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付録

年 出来事

1601 イギリスで最初の保険法が制定された。商品と船のカバーに関するこの法律が、近代保険の起源である。

1666 ロンドン大火において都市環境での火災の破壊力が明らかになったのを機に、起業家の Nicholas Barbon 氏は、火災損害を受けた家屋を修復する事業を起こした。

1684 イングランドの共済組合(Friendly Society)の参加者が、火災による損害をカバーするために相互保 険会社を設立した。

1688 ロイズ(Lloyd’s of London)の前身であるエドワード・ロイズ・コーヒー店が、航海のための保険を 探す船主達の中心的な会合場所となった。

1696 Hand in Hand Mutual Fire Company が設立された。現在も事業を継続している保険会社としては世界 最古の Aviva 社はこの会社に起源を持つ。

1710 Charles Povey 氏が、現在でも設立当時の社名で営業している保険会社としては最古である Sun 社を設 立した。同社は Royal & Sun Alliance Group の前身である。

1735 米国で最初の保険会社である The Friendly Society 社が、サウスカロライナ州のチャールストンに設立 された。この相互保険会社は 1740 年に廃業した。

1752 現在も事業を継続している保険会社としては米国最古の The Philadelphia Contributionship for the Insurance Houses from Loss by Fire 社が設立された。

1759 米国で最初の生命保険会社である Presbyterian Ministers Fund 社が設立された。

1762 世界で最古の生命保険相互会社である Equitable Life Assurance Society がイギリスに設立された。 

1776 米国で最初の海上保険会社である Charleston Insurance Company と South Carolina Insurance Company の 2 社が、サウスカロライナ州に設立された。

1779 ロイズが、初めての統一的な海上保険証券を開発した。

1792 米国初の株式会社形態の保険会社である Insurance Company of North America が設立された。

1813 Eagle Fire Insurance Company of New York は、Union Insurance Company のすべての保険リスクを 受再した。これが米国で最初の火災再保険契約とされている。

1849 ニューヨーク州で、米国初の保険法が可決された。

1850 Franklin Health Assurance Company of Massachusetts が最初の傷害・健康保険を発売した。

1851 ニューハンプシャー州が、米国で初めて、保険を規制するための公式な機関を創設した。

1861 南北戦争中に生命保険会社の引受による、最初の戦争リスク保険証券が発行された。

1866 ニューヨーク市で National Board of Fire Underwriters が設立され、保険料率標準化の動きが始まった。

最初のボイラ保険会社である Hartford Steam Boiler Inspection and Insurance Company が、コネティ カット州ハートフォードに設立された。

1873 マサチューセッツ州議会は、最初の標準火災保険を採択した。

1878 Fidelity and Casualty Company of New York が身元保証と保証の取扱いを開始した。

1885 使用者賠償責任保険が導入された。これが初めて販売された賠償責任保険である。

1890 特定の疾病による就業不能に給付金を支払う、初めての保険が提供された。

1894 National Board of Fire Underwriters は、電気器具が火災安全基準に確実に適合するよう調査と試験を 行う、Underwriters’ Laboratories を設立した。

保険小史

付録

年 出来事

1898 Travelers Insurance Company が、米国で最初の自動車保険を販売した。

1899 ニューヨーク市で、米国初の自動車による歩行者の死亡事故が発生した。

1910 ニューヨーク州が米国で最初の労働者災害補償法を可決したが、後に違憲とされた。

1911 ウィスコンシン州が、恒久法としては米国で初めての労働者災害補償法を制定した。

1912 ロイズが航空保険を開発した。

1925 マサチューセッツ州が、最初の強制自動車保険法を可決した。

コネティカット州が、最初の自動車賠償資力法を可決した。

1938 連邦農産物保険法により、最初の連邦農産物保険プログラムが誕生した。

1945 マッカラン・ファーガーソン法(McCarran-Ferguson Act〔Public Law 15〕)が制定された。同法は、

保険事業に対して連邦反トラスト法の限定的な適用除外を認め、保険業界に対する州の規制が連邦法 に優先することを保証した。

1947 ニューヨーク州は、自動車保険会社の支払不能をカバーするために、自動車賠償責任保証基金を設立 した。この組織は、破綻した保険会社の支払保険金を負担するためにすべての州で保険会社によって 設立される、州の支払保証基金の前身である。

1950 住宅所有者向けのパッケージ保険が、初めて発売された。

1960 ボストン市の都市圏において保険の入手が困難という問題を解決するために、ボストン・プランが設立 された。

1968 ハイリスク地域においても財物保険の入手が可能となるよう、州が運営する FAIR プラン(Fair Access to Insurance Requirements Plans)が初めて創設された。

全米洪水保険法が成立し、連邦洪水保険制度が創設された。同制度により、洪水削減プログラムに参 加する地域の不動産所有者は、洪水損害に対する保険を購入することが可能となった。

1971 マサチューセッツ州が、厳密な意味でのノーフォールト自動車保険プランを作った初めての州となった。

1974 ハワイ州が、皆保険に近い健康保険制度を創設する法律を制定した最初の州となる。

1981 1981 年連邦リスク保有法(Federal Risk Retention Act of 1981)が制定された。同法はグループによ るリスク保有(risk retention groups)などの、伝統的保険とは異なる保険メカニズムの成長を促した。

イリノイ州議会が、イリノイ保険取引所を創設した。これは、個々のブローカーやリスク負担者の協同 の取組として単一の市場で運営されており、その仕組みはロイズに類似している。

1985 Mission Insurance Group が破綻した。これによって、1つの損害保険会社の倒産に対する州の支払保 証基金の支払いとしては、当時、最大の支払いが発生した。1980 年代における、本件およびその他の 破綻を契機として、州はより厳しいソルベンシー規制を行うようになった。

モンタナ州が、保険料率設定における性差別を禁じた最初の州となった。

1992 欧州連合の第 3 次損害保険指令が発効し、欧州単一保険市場が確立された。

1996 フロリダ州で、ハリケーン災害関係の免責を別個に提供することを保険者に義務付ける規則が制定され る。これにより、ハリケーン関係の免責額は一定の金額から、損害額の一定割合へと移行していく。

異常災害リスクのカバーを資本市場で調達する手法、CAT ボンドが導入される。

1997 保険、銀行、証券といった金融サービス取引の障壁を取り除く世界貿易機関(WTO)の協定に、米国 と他の 100 ヶ国あまりが署名した。

保険小史

付録

年 出来事

1998 Travelers は、インターネットで自動車保険を販売した世界初の保険会社となった。

1999 金融制度改革法(Gramm-Leach-Bliley 法)が制定され、保険会社、銀行、証券会社が、金融持株会 社組織のもとに系列化することが認められた。

2001 ニューヨーク市の世界貿易センタービルとワシントン D.C. の国防総省に対するテロ攻撃により、約 400 億ドルの付保損害額が発生した。

ニューヨーク州が、運転中手に持って携帯電話使用を禁止する最初の州となった。

2002 テロリズムリスク保険法成立。テロリズムによる保険損失に対して連邦政府が暫定的補償を提供。

2003 連邦最高裁、懲罰的損害賠償金に上限を設ける画期的判決。State Farm 対 Campbell において、懲罰 的損害賠償金は一般に補償的損害賠償金の 9 倍までとする下級審判決を追認、2004 年に確定。

2004 ニューヨーク州(検事総長エリオット・スピッツァー氏)をはじめ数州で、保険業界の販売・会計慣行 に対する調査が開始される。

2005 Citigroup は 2002 年の損害保険業務の会社分割に続き、Travellers life insurance 社を売却した。これ により 1999 年 Gramm-Leach-Bliley 法制定の契機となった合意は解消された。

連邦クラス・アクション公正法成立。これにより集団訴訟の大半が連邦裁判所で審理されることとなり、

防御費用の削減のほか、賠償を認める評決および賠償額の減少も予想される。

ハリケーン・カトリーナを含む一連のハリケーンがメキシコ湾沿岸地域に襲来し、2005 年は史上最悪 のハリケーン多発の年となった。

2006 マサチューセッツ州が、州民皆健康保険制度を法制化し、全州をカバーする健康保険取引所を設立。

議会が、テロリズムリスク保険法を 2007 年 12 月まで延長。2002 年に成立した同法は、2005 年末ま での時限立法であった。2007 年に再度延長。

2007 ワシントン州が、運転中の携帯メールを禁止する最初の州となった。

議会がテロリズムリスク保険法を 2014 年末まで延長した。

2008 連邦準備銀行は、保険・金融サービスの巨大グループ American International Group(AIG)の株式 の 79%を取得した。株式は 850 億ドルの融資との交換であったが、その後、融資は増額および条件変 更された。

金融業界を安定させるための「不良資産救済プログラム」が創設された。連邦の規制を受ける銀行ま たは貯蓄銀行を傘下に持つ保険会社も参加資格を有する。

2010 オバマ大統領、医療保険改革法 (Patiant Protection and Affordable Care Act) に署名。これは、米国 民ほぼ全員に対し、健康保険加入を義務付けるもの。

大統領、金融サービス業界の規制を一新する画期的法律である金融規制改革法―ドッド・フランク法 (Dodd-Frank Wall Street Reform and Consumer Protection Act)に署名。この法律に基づき、州によ る保険規制を維持しつつも、連邦保険局(FIO)が設立された。同局は保険業界につき、議会および 大統領に報告する機関。

2011 オバマ大統領は、2010 年ドッド・フランク法に基づき設立された金融安定監督協議会に、前ケンタッキー 州保険庁長官 Roy Woodall 氏を投票権を持つ委員として任命、上院はこれを確認。Woodall 氏の任命は、

保険に詳しい人物を同協議会に配するため。

財務長官は、2010 年ドッド・フランク法に基づき設立された連邦保険局の初代長官に前イリノイ州保 険庁長官 Michael McRaith 氏を任命。McRaith 氏は金融安定監督協議会に投票権を持たないアドバイ ザーとして加わる。

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