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(補償金の支払い)

第16条 本協会は、賃借人である留学生が賃貸人に対して負担する債務のうち、次 に掲げるものが履行されないことによって保証人が損害を被った場合、保証人から の申請に基づき、補償金を支払う。

⑴ 家賃もしくは賃料及び共益費(以下「家賃等」という。)の支払い

⑵ 借用戸室等の修理又は原状回復費用の支払い

(補償金を支払わない場合)

第17条 次に掲げる損害に対しては、補償金を支払わない。

⑴ 賃借人である留学生が賃貸人に対して負担する債務とは認められない次に掲げ る損害

ア 光熱水料 イ 町内会費

ウ その他、賃貸人が賃借人に代わって支払う義務のない債務の履行による損害

⑵ 保証人、賃貸人又はこれらの者の代理人の故意又は重大な過失によって生じた 損害

⑶ 家賃等の公正妥当でない値上げ、環境悪化、賃貸人の義務不履行等に起因して 賃貸人と賃借人との間に争いがある場合に生じた不履行に基づく損害

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⑷ 補償期間の開始時に家賃等の支払いの履行遅滞が生じていた賃借人にかかる損 害。ただし、第12条第2項に規定する補償期間の継続において、協力校が相当の 注意を払ったにもかかわらず損害を認識できなかった時は、この限りではない。

⑸ 補償期間が開始してもなお、賃貸借契約書が作成されていない場合、又は賃貸 借契約の保証人が確定していない場合

⑹ 賃貸借契約締結後に、賃貸人、連帯保証人及び協力校の同意を得ることなく賃 借人の変更又は転貸借契約をした場合

⑺ 留補償の申込み時に、留学生、保証人、又はこれらの代理人に詐欺行為があっ た場合

(補償金の申請)

第18条 保証人は、原則として次の各号の事情の発生を知った時から30日以内に、

別に定める申請書類を本協会に提出し、補償金を申請するものとする。

⑴ 補償金の支払対象となる債務不履行によって、賃貸人が、当該賃貸借契約を解 除し、かつ、補償期間中に留学生に当該賃貸借物件の明け渡しを完了させた時

⑵ 賃貸借契約が前号の事由によらないで終了し、補償期間中に留学生が賃貸借物 件の明け渡しを完了した場合において、補償金の支払対象となる債務の履行遅滞 が相当期間に及ぶ等の理由から、保証人がその取立てを困難であると認めた時 2 本条及び第19条並びに第23条に定める手続きは、本協会が指定する、電磁的に

表示、記録する方式により行うものとする。

(補償金支払の時期)

第19条 本協会は、保証人より前項の書類を受理し、審査の結果正当と認めた場合、

その旨を文書で通知し、2か月以内に保証人に補償金を支払うこととする。

(補償金の限度)

第20条 本協会は、学校等に在籍する留学生の保証人補償基金の支払対象となる事 故について、補償期間中、1契約につき1回に限り、30万円を上限として、保証人 に補償金を支払うものとする。

2 前項にかかわらず、補償金の支払限度額は、保証人補償基金積立資産の範囲内と する。

(求償権の譲渡)

第21条 保証人が補償金を受領した場合、保証した留学生に対する補償金相当額の 債権は、本協会に譲渡されたものとする。

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(他の保険契約等がある場合の補償金)

第22条 保証人が、他に重複する保険契約等を締結している場合において、それぞ れの契約がないものとして算出した支払責任額の合計額が損害額を超過する場合、

本協会は次のいずれかに定める額を補償金として支払うものとする。

⑴ 他の保険契約等から保険金等が支払われていない場合 第20条に定める補償金

⑵ 他の保険契約等から保険金等が支払われた場合

損害額から、他の保険契約等から支払われた保険金等の合計額を差し引いた残 額。ただし、第20条に定める額を上限とする。

(審査及び決定)

第23条 本協会は、補償金申請書について速やかに審査の上、支払いの可否を決定 するものとする。

2 審査のため、特に必要と認められる場合、補償金申請者又は関係者に、必要な 書類の提出、もしくは説明を求めることができるものとする。なお、正当な理由 なく協力が得られない場合、補償金の支払いは行わないものとする。

3 審査の結果、申請を却下する場合、理由を付してその旨を補償金申請者に、文 書で通知するものとする。

(不服の申し出)

第24条 補償金申請者が審査の結果に不服のある場合、異議申し立てを文書で、補 償金の支払日または前条第3項の通知書の到着した日から30日以内に、理事長に申 し出るものとする。

(再審査)

第25条 本協会は、異議申し立てがあった時は、外部の有識者を含む補償審査委員 会を設置し、再審査を行うものとする。

(補償金の返還)

第26条 本協会は、補償金の支払いに関し、申請原因に虚偽の事実があったとき及び 申請又は受領に不正の事実があった時は、補償金の支払いは行わない。既に支払っ た補償金については、その全額の返還を求めることができる。

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