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児童生徒質問紙調査の結果からみた生活実態及び特徴

ドキュメント内 資料 教育委員会の会議 | 佐久市ホームページ (ページ 115-118)

全国学力学習状況調査における児童生徒質問紙調査の結果から、特に全国平均と比較して特徴が見ら れる「自尊意識について」「自己表現力について」の2点について、また、教科に関する調査(テスト 形式)とのクロス集計で見たときに大きな相関関係が見られる「電子メディアとの接触状況」について 考察し、各校の取り組みの一助としたいと考えました。

(1)自尊意識について

自尊意識とは、自分の長所も短所も含めて、「私はこれでいい」「これで十分幸せだ」と思える気持ち、

自分のことをかけがえのない大切な存在だと思える感情です。自尊意識が高ければ、積極的な行動や社交 的な対話を行いやすくなり、一般に社会適応が良くなって課題を達成できる確率も高くなってくるといわ れています。佐久市の小学校の2009年の調査結果では、「自分には良いところがある」と答えていた児童 の割合が、全国平均と比較して大きく下回っていました。佐久市の小学校では、この結果を受け、認め励 まし、自信を持って自らを高めていこうとする意欲や態度の育成に重点を置いて取り組んできました。2014 年の調査では、この状況がかなり改善されていると言えますが、「どちらかというと当てはまらない」「当 てはまらない」と回答している子どもが24.4(全体の約4分の1)いることから、今後も自尊意識の向上 に向けた取り組みを続けていく必要があります。

一方、佐久市の中学校の2009年の調査では、全国平均よりも自尊意識が高い傾向が見られていたものの、

2014年では2009年と比べて低くなり、全国と比べても下回る結果となっています。自尊意識の低下は、 方面でいじめ・不登校問題との関連も指摘されており、具体的な対応が必要な状況です。中学校の発達段 階では、校内の種々の活動等の中で「孤立感を感じる」生徒が見られることがあります。集団活動の中で 個に応じた役割を設定することにより,所属意識(自己有用感)を高めていくことも大切です。

35 32.8 32.3 24.9

41.1 43.2 42.3 46

16.7 17.7 18.2 22.6

7 6.4 7.1 6.4

2014年全国 2014年佐久 2009年全国 2009年佐久

小学校 「自分には良いところがある」

当てはまる どちらかというと当てはまる どちらかというと当てはまらない 当てはまらない

24.3 17.7

18.8 21

42.8 43.8

42.4 41.5

23.3 29 27.7 25.5

9.4 9.5 10.9 11.6

2014年全国 2014年佐久 2009年全国 2009年佐久

中学校 「自分には良いところがある」

当てはまる どちらかというと当てはまる どちらかというと当てはまらない 当てはまらない

22

(2)自己表現力について(2014 調査結果)

自己表現力とは自分が思っていること、感じていることを的確に相手、周囲の人に伝える力です。自己 表現力を単に「表現する力」として捉えず、児童生徒が自分で考え,自分の考えを持ち,自分で判断して、

それを自分の言葉等で表現する力と捉えることが大切です。質問紙調査の「友達に伝えたいことをうまく 伝えることができますか」とは、ごく近しい人に伝えることを想定しての問いであり、そして「友達の前 で自分の考えや意見を発表することは得意ですか」とは、ある程度の人数の人の前で発表することを想定 しての問いと考えられます。市内小学生は、ごく近しい人には伝えたいことをうまく(含:どちらかといえ ば)伝えられる児童の割合が高いものの、人前ではそれを得意としていない傾向が見られます。また、市内 中学生は、ごく近しい人に伝えたいことをうまく(含:どちらかといえば)伝える生徒の割合が全国と比較 してほぼ同等でありながら、人前ではそれを得意としていない傾向が強く見られます。発表するには裏付 けに基づいた自分の考えを持っている必要があります。なお、質問紙調査と教科に関する調査(テスト形式) とのクロス集計の結果では、「自己表現力が高いほど平均正答率が高い」傾向が見られます。これは、単に 表現する力を伸ばせばよいのではなく、自分で考えて、判断して、それを自分の表現方法で伝えるという 総合的な力としての捉えをして、その力を伸ばしていく必要があります。

19.3 14.9

30.2 31.4

34.2 38.9

16.2 14.9

佐久市

当てはまる どちらかといえば当てはまる どちらかというと当てはまらない 当てはまらない

小学校 友達の前で自分の考えや意見を発表することは得意ですか

27.3 30.1

47.5 45.9

20.6 20.8

4.6 3.0

佐久市

当てはまる どちらかといえば当てはまる どちらかというと当てはまらない 当てはまらない

小学校 友達に伝えたいことをうまく伝えることができますか

15.7 8.4

32.9 27.2

36.2 45.7

15.2 18.7

佐久市

当てはまる どちらかといえば当てはまる どちらかというと当てはまらない 当てはまらない

中学校 友達の前で自分の考えや意見を発表することは得意ですか

22.3 21.1

48.0 49.9

24.7 25.5

4.9 3.2

佐久市

当てはまる どちらかといえば当てはまる どちらかというと当てはまらない 当てはまらない

中学校 友達に伝えたいことをうまく伝えることができますか

23

(3) 電子メディアとの接触について

佐久市内の小中学校の2014年児童生徒質問紙調査における「電子メディアとの接触状況」と教科に 関する調査(テスト形式)とのクロス集計の結果をグラフに表すと以下のようになります。(グラフ中の

“3~4時間”とは“3時間以上4時間未満”を表す。)

電子メディアとの接触時間に注目し、佐久市内の小中学生の状況をみると、全国平均と比べて短い傾 向にあり、電子メディアへの依存度は全国と比べて低い傾向にありますが、教科に関する調査(テスト形 )とのクロス集計の結果をみると、明らかな相関関係が見られます。ゲームをする時間や、スマホ等で インターネットをする時間が長いほど各教科AB共に正答率が低くなる傾向があります。4時間以上接 触する児童生徒と、1時間未満(“全くしない”を含む)の児童生徒との正答率の差はおよそ20~30%

の間であり、特に4時間以上接触している児童生徒の正答率は他と比べて極端に低い傾向があることか ら、電子メディアへの依存度が、正答率の結果にも大きな連関を示していることがわかります。市内の 小中学校が独自にアンケート調査等を実施して把握した状況によりますと、小中学生のゲームへの依存、

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)への依存が大きい傾向が見られます。この依存傾向は、

学力の低下を招くだけでなく、生活習慣の乱れや、ネットトラブルにつながる例も多く、家庭や地域と の連携も大切にしながら早急に対応策を講じていく必要があります。

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

国語A 国語B 算数A 算数B

4時間以上 3~4時間 2~3時間 1~2時間 0~1時間

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

国語A 国語B 数学A 数学B

4時間以上 3~4時間 2~3時間 1~2時間 0~1時間

1日あたりどれくらいゲーム(

)をしますか。

小学校 中学校

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

国語A 国語B 算数A 算数B

4時間以上 3~4時間 2~3時間 1~2時間 0~1時間

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

国語A 国語B 数学A 数学B

4時間以上 3~4時間 2~3時間 1~2時間 0~1時間

1日あたりどれくらいスマホ等でインターネットをしますか。(

)

小学校 中学校

24

筋力 = 握力+上体起こし 敏捷性 = 50m走+反復横跳び 柔軟性 = 長座体前屈 持久力 = 持久走+シャトルラン

筋パワー= 立ち幅跳び+ボール投げ

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