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N=468 )

図表

3

16

出身市町村への

U

ターン希望

高校時代までの地元企業の認知程度別

【出身県外居住者】

戻りたい やや戻りたい あまり戻りたくない 戻りたくない

25.2%

19.6%

16.4%

15.8%

12.6%

11.1%

11.0%

9.3%

7.1%

6.8%

5.5%

0.4%

51.6%

0% 20% 40% 60%

希望者への仕事情報の提供 転居費用の支援 無料職業紹介 公営住宅、定住住宅、家賃補助等 子育て支援 空き家・空き地情報の提供 自治体の相談窓口 宅地分譲・住宅建築への助成 起業支援 移住体験 農林漁業への就業支援 その他 支援の希望は特にない

図 表3 - 1 7 U タ ー ン す る た め に 希 望 す る 行 政 支 援 ( 複 数 回 答 )

【 出 身 県 外 居 住 者 の う ち U タ ー ン 希 望 者 】 N = 9 1 5

3

U

タ ー ン 移 動 の 評 価

本 章 の 最 後 に 、

U

タ ー ン 移 動 は ど う 評 価 で き る か を 、

U

タ ー ン 者 の 仕 事 ・ 生 活 の 変 化 を み る こ と で 検 討 し た い 。 ま ず 、

U

タ ー ン 者 に お け る 仕 事 面 の 変 化 を み よ う16( 図 表

3

18

)。「 収 入 」 に つ い て は 「 減 っ た 」(

52.3%

) が 多 く 、「 増 え た 」(

23.8%

) を 大 き く 上

16 こ こ で は 、 転 職 を 機 と し て 出 身 県 に Uタ ー ン し た 者 の み が 集 計 対 象 と な っ て い る 。 新 卒 で のU タ ー ン 就 職 者 は 、Uタ ー ン 前 の 仕 事 情 報 が な い こ と 、仕 事 を 辞 め た 出 身 県Uタ ー ン 者 で はUタ ー ン 後 の 仕 事 情 報 が な く 、 転 職 を 機 と し た 出 身 県Uタ ー ン 者 し か 、Uタ ー ン 前 後 の 仕 事 に 関 す る 情 報 を 得 ら れ な い か ら で あ る 。

23.8  27.7 

31.9  36.2 

23.8  29.8  21.3 

37.4 

52.3  42.6  46.8 

26.4 

0% 20% 40% 60% 80% 100%

収入

労働時間

通勤の負担

仕事全般の満足度

増えた 変わらない 減った

26.4  37.0 

53.6  47.7 

53.2  24.3 

38.7  44.3 

34.9  30.6 

33.2  26.8 

29.8  57.4 

40.0  34.0 

38.7  32.3 

13.2  25.5 

17.0  18.3  21.3  21.7 

0% 20% 40% 60% 80% 100%

家計のゆとり 精神的なゆとり 居住スペース 余暇の時間 家族で夕飯を食べる頻度 近所付き合い 睡眠時間 生活面の満足度

増えた 変わらない 減った

図 表3 - 1 8 U タ ー ン に よ る 仕 事 面 の 変 化

【 転 職 U タ ー ン 者 】 N = 2 3 5

図 表3 - 1 9 U タ ー ン に よ る 生 活 面 の 変 化

【 転 職 U タ ー ン 者 】 N = 2 3 5

% % %

% % %

% % %

%

% % %

% % %

% % %

% % %

% % %

% % %

% % %

% % %

% %

回 る 。 こ れ に 対 し 、「 労 働 時 間 」 や 「 通 勤 の 負 担 」 に つ い て も 、「 減 っ た 」 割 合 が 最 も 高 い 。 そ し て 、「 仕 事 全 般 の 満 足 度 」 で は 、「 変 わ ら な い 」(

37.4%

) の 割 合 が 最 も 高 い も の の 、「 増 え た 」(

36.2%

) が 「 減 っ た 」(

26.4%

) を 上 回 っ て い る 。

次 に 、

U

タ ー ン に 伴 う 生 活 面 の 変 化 を み よ う17( 図 表

3

19

)。「 家 計 の ゆ と り 」に つ い て は 、「 減 っ た 」(

38.7%

) が 多 い 。 こ れ は 先 の 収 入 変 化 と 整 合 す る 結 果 で あ る 。 一 方 で 、

「 居 住 ス ペ ー ス 」「 家 族 で 夕 飯 を 食 べ る 頻 度 」「 余 暇 の 時 間 」 な ど で は 、「 増 え た 」 が 約 半 数 を 占 め る 。「 精 神 的 な ゆ と り 」 や 「 睡 眠 時 間 」 も 「 増 え た 」 割 合 が

4

割 弱 に の ぼ る 。 そ し て 、「 生 活 面 の 満 足 度 」 は 、「 増 え た 」 が

44.3%

と 大 き な 割 合 を 占 め て い る 。

変 化 の 傾 向 を よ り 明 確 に 示 す た め に 、「 増 え た 」 と 「 減 っ た 」 の 差 を と り 、 デ ィ フ ュ ー ジ ョ ン ・ イ ン デ ッ ク ス (

D.I.

と 表 記 ) を 求 め た18( 図 表

3

20

)。 こ れ を み る と 、 仕 事 面 の 変 化 で は 「 収 入 」「 労 働 時 間 」「 通 勤 の 負 担 」 が 全 て マ イ ナ ス で あ り 、 仕 事 全 般 の 満 足 度 は や や プ ラ ス と な っ て い る 。つ ま り 、

U

タ ー ン に 伴 っ て 収 入 は 減 っ た 人 が 多 い も の の 、 時 間 面 の 負 担 も 低 下 し 、仕 事 全 般 の 満 足 度 は 低 下 し な い 。生 活 面 を み る と 、「 家 計 の ゆ と

17 調 査 に お い て 本 設 問 の 対 象 は 出 身 県 Uタ ー ン 者 全 員 と な っ て い る が 、 本 図 表 で は 、 転 職 Uタ ー ン 者 の み を 集 計 対 象 と し た 。 同 一 の 対 象 者 に つ い て 、 仕 事 面 の 変 化 と 並 べ て 検 討 す る た め で あ る 。

18 図表320の各数値は、図表318319の各項目における「増えた」割合から「減った」割合を差し引いたもの である。

‐40

‐30

‐20

‐10 0 10 20 30 40 50

%

仕事面の変化 生活面の変化

図 表3 - 2 0 U タ ー ン に よ る 変 化 ( D . I . )

【 転 職 U タ ー ン 者 】 N = 2 3 5

り 」は や や マ イ ナ ス で あ る も の の 、「 居 住 ス ペ ー ス 」「 家 族 で 夕 飯 を 食 べ る 頻 度 」「 余 暇 の 時 間 」「 睡 眠 時 間 」 が 大 き く プ ラ ス で あ り 、「 生 活 面 の 満 足 度 」 は プ ラ ス に な っ て い る 。 つ ま り 、 収 入 低 下 に 伴 っ て 家 計 の ゆ と り は 減 る 場 合 が ま ま あ る も の の 、 居 住 ス ペ ー ス の 増 加 は も と よ り 、 仕 事 時 間 面 の 負 担 低 下 か ら 家 庭 生 活 の 時 間 が 充 実 し 、 生 活 の 質 が 向 上 し て い る こ と が 、 調 査 結 果 か ら う か が え る 。

4

節 小 括

本 章 で は 、地 方 出 身 者 の

U

タ ー ン 移 動 に つ い て 調 査 結 果 を 示 し た 。地 方 出 身 者 の

U

タ ー ン は 、 就 職 ・ 学 校 卒 業 の タ イ ミ ン グ (

22

歳 時 中 心 ) で 実 家 に 戻 る 移 動 が 主 と な っ て い る 。た だ 、新 卒 就 職 の タ イ ミ ン グ を 過 ぎ て も 、

20

代 は 離 転 職 や 結 婚 を 機 と し た

U

タ ー ン が 少 な く な い 。

出 身 市 町 村 へ

U

タ ー ン す る ( で き る ) か ど う か に は 、 出 身 市 町 村 の 位 置 づ け に よ る 違 い が 関 係 す る 。 つ ま り 、 同 じ 地 方 圏 で も 大 都 市 部 の 出 身 者 ほ ど 出 身 市 町 村 に 戻 る ( 戻 れ る ) が 、 都 市 部 か ら 離 れ た 地 域 の 出 身 者 で は 、 出 身 県 に 戻 る 場 合 で も 、 県 内 大 都 市 部 へ の

J

タ ー ン と な り や す い 。

U

タ ー ン に 伴 う 生 活 面 の 気 が か り と し て は 「 交 通 の 利 便 性 」「 娯 楽 の 少 な さ 」 な ど が 、

仕 事 面 の 気 が か り と し て は 「 求 人 の 少 な さ 」「 収 入 低 下 」「 希 望 に か な う 仕 事 が 見 つ か ら な い 」と い っ た 点 が 挙 げ ら れ る 。特 に 女 性 で は 、

U

タ ー ン に 際 し て「 求 人 の 少 な さ 」「 希 望 に か な う 仕 事 が 見 つ か ら な い 」 と い う 気 が か り が 男 性 に 比 べ て 多 い 。

就 職 や 転 職 を 機 と し た

U

タ ー ン で は 、 行 政 支 援 の 活 用 も 多 い 。

U

タ ー ン 就 職 で は 、 そ う で な い 場 合 と 比 べ て 、 就 職 活 動 に お い て 公 的 就 職 支 援 機 関 ( ハ ロ ー ワ ー ク 、 ジ ョ ブ カ フ ェ 等 ) の 活 用 が 多 い 。 ま た 、 転 職 を 機 と し た

U

タ ー ン 者 で も 、「 ハ ロ ー ワ ー ク の 相 談 窓 口 」「 ハ ロ ー ワ ー ク の イ ン タ ー ネ ッ ト 求 人 情 報 」 な ど が 多 く 活 用 さ れ て い る 。

な お 、 出 身 県 外 に 居 住 し て い る 者 に つ い て も 、「 出 身 地 に 戻 り た い 」 と い う

U

タ ー ン 希 望 が 少 な く な い 。 特 に 、

20

代 を 中 心 と し た 若 年 期 の 者 (

35

歳 未 満 の 者 ) に お い て

U

タ ー ン 希 望 が 多 く 、 潜 在 的 な 支 援 ニ ー ズ の 所 在 を 示 し て い る と い え る 。 ま た 、 出 身 地 に 愛 着 が あ る 者 、 出 身 地 を 離 れ る 前 に 地 元 企 業 を よ く 知 っ て い た 者 ほ ど 、

U

タ ー ン 希 望 が 強 い 。 そ し て 、

U

タ ー ン す る た め の 行 政 支 援 と し て は 、「 仕 事 情 報 の 提 供 」「 転 居 費 用 の 支 援 」「 無 料 職 業 紹 介 」 な ど が 希 望 さ れ て い る 。

転 職 を と も な う

U

タ ー ン 者 に お け る 仕 事 面 ・ 生 活 面 の 変 化 を み る と 、

U

タ ー ン は 収 入 低 下 を 伴 う 場 合 が 少 な く な い が 、 労 働 時 間 や 通 勤 の 負 担 な ど も 同 時 に 低 下 し 、 家 族 で 夕 飯 を 食 べ る 頻 度 、 余 暇 の 時 間 や 睡 眠 時 間 も 増 加 し 、 生 活 の 質 向 上 を も た ら す 可 能 性 が う か が え た 。

次 章 で は 、 大 都 市 出 身 者 の 地 方 移 住 (

I

タ ー ン ) に つ い て 、 調 査 結 果 を 示 し た い 。

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