北部清掃工場が稼 動しているため、配置・動線計画や仮設計画等に配慮を要する。
(12)本件施設の稼動後、既存北部清掃工場は本件事業にて解体するため、配慮を要する。
(13)本件施設の南東側には、余熱利用施設を本件事業にて建設する予定であるため、配慮を
要する。
(14)敷地内で待車する搬入車を収容できるように、ごみ計量機、ごみ投入扉等の渋滞が見込 まれる場所は、十分な数量や待車する場所を確保する。なお、その他薬品、資源物等の搬 出入車両台数についても、考慮するものとする。
(15)洗車場は、高効率ごみ発電施設との合棟を提案とする(ただし、プラットホーム上の設 置を除く)。洗車場の配置は、動線の効率性及び臭気対策等を考慮のうえ、提案するもの とする。別棟の場合は、三面張り屋根付き洗車場を標準とする。パッカー車を同時に 6 台以上洗車可能のスペースとし、洗車終了時の臭気対策を講じたものとする。洗車は、高 圧洗浄機にて、パッカー車及びダンプ車の内部及び車両足元まわりを洗浄する。
(16)見学者車両は出来るだけ入口に近い場所で、その他の車両との動線を分けることにより 安全を確保する。
(17)搬入車両等の動線は原則として右回りとする。
(18)作業環境の保全に配慮し、粗大ごみの受入及び破砕場所は原則としてプラットホームと 分け、粗大ごみ受入貯留ヤードとする。
(19)景観保全、騒音・臭気対策のため、飛灰処理物や資源物等の搬出口、洗車場は船橋市光 風みどり園側を避ける。
(20)搬入、搬出車両の走行距離はできる限り短くする。
(21)煙突は、独立煙突を基本とし、設置場所は提案とする。建築基準法上の手続き及び構造 基準の満足できる場合は建屋一体の提案も可とする。
(22)洗車待ち時等に収集車作業員が待機できる待機車両待合室を設置する。設置場所は再度 洗車場に周回できる位置を条件に提案とする。
(23)敷地や施設外周には植栽を行う。
2.3.2 計量手続き、荷下ろし作業
(1)計量手続き及び荷下ろし作業に係る条件は以下のとおりとする。
ア 市民による直接搬入の可燃ごみは、無料であるため、個別計量せずにアームロール車 荷台に一定量貯留し、直営車、許可業者と同様に計量機にて計量する。また、計量は1 日1回以上行い、日報レベルでの搬入量を把握する。
イ 事業者による直接搬入の可燃ごみは、有料であるため、個別に計量する。
ウ 市民及び事業者による直接搬入の粗大ごみは、有料であるため、個別に計量する。
エ 市民がごみを混載してきた場合は、粗大ごみのみを個別に計量し、可燃ごみは個別計 量せずにアームロール車にて計量する。
オ 事業者の直接搬入は、可燃ごみ、粗大ごみ共通の料金体系とする。なお、混載の場合 の可燃ごみは少量であるため、粗大ごみとして計量し、アームロール車荷台に貯留する。
事業者用アームロール車荷台は計量せずにピット投入する。
カ 市民、事業者による直接搬入車両(事業者の可燃ごみのみの搬入車を除く)は動線上 の安全性が確保された場所にて荷下ろしを行う。
キ 未登録車の持込申込、手数料の収受は管理棟または計量棟にて行う。いずれの棟で手 数料の収受を行うかは、効率的な配置動線に基づき提案するものとする。
ク 持込申込車が待車する駐車スペースについては、待車の必要な車両と必要のない車両 のそれぞれが安全に走行できるように、配置及び必要な広さを確保する。
(2)市の標準案における直営及び委託、許可業者以外の車両の計量及び荷下ろし場所は、以 下のとおりとしているが、より効率的で円滑な計量手続き、荷下ろし方法がある場合には 提案を可とする。
表 2-28 計量及び荷下ろし場所(標準案)
対象物
搬入者 多量(6割)※1 少量(4割)※1 多量(6割)※1 少量(4割)※1
料金 無料 有料 有料 粗大のみ有料 粗大のみ有料
計量 都度計量なし 計量機 小型計量機 計量機 小型計量機
荷下ろし 粗大プラットホーム※2 粗大プラットホーム 粗大プラットホーム 粗大プラットホーム 粗大プラットホーム
※1 カッコ内の割合は搬入台数における概ねの割合を示す。
※2 機密書類の処分等を例外として高効率プラットホーム(ダンピングボックス)にて荷下ろしする。(年間数台程度)
対象物 搬入者
料金 有料
計量 計量機※2 荷下ろし 高効率プラットホーム
※1 カッコ内の割合は搬入台数における概ねの割合を示す。
※2 登録は10社程度であり、搬入台数の約1割程度。
事業者
可燃ごみ
可燃ごみ
粗大ごみのみ(2割)※1
市民
粗大ごみのみ(1割)※1 計量機 粗大プラットホーム
粗大・可燃の混載(9割)※1 粗大・可燃の混載(8割)※1 粗大ごみ
粗大ごみ
有料 計量機 粗大プラットホーム 有料
(3)搬入から退出の手続きは、登録車と未登録車のそれぞれにおいて、以下のとおりとする。
ア 登録車
(ア)直営、委託、許可収集車
搬入→計量ポスト→計量→レシート受け取り→搬入物荷下ろし→退出
(イ)資源物等搬出車(鉄、アルミ、灰等)
搬出物積込み→計量ポスト→計量→レシート受け取り→退出 イ 未登録車
(ア)一般持込車(可燃ごみのみ、市民)
搬入→持込申込→搬入物荷下ろし(アームロール車)→退出
(イ)一般持込車(粗大ごみのみ、市民多量)
搬入→持込申込→計量(計量機)→搬入物荷下ろし→計量(計量機)→手数料支払 い→領収証受け取り→退出
(ウ)一般持込車(粗大ごみのみ、市民少量)
搬入→持込申込→搬入物荷下ろし→計量(小型計量機)→手数料支払い→領収証受 け取り→退出
(エ)一般持込車(混載、市民多量)
搬入→持込申込→計量(計量機)→粗大荷下ろし→計量(計量機)→可燃荷下ろし
(アームロール車)→手数料支払い(粗大分)→領収証受け取り→退出
(オ)一般持込車(混載、市民少量)
搬入→持込申込→粗大荷下ろし→計量(小型計量機)→可燃荷下ろし(アームロー ル車)→手数料支払い(粗大分)→領収証受け取り→退出
(カ)一般持込車(可燃ごみのみ、事業者)
搬入→持込申込→計量(計量機)→搬入物荷下ろし(ダンピングボックス)→計量
(計量機)→手数料支払い→領収証受け取り→退出
(キ)一般持込車(粗大ごみのみ、事業者)
搬入→持込申込→計量(計量機)→搬入物荷下ろし→計量(計量機)→手数料支払 い→領収証受け取り→退出
(ク)一般持込車(混載、事業者)
搬入→持込申込→計量(計量機)→搬入物荷下ろし→計量(計量機)→手数料支払 い→領収証受け取り→退出