• 検索結果がありません。

備えるべき受信機機能

ドキュメント内 < 余白 > - 2 - (ページ 39-47)

8 受信機仕様

8.1 受信機仕様( ARIB フェーズ0運用仕様)

8.1.3 備えるべき受信機機能

8.1.3.1 ハイブリッドキャストアプリケーションエンジン

詳細は本運用規定8.1.4節に記載する。また、アプリケーションエンジン上で同時に動作するハイ ブリッドキャストアプリケーション数は1と規定する。

受信機の制約(録画処理など)によりハイブリッドキャストアプリケーションが利用できない場 合は、視聴者にメッセージ等でその旨を提示することが望ましい。提示の仕方は実装依存とする。

8.1.3.2 通信機能

受信機内のいくつかのモジュールが外部の機器とデータ交換するために、その通信機能を提供し なければならない。必要な通信のためのデバイスやプロトコルを下記に示す。

8.1.3.2.1 通信インタフェース

受信機はTCP/IP通信が可能な通信インタフェースを具備しなければならない。通信インタフェー

スの実装は受信機端末依存とするが、50Mbps以上の最大速度を持つ、IEEE 802.3規格または

IEEE802.11系列のインタフェースを装備することが望ましい。

8.1.3.2.2 通信プロトコルスタック

以下に列挙したプロトコルスタックを具備する必要がある。記載以外のプロトコル実装について は本運用規定では規定しない。なお本書8.1.4.1節も参照すること。

アプリケーション層 DNS (RFC1034, RFC1035)

HTTP/HTTPS(RFC2616, RFC1945) TLS/SSL(RFC2246)

セッション層 DHCP (RFC2131)

トランスポート層 TCP (RFC793), UDP(RFC768) ネットワーク層 IPv4 (RFC791), ICMP (RFC792)

8.1.3.2.3 アプリケーション取得

ハイブリッドキャストアプリケーションエンジンによるアプリケーション取得に関して、受信機 が備えるべき伝送プロトコルはIPTVFJ STD-0010「8.1 アプリケーションの伝送」記載の通りであ る。また、本運用規定ではアプリケーションのパッケージングを行わないため、同「8.1.2 アプリ ケーションの伝送方法」記載のアプリケーション伝送方法に関しては、「HTMLファイルとHTML ファイルから参照されるリソースをファイル単位で取得」のみサポートする。

8.1.3.2.4 ハイブリッドキャストアプリケーションが授受するデータ通信プロトコル

ハイブリッドキャストアプリケーションがサーバー相手に授受するデータの伝送プロトコルにつ いては、IPTVFJ STD-0010「8.2 アプリケーションとサーバー間のデータ伝送プロトコル」記載の 通りである。

また受信機と連携端末、各々の上で動作するハイブリッドキャストアプリケーションどうしがデ ータ交換したり、受信機で動作するハイブリッドキャストアプリケーションが連携端末で動作す るコンパニオンアプリケーションと通信したりするためのプロトコルについては、本運用規定で は規定しない。しかしながら、授受タイミングなど別に定められる技術要求基準がある場合につ いては、それを満たす必要がある。

8.1.3.3 放送受信機能

IPTVFJ STD-0010「11.4 放送受信」記載の機能を搭載すること。ただし、放送映像とVODが受信

機上で同時提示困難、もしくは同時デマルチプレクス困難な商品企画の場合、VOD受信再生を優 先し、放送の受信や提示を中断してもよい(IPTVFJ STD-0010「Appendix C.4 放送マネージドアプ リケーションにおけるVOD再生シナリオ」による)。放送映像とVODとの同時提示が困難である ものの、VOD提示中に放送信号のデマルチプレクスと内容解釈が可能である場合は、緊急警報放 送に対応できることが望ましい。

ハイブリッドキャストアプリケーションからの指示により、IPTVFJ STD-0011「2.12.3 提示例:全 画面放送映像上に各要素を表示」および「2.12.4 提示例:L字表示」の提示例に準じた放送映像

提示位置や大きさの変更ができること。ただしもっとも小さい映像表示の大きさを最大表示画面 に対して縦横それぞれ1/16のピクセル数で構成される矩形とする。小数点以下の値が発生する場 合は切り捨てにするのが望ましい。これより小さい値で指定された映像は表示しなくてもよい。

前記映像表示指定条件は満たすものの商品企画により指示通りの提示ができない場合は、ハイブ リッドキャストアプリケーションで指示された提示領域を超えない範囲でもっとも近い提示を行 うことで代替してもよい。例えば、特定アスペクト比以外の表示に対応しない受信機や、表示ピ クセル数が特定数の倍数指定を要求する受信機の場合が考えられる。この場合ハイブリッドキャ ストアプリケーション映像オブジェクト指定の領域内で、映像近似領域提示の結果発生する無描 画領域の表現方法は本運用規定では規定しないが、表示した映像の視聴を妨げることのない配色 など提示方法に留意すること。

放送映像とプレーンの関係について、放送マネージドアプリケーションに於いて放送信号からデ マルチプレクスされた放送映像はアプリケーションエンジンによって管理される。一方字幕や文 字スーパー表示などはアプリケーションエンジンによって合成された提示内容に関係なく、放送 映像がアプリケーションエンジンプレーン全面に提示されている場合と等価な位置・サイズにて、

アプリケーションエンジン提示面より手前に表示する。アプリケーションエンジン提示面より前 面に表示されるべき情報は、ARIB TR-B15 第一部 第二編「5.15.1 各種表示の優先順位」に規定 される字幕・文字スーパー・自動表示メッセージ・エラーメッセージであり、それらの間の表示 優先順位についてもその規程に準ずる。本書8.1.3.7節も参照のこと。

8.1.3.4 BMLブラウザ

BMLブラウザを搭載すること。さらにIPTVFJ STD-0010「Appendix A.1 BML拡張関数」記載の BML拡張関数をサポートすること。なお、本運用規定の運用モデルの性質上、

startAITControlledApp()関数の引数は全て必須とする。いずれかの引数が省略されている場合は戻

り値NaN(失敗)を返し、アプリケーションエンジンを起動しない。さらにBMLブラウザは

startAITControlledApp()関数で指定されたAITが配置されているサーバーへアクセスしてXML形

式AITファイルを取得し、ハイブリッドキャストアプリケーションエンジンを起動する。このと き、取得したAITファイル情報を適切にハイブリッドキャストアプリケーションへ渡すこと。ま た、BMLブラウザプロセスについてはハイブリッドキャストアプリケーションエンジンプロセス と排他動作させてもよい。(付録 図B-1ならびに図B-2)

8.1.3.5 データ保存手段

本運用規定では、ハイブリッドキャストアプリケーションが管理するデータを読み込みあるいは 書き込みできる受信機内保存領域としてNVRAMを置く。このNVRAM領域は受信機BMLブラ ウザと共用利用し、ハイブリッドキャスト/BML双方のアプリケーション間で等価に利用できな ければならない。利用のためのAPI仕様はIPTVFJ STD-0011「3.1.13.2.1. NVRAMへのアクセス」

に記載されており、記載通りの動作が求められる。

8.1.3.6 リソース解釈/処理機能 8.1.3.6.1 映像符号

映像符号についてはIPTVFJ STD-0002「6.1.1. 映像」規定に準じた符号を解釈して正しく処理でき ること。ただし、同「6.1.1.4. 3D映像の運用詳細」記載の3D映像に関しては本運用ではサポート しない。

8.1.3.6.2 音声符号

音声符号についてはIPTVFJ STD-0002「6.1.2. 音声」規定に準じた符号を解釈して正しく処理でき ること。また内蔵音声としてBML音源との共有を行う。ハイブリッドキャストアプリケーション からの音声の再生方法については本書6.1.4.3節に規定する。

8.1.3.6.3 VOD

VOD受信について、IPTVFJ STD-0011「2.23 VOD」に従うが、受信機としてビデオのフォーマッ

トはIPTVFJ STD-0002「6.2.3. タイムスタンプ付TS」規定に準じたTTSであり、これを解釈して

正しく処理できること。また、同「第5章 再生制御メタファイル」記載の再生制御メタファイル を解釈して正しく処理できること。DRMについては本書8.1.3.9節を参照のこと。

8.1.3.6.4 静止画

本書8.1.4.4.1節を参照のこと。

8.1.3.7 画面表示制御

ハイブリッドキャストアプリケーション動作中のプレーンの重ね合わせ順については、奥からア プリケーションエンジン面、放送の字幕・文字スーパー面とする(図 8-8-3)。なお、本節の説明に おいて字幕・文字スーパー面とは、自動表示メッセージ・エラーメッセージの表示面も含むもの とする。受信機ユーザーインタフェース表示面については本運用規定では規定しないが、典型的 な例としては最も手前の提示が考えられる。本書8.1.3.3節の通り、放送映像信号についてはデマ ルチプレクスされたのち、映像についてはアプリケーションエンジンが管理し、字幕・文字スー パー面は前記の通り、映像とは別の処理系で提示される。アプリケーションエンジン面は、受信 機に放送映像のみ全面提示させる場合の表示領域と等価な領域に提示させる。

BMLブラウザ動作時の重ね合わせ順についてはARIB STD-B24 第一編 第1部 「第7章 提示処 理」の規定に従う。

アプリケーションエンジン 字幕・文字スーパー

α 1-α

α

図 8-3 ハイブリッドキャストアプリケーション動作中のプレーン提示概念図

8.1.3.8 ユーザーインタフェース

本節ではハイブリッドキャストアプリケーションを制御するために必要なユーザーインタフェー スを規定する。

8.1.3.8.1 リモートコントローラ

IPTVFJ STD-0011「3.1.14.4. キーコード」記載のキーコードをマッピングさせたキーを、いわゆる

リモコン上に用意すること。リモコンの実現形態は本運用規定では規定しないが、キーを示すシ ルクプリント等の提示形態について表 8.1記載の意味を想起させる方法で実装することが望まし い。当該キーが入力された場合は、アプリケーションエンジンが要求するグループのキーであれ ばキー入力情報を伝達しなければならない(IPTVFJ STD-0011「3.1.14.5. キーグループ」)。また、

キーグループが設定されていない群に属するキーはアプリケーションエンジンに伝達しない。な お、下記コードはオプションとして実装を必須としない。

 VK_PAGE_UP

 VK_PAGE_DOWN

 VK_TAB

 VK_PLAY_PAUSE

 VK_PLAY

 VK_PAUSE

 VK_STOP

 VK_FAST_FWD

 VK_REWIND

ドキュメント内 < 余白 > - 2 - (ページ 39-47)

関連したドキュメント